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お調子者には天罰をっ!  作者: 蒼空 玲
第1話 笑い者のマリオネット
5/11

女性の沸点ってわからないよね


「おっ、おかえり〜」


家に帰るとクソ天使ことメタトロンが寛いでいた。おい、なに人の家のソファで優雅に座ってやがる。

…て俺こいつに養われてたわ。くそ、何も言い返せない。


「前から思ってたけど君、僕のことクソ天使とか思ってるでしょ?」


すごい、良くわかったな。


「だって顔に出てるよ」

「そうか。今後は気をつける」


嘘じゃないさ。これからは顔に出ないように思うことにしよう。


とりあえず、俺も向かい側のソファに座ることにした。それに合わせてサラがキッチンからお茶を持って来てくれた。さすがだ、気がきく。


と思ったが、置くときドンっとあからさまにおきやがった…。嫌がらせか、てめぇ。

いい加減ひとこと言ってやろかとサラの方を見ると、そこには鬼がいた。


こわっ!なにその憎々しげな顔…。あとドス黒いオーラ出すのやめてっ‼︎


結局サラにはなにも言わず、数秒間睨まれ続けただけだった。そのままサラはキッチンへ戻っていく。

え、ヘタレ?いや、あれになにか言い返せる方がすげぇよ。


「えっ、なにあれ?何でまた怒ってるの?」

「さぁ?まだ君がだらしなかったことに怒ってるんじゃない?」


サラに聞こえないように聞いたが、こいつにもわからないらしい。つかえんな。


「彼女、あんまり怒らせない方がいいよ〜。僕だって怖いんだから」

「いや自分の部下だろ。人ごとみたいに言わないで」

「そうは言っても今回は君が悪いでしょ。浮浪者みたいだった、て言ってたよ?」


そこまでか。てか浮浪者は酷くないか?確かに髭とか髪とか、だんだん切りにいくのがめんどくさくなってはいたけどさ。


「それに部屋はゴミとかが散らかりすぎてて汚いし、臭いは下水並みに酷い臭いがしたとか」

「おい、それは言い過ぎだろ」


さすがに失礼じゃないか?


「もっと言ってたよ?」


…もういい、俺が悪いわ。これ以上は聞きたくない。


「…で本題は何だ」


無理やり話題を変えたが、クソ天使も察してくれたのか合わせてくれた。


「そうだった。あれ、サラ持って来てよ」


はい、と返事をしサラは手にあるものを持ってきた。


…えっ?それって…。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

本日はもう一話投稿する予定です。

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