ないすねーみんぐ!
こんにちは〜、昼前にいとこが来てお腹いっぱいになっているLalapaiでございます(╹◡╹)
今日で連続投稿も最終日、お楽しみください!
どうしようか。疲れたから寝ようと思ったけれどいろいろとまずい。
「おい貴様!我をほってもう寝ようと言うのか!」
久しぶりの親との会話でツッコミ疲れていると言うのにこのアホ王女は寝かしてくれない。
「ここでの名前を決めるのだろ?早く起きるのじゃ!」
寝れないのは馬鹿王女がうるさいからである。否、未成熟王女の服がエロいからである。前のめりになって俺を起こそうとするちっぱい王女の服の隙間から横乳がちらりちらりと。
「あーどうしよう王女さんよ。持ち上げてくれないと起きれないかも。。。さぁもっと近寄って…」
さぁもうちょっと、もうちょっとだ!服よ。開国したまえ、そしてその間から俺に輝く頂上を見せておくれ!!
「持ち上げればいいのだな?」
持ち上がるわけないだろ馬鹿めっ!無念に胸を晒すんだな!胸だけにな!
「え?」
なんで離れたんだ?それじゃ胸が見えな…俺を持ち上げられないぞ??
「我は全てなり!万物よ我の命を聞け!、、、」
おいおいなんか始まったよ?もしかして魔法かなんかの詠唱か??
「ドラゴニオン血術、、、」
詠唱か、、、やばい予感がしてきた…
「風噴火!!」
皆様は寝ている状態で上昇した事があるでしょうか。腰からぐわっと持ち上がる感覚。そして天井が迫ってくる感覚。
「ぐわっっっつ!!」
「おぉぉぉぉお!使えたぞ?!どうだ?!」
「何してくれんだアホ馬鹿!」
「起こせと言うからだろ!?」
「だとしても加減ってもんがあるだろうが!」
「コントロールが出来ないんだ!もっと強くするつもりだったのに…」
「なんで強くしようとしたんだ!このアホがっ!」
やっぱり本来の力は使えないのか。使えていたら…天井で、、、やめよう。
「お陰で俺の、俺のファーストキスが天井じゃねぇか!!まだ床にもした事がなかったのに…あ、鼻血出てきた、、、」
「天井に発情したのか?」
「違うわっ!!」
こんなのがこれから続くのか。いつ死ぬか時間の問題かもしれない。今まで楽しかったなぁ…母さん父さんありがとう。先に旅立つ私を許してください。そうだ後で遺書書いとこ。
「で、なんだったっけ?」
あー鼻血なんていつぶりだろう。鼻に詰めるティッシュってこんなに邪魔だっけか?
「我の名前を決めるのだろ!体だけでなく記憶も飛んだのか?!」
「あーそー言えば。」
名前を決めるって言われてもなぁ。親になるまでそんな機会ないと思ってた…
「王女たる我に相応しいものにするがよいぞ!」
とは言えだ。適当に山田花子でも良いんだがそれだと流石に可哀想っていうか怪しさマックスだよな〜。せめて名前くらいはこだわってやりたいな。
「そうだアホ馬鹿王女」
「良い加減その呼ばれ方は不快だ!人間めがー!で、なんだ??」
「貴女様はどーやって呼ばれていたんですかー?」
「そりゃもうお嬢だ女神だなんだと呼ばれておったわっ!」
だとは思ってたけど女神は流石におかしいだろ…
「それはいいとして親しい人とかからはなんて呼ばれてるんだ?」
「それはー。。。テ、ィナ。ティナかな…」
なんだよその顔。なんでそんな見た事ないような悲しい顔をするんだ??まぁ向こうにもそれなりの事情があるの、か、、??…はぁ仕方ないな。
「ならお前はこれから稚那だ。」
「えっ?」
「稚那だったらティナにも似てるし、、、流石にそそのままはこの国じゃ目立つし。。。いいだろ?」
「うむっ!人間の貴様のくせにいいネーミングセンスしておるわっ!」
ふぅ。なんとか気に入ってもらえてよかった。けど…まだこれから知る必要があるな。
「我が名は稚那!うぉぉお!いい響きだ!」
どんなに気に入ってんだよ。まぁ何よりだな。問題は苗字だなぁ
「我は稚那!おぉぉおどれもいい響きだー!これなら何か出せそうだ!」
「おいおいおい馬鹿馬鹿馬鹿っ!」
やばいぞやばいぞー!このままじゃ俺だけじゃなく家までも吹き飛ぶかもしれない!
「我が名は稚那!最強の血統にして最強の加護を持つ者っ!、、、」
「観自在菩薩行信般若波羅蜜多時、、、」
「轟けっ!弾けろ!ドラゴニオン血術、破滅の波!!」
目を閉じたにもかかわらず目の前は真っ白になった。なんだこの白さ。そして何も感じない。死んだのか?その光がどんどん消えていく。
「…って、、、あれ?」
「あやっ?」
これは夢か??でも今見えるのはさっきまでと変わらない景色と不思議そうにしている稚那がいた。
「で、出なかったぁぁぁぁあ!出ると思ったのにぃぃぃぃぃい!」
「え?という事は不発か!?よかった…」
はぁ。危うく家が吹き飛ぶ所だった。この先もずっとこんな日々が続きそうな気がする…今のうちに極楽に行けるよう般若心経を完璧に覚えるか。。。
「って言うかなんの魔法だったんだ?ルインウエーブ、、だったか?」
ルインは確か破滅だったか?んでウエーブは波だろ?破滅の波か…
「ルインウエーブはだなぁざっくり言うと半径1キロが我から放たれる破滅の波によって全てが消し炭になる魔法だ」
「は、半径1キロ!?」
「中級の魔法だからなぁ」
「それで中級なのかよっ!」
そんなチートみたいな魔法があっていいのか?てか、そんな王女相手に人間軍が戦ってたのか…
「と言っても中級以上はあまり使わないのだがな!今回は命名記念で、と思ったのにのぉ…」
「記念で周囲を消滅させるな!」
やっぱり感性が違いすぎて困る。
「ここまで魔法が使えないのは想定外だった。ならば使える魔法で祝福しようではないか!」
おいおいおいもう嫌だ…
「ドラゴニオン血術、風噴火!!」
こうして俺はまた天井に向かって打ち付けられたのであった。
「このアホ馬鹿王女がぁぁぁぁあ!」
ちなみに苗字は憎みを込めたアホ馬鹿より阿呆鹿となったとかなっていないとか…
「我が名は阿呆鹿 稚那!ぉぉぉぉお!!なんて輝かしいんだっ!!」
ちゃんと気に入ってるみたいです。
読んでくださりありがとうございます!
感想やブクマ登録をしていただけると大喜びで酸性雨をアルカリ性で中和しに行きます(╹◡╹)
次回からの投稿は不定期ですがストックが結構溜まって来ていますので定期更新できるよう頑張ります!!
P.S.
作者的に1番嬉しいのは感想をくれる事。批判的な感想は作者によって傷つきはしますが私は全然タフでございますので是非ボロカスに言ってやってください。ドMじゃないです…