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私がとった対処法1

 私は集団ストーカーの様々な嫌がらせに、とにもかくにも警察署で相談しました。

 最初の幕張のアパートでは、真上の階からの罵倒や舌打ちに悩まされました。不動産会社に苦情の電話を入れたものの、『住民の方々はお静かに生活を』というチラシが各室に投函されたのみ。騒音はさっぱりやみません。

 そこで警察署の生活安全課にアドバイスをもらいに訪ねました。これといった手立てはなくしばらく様子見と結論づけて戻ると、うるさい音はピタリと絶えていました。またすぐ復活しましたが……

 次の1階吹き抜けで3階建ての船橋市のアパート(第2の引っ越し先)で集団ストーカーの存在を思い知らされた私は、また前とは管轄の違う別の警察署へ相談に行きました。何とかしてほしいと期待して。

 しかしながら、私が集団ストーカーがつきまとってきている、と話すと、応対の署員は私を待たせて席を立ち、代わりに保健所とやらの職員を寄越してきました。私が頭がおかしい人間だと判断し、まともに向き合うのをやめたわけです。これで私は、警察は何の役にも立たないと思い知らされました。保健所の職員――集団ストーカーくさかったのですが――が「我々はあなたの話を聞いて、できれば楽にしてあげられるかもしれない」などとほざくので、私は「来ても無意味でした」と吐き捨てて立ち去りました。

 警察は頼りになりません。庶民のために一番役立ってもらわなきゃならないのに……。それとも集団ストーカーの浸透力からいって、警察もまたグルかもしれません。その可能性は大いにあると言わざるを得ないでしょう。警察が相手では、人間一個人では歯が立つわけもありません。


 こういったわけで、私は集団ストーカーの嫌がらせに何とか対策していきました。数少ないバイト代から、20万円以上は使ったかと思います。これがなければ、色々好きなものが買えたのに……


・ドアノブのビニール掛け

 千葉市のアパート(第3の引っ越し先)で、家宅侵入されていることに気がついた私は(というか、だいぶ前からその疑いは抱いていました)、彼らを中に入れないようにはどうすれば良いかと考えました。

 鍵を変える? いや、意味がないでしょう。新しい合鍵を作られて終わりです。不動産屋も集団ストーカーの浸透を受けて協力関係にあることは、引っ越しするたびの先回りや謎の空室などから明らかです。鍵を変えるなど、ただでさえ少ない貯金を盛大に無駄遣いするだけです。

 そこで私は、このアパートの各室の鍵がドアノブに差し込む形になっていることに着目しました。ある時私は、ドアノブにスーパーやコンビニのビニール袋を覆い被せてガムテープでぐるぐる巻きに固定するようになりました。もちろん携帯電話で出来上がりを撮影することも忘れません。これで、部屋の中に入るにはビニールを破らねばならず、家宅侵入の痕跡が確実に残るようになります。帰宅時には携帯の写真と照合し、変化がないか確認してから家に入りました。

 これに意味があったのかどうかは分かりません。ただ今度は、室内のベッドの位置がずれている、という事態が生じました。私が在宅時も外出時も開けっ放しにしている窓から外を見下ろしますと、アパートの裏に何故か2階まで届きそうな長い脚立が横たわっています。

 窓から侵入されたかもしれない。あの脚立を使って……。私は100円ショップの防犯グッズでスライドストッパーを購入し、それを窓枠に貼り付けました。そして出かける際には窓を閉め、ストッパーを有効な状態にして(窓が開けられないようにして)から行くようになりました。

 私の外出は、こうして面倒臭くなりました。でも侵入されるよりはましだと、毎回手順を踏むのを忘れなかったのです。


・電撃・薬物ガス対策

 既に詳述したので軽く触れるだけにしますが、本当にお金がかかりました。

 電撃対策は発泡スチロールの長い板、ゴムのマット(高かった〜)、テーブルクロス、金網、ブルーシート。これらを背中に敷いたり壁にしたりして、ベッドの上に窮屈に仰向けになって、じっと耐え忍びました。

 薬物ガス対策はマスク、ドアと窓の開放、ポリバケツでした。後者は電磁波での呼吸圧迫で諦めざるを得ませんでしたが。

 船橋市の団地(実家)での失意の10年では、電撃・電磁波され放題で、とても働ける環境にはありませんでした。一体どんな人間が、「毎日一睡もせず仕事をこなす」ことができるのでしょうか。そんな奴がいたら会ってみたいものです。私は引きこもらざるを得ませんでした。

 薬物ガス対策としては、精々外出前夜に布団や毛布を頭から被り、くそ暑さに汗をダラダラ掻きながら、部屋の空気を吸わないようにするのが精一杯でした。室内を盗撮している集団ストーカーは、ここぞとばかりに電磁波で私の胸を圧迫してきて、私は我慢できずに顔を出すこと度々でした。これは現在も続いています。

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