その他3…自転車の怪
・自転車の怪
私が3番目の引っ越し先(千葉市の風呂なしアパート)に住み、集団ストーカーにいいようにいたぶられ、対策に頭を悩ましていた頃の話です。
隣室の6号室の住人(もちろん集団ストーカーの一員です)は、何人が入れ替わり立ち替わりしたのか分かりませんが、ある時期おじさんで固定されました。私が遅い引っ越しの挨拶で様子を探った時、出てきた人物です。
そしてまた、ある時期から6号室の前に自転車が置かれるようになりました。千葉市のアパートは2階建てで、外階段を上ると雨除けのついた廊下があります。その廊下には郵便受けや洗濯機を置けるようにスペースが作られていました。そこにママチャリが鎮座していたのです。6号室の住人の持ち物ということでしょう。結構急な外階段を上って持ってきたわけで、私はこれが街中でのつきまといに活用されるのだろうな、と思っていました。
さてある夜のこと。部屋で携帯電話のテレビ機能を使って番組を観ていた私は、靴音に気がつきます。何だと思って開けっ放しのドア(低いハンガーラックにカーテンをかけて一応の目隠しとしていました)へ近づくと、60代くらいの年配の老人が、入口の向こう側に立ってこちらを見ているではありませんか。
私に気づいた老人はオドオドし、6号室の自転車へ飛びつきます。そしてこちらをキョロキョロと振り返り、確認しながら、自転車と共に階段を駆け下りました。そしてもう後を見ずに、自転車に乗って走り去っていったのです。集団ストーカーが私の部屋に何らか細工をしようとして果たせず、逃げ出した――そんなところでしょうか。自転車は翌日にはまた6号室前に置かれていました。
後日、私は隣の住人に話しかけました。「得体の知れない老人が、あなたの自転車に勝手に乗って出かけて行きましたよ」と。
普通なら、「マジで? どこのどいつだ!」と怒る場面です。しかしその住人は、あろうことか「いや、俺知らない知らない」と手をひらひら振って、話を強引に終わらせたのです。明らかに不自然な対応は、もちろん老人も彼も同じ集団ストーカーの仲間であるからでした。それ以外考えようがない一件です。
やっぱり集団ストーカーは次元が違うな、私はそう思ったのでした。




