テツヲ怒りの反撃
今日の主人公は、いつも数合わせに呼ばれる男、テツヲだ。彼はエースパイロットである。しかし上に嫌われているため、複葉機しか乗せてもらえない。しかも上からの命令で接待プレイしかさせてもらえない。
今日も彼は、数合わせのために呼ばれて、Ki-10(九五式戦闘機)に乗って空へ駆けてゆく。今回の戦場は、ジェット機が飛び交う戦場だ。
「また今日も、俺は狩られるだけなのか。いっつもいっつも接待プレイさせやがって。俺だってエースなんだから敵を撃墜したいなぁ。」テツヲはそう愚痴を言いながら空を飛ぶ。
テツヲは「たまには命令無視して敵を墜としてやる」そう決めた。そして彼は反撃を始める。ターゲットを品定めする、相手はジェットだ此方から追いつくのは不可能なのでこちらへ近づいてくる敵を選ぶ。ターゲットを、こちらへ向かってくるMe262 A-1aに定めて、攻撃を行う。
テツヲは「馬鹿な奴だ。わざわざこちらへ近づいてきてくれるとは。」そうつぶやく。
敵は右斜め上方から攻撃を仕掛けてくる。複葉機で30mmを喰らえば、一瞬で木っ端みじんになってしまう。テツヲは操縦桿を右斜め前へ押し込み敵の下側へ入り込み敵の放つ30㎜弾を全弾回避する。敵とすれ違う直前、全力で引き起こしをして敵の腹に向かって照準を定める。そしてすれ違いざまに、7.7mm機銃を撃ちこむ。数発が、燃料タンク及びエンジンに着弾し、穴を開け燃料に曳光弾が火をつけた。火災でダメージが大きくなり、機体が分解する。
プレーヤーは「経験値も少ないけどないよりはましだし、あのAIでも狙うか」そう言ってテツヲの乗るKi-10にターゲットを定め右下方へ降下して、30㎜をぶっ放す。その直後、機体が火を噴きプレーヤーは「うっわ!燃えた~~」と叫んで急降下する。「消えろ消えろ消えろ」そう願うがその願いもむなしくMe262は燃え尽きて空中分解した。
テツヲは「うぉっしゃ!!!エースパイロットの俺をなめんなよ!!」と叫び大喜びで、基地へと帰っていく。
意気揚々と基地に帰還すると、怒った司令官から「お前命令無視しやがって!!この馬鹿野郎!!お前は一か月間飛行禁止だ!!!」そう叱責される。こうしてテツヲは一か月間の飛行禁止処分となったのだった。
今回は、古参プレーヤーしか知らなさそうな、テツヲのお話です。