ちゃんとみて?
こんにちは〜!
今日も午後から頑張っていきましょう(╹◡╹)
「おいどう言うことなんだ??」
「ん?何かした??」
「下着だよ下着!なんで下着が入ってんだって聞いてんの!」
服田らみの店で服だけを買ったはずだったのだが服田らみの下着が手紙を添えられた状態で服と一緒に買い物袋に入っていたのだ。かくして電話でお問い合わせをしているのである。
「それは稚那ちゃんだったかしら、あの子の為に私からあげたの。」
「確かに下着は買わないととは思ってたけど…」
そうだったなぁ。下着買うという難所が残ってた。男が連れてる女の下着を買うってどういう罰ゲームだよ…
「やっぱりそうだったのね」
「は?何が分かったんだよ」
「手紙ちゃんと読んでないの?」
「手紙?あぁ、ちょっと待って」
確かにまだなんか書いてあった気が。下着の事実に驚きすぎて見落としていたな、、、なになに??
“P.S.
大希と稚那ちゃんはいとこじゃないのは内緒にしてあげる。
え??ということは…バレてるぅぅぅう!?
「え、、えっと…その根拠は??」
落ち着け落ち着け。まだ完全にバレたわけではない。どうせ見た目だけで思ったに違いない…
「見れば分かるでしょ?」
ほれ見たことか。やっぱり見た目だったか。
「ああ、稚那のあれはコスプレだよ、ハハハ。」
「大希は人にツノと尻尾が生えていておかしいと思わないの?」
「え?ツノと尻尾??」
うん。ツノと尻尾はドラゴニオンとかと言っているからあって当然だろ。。。あって当然、あって当然??、、、あっ
「また折り入って話すっ!!」
プッ……
「はいっ。稚那さん集合!!」
「うぬ??ムシャムシャ…」
あいつまた勝手に俺のお菓子をむさぼりやがって…
「早くこいっ!」
「せっかく我が食事を嗜んでおると言うのに」
「後でたらふく食わしてやるから」
「ほう?!なら何ようだ??」
いうてもうストックが少ないんだけどな…
「話があるんだ」
「なるほど。端的に申したまえ。我も忙しいのなだから」
忙しいってどうせ食べる事だろ。ほら嬉しそうに尻尾振ってやがるよ…ってやっぱり付いてやがったか。それにツノも
「一応聞きたいんだが、その尻尾とツノはなんなんだ?」
「なんなんだとはなんだ。我にはこの逞しい尻尾もツノももとよりついとっただろうが」
「そうだよな…」
なんで俺はこんな事を見落としてたんだっ…!ちょっと振り返ってみよう。。。
まずあいつと出会った。その時はコスプレだと認識したが故にあまり気には留めなかった。
次は本当に異世界から転移されたと知った時だ。待てよ、おそらく俺はこの辺りから勘違いしていたんだ。デフォルトがあの格好で認識してしまったが故に、しかも俺らの学校の校則がゆるいから緑色の髪や目の色を軽率に見たせいで…学校の校則に尻尾とツノが禁止とか書いときゃ気づいていたのに…!
「何を1人で葛藤しているのだ人間。このましゅまろという美味しき物が喉に詰まったのか??」
このままじゃまずい。俺は学校で目立ちたくねーんだ。いとこじゃなく血の繋がってない人とひとつ屋根の下、なんなら別の世界から来た人間と一つ屋根の下なんて他に知られたらまずすぎるっ!バーベキューで最後の一個のマシュマロをおねだりしてもらっておいて割り箸に刺して火であぶってたら溶けすぎて落ちた時くらいまずい状況だよぉぉぉぉお!!
「おーい人間、困り事なのかぁ〜?」
そーいやーこのアホ馬鹿王女、鱗を見えなく出来ていたよな…もしかしたら尻尾とツノも!?
「何もないのなら新しい服に着替えるぞー?」
よし!そーと決まれば即実行だ。
「これはどーやって着るのだ?。。。」
「ちょっと待った!」
二つの理由でな。一つ目は、これから尻尾とツノを人間の体にカモフラージュして貰うわけだから当然魔法だのなんだのを使うのだろう。そのため最悪魔法によっては新しく買った服がおじゃんかつ更に恐れているのはこの家がドカンッ!。二つ目は、、、ここで脱がれると俺の理性が持たんからなっ!
「んうぁ?生きておったのか」
「あぁ起死回生の案を思いついたところだ」
「ん?何か良い考えがあるのか?申してみよ」
ふんっ。よくぞ聞いてくれた。ってかマジでノリがいいな、アホ馬鹿王女は…まぁ結果的に助かるんだけどな。その為にはちょっと誘い方も工夫してみるか。
「俺はお前の本気が知りたいんだ。」
「ほお?我の本気を知りたいのだなー?いいだろいいだろう。我、デイラール・ティナ・ドラゴニオンもとい、阿保鹿 稚那の本気を見せてやろうではないかっ!!」
「お〜っとここじゃお前の本気は測るに足りんな。んーそーだな、魔法実験場に行こうではないか!」
「魔法実験場??!!なんだか良き響きじゃのぉぉぉぉお!!」
「よしそうと決まれば行くぞ!!」
「「魔法実験場へ!!」」
。。。ちょろ
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