双子の弟に嫌われました。
「心はどうしてお姉ちゃんって呼んでくれないの?」
「小鳥は小鳥だから。たとえ僕の方が生まれてくるのが遅くても姉とか、関係ない。」
「へーんな心ちゃん。どんだけ言ったって聞いてくれないんだ。」
「小鳥の言うことは今もこれからも一生聞かない。」
「にゃにおー!」
「はは、噛んでる。」
私と心は常に一緒だった。異性の双子なのにどこに行くにも、寝るときも一緒。心は生涯、たとえお互い大人になって、結婚したとしてもこの関係は崩れることはないって思ってた。
けど、そう思ってたのは私だけだったみたいで、15歳中学3年生の冬。心が突然、家を出て行くと言い出した。困惑顔の母に渋い顔の父、そして1人ラーメンをすすり続ける私。余りの突然のことにラーメンの汁が顔中飛び散り、露骨に心に嫌な顔をされた。
…顔洗ってこよう。
これ以上ここに居るのもいけない気がして、そうっと椅子から立ち上がりリビングから出て行く。洗面器まで行ってバシャバシャと顔を洗ってると階段を上っていく足音が聞こえてきた。
きっと心だろう。結果はどうなったのか、どうして突然出て行くのか、聞きたいけど、勇気がいる。
最近の心怖いしなぁ…。
反抗期なのか、部屋も別々で学校に行くときも別々だとまさかのまさか嫌われてるのかなとか思って、私から話しかけることも出来ずに毎日が終わって行ってたし…。
…よし。うだうだしてても仕方がない。
心なりにきっと色々考えて決めたことなんだろう。姉の私が認めなくてどうするんだ!
心にちゃんとどうなったか聞きに行こう。
そしてこれを機に姉弟仲を改善させます。
覚悟を決め、2階へと繋がる階段を上る。今までなんともなしに上ってた階段なのに、今日は上るたびにギシギシなる階段に少しどきりとした。
心の部屋の前まできて、扉を軽めにノックする。
「…心?いる?」
まぁ、返事がないってことは分かってたけど!
分かってたけど、ちょっとこれはますますお姉ちゃん嫌い説が濃厚になってきましたね…。
でも、こんなことで挫けるものか!!
「あのね、心のことを全て口挟むつもりじゃないけど、何か悩んでることとかあったら教えて欲しいなぁ〜って…。」
へ、返事がない!というよりも、部屋から何も聞こえない!
心ちゃん、大丈夫ですかね?!
「ほ、ほら…。私たち一応姉弟だし。心にとってのお姉ちゃんは私だけな訳だしーーー」
何だか情けなくなってだんだん語尾が弱くなってきたとき、扉が開いた。心が出てきたと思うと、
リビングで見たときよりもかなり怒った表情でこっちを見ていた。
「小鳥は何も分かってない。」
「え?」
「俺が家を出て行くと言っても、なんとも無い顔で麺すすってるし。」
「…ご、ごめんよ。」
「今だって、何でこんな事言われてるかも分かって無いでしょう?」
「そ、それは…。」
「もういいけど。あのさ、俺がこの家を出て行く理由って、」
「小鳥の顔見たくないからだからだよ。」
パタンと閉じられた扉がこれ以上にないくらい拒絶されてる気がして、私はそうっと部屋に戻った。
それ以降、私は心とまともに会話をしていない。
***
「〜〜り!こーとーりー!」
「はっ!!」
「いつまで寝てるの?もう昼休み始まったじゃない…。」
「はるちゃん、おはよ〜。」
どうも、皆さん。小鳥です。
私ももう、高校2年になりました。
私を起こしてくれたこの美人ガールは斉藤 遥ちゃんです。
もてもてのふわふわです。実にけしからん。
「小鳥?どうしたの?早く行こうよ。」
「うん〜。」
それにしても久しぶりに懐かしい夢を見たなぁ。
小さいときの心が私を頑なに「お姉ちゃん」と呼んでくれない理由…。今でも分かんないままだけど。
もしかしたら、あの時から心の反抗期は始まっていたのか?
「あぁ〜…。嫌な夢だー。」
「どうしたの?」
「いやぁ〜、久しぶりに弟の夢を見ちゃって。」
「あぁ、小鳥の顔を見たくないって言って、出て行った弟くんね。」
「ちょっと第三者から言われるとぐさりとくるかも…。」
「いつまで気に病んでんの?これから弟くんが突然心入れ替えて、『お姉ちゃん、今までごめんね。』って言うとは思われないし。」
「そうだけど…。」
「そんな事だからいつまで経っても彼氏できないんでしょう?」
「はう!」
「まぁ、普通にしてたって恋愛という物に縁遠い小鳥に彼氏作れ!なんて言ったって無理に決まってるのは分かりきった事だから…いっちょ合コンしよう!」
「ええええ?!いきなりだな!」
「大丈夫大丈夫。私もいるし!それに今回、凄いイケメンがくるらしいよ!」
「そんなの別にいらーー「だめだめ!見とかなきゃ人生損するレベルだって!」
「どんだけかっこいいのそれ!」
「よし!じゃあ、今週の土曜日だね。」
「無視ですか?!」
私の意見はこれ以上聞かないとでも行ったように、はるちゃんが食堂に向かい走っていく。
でも、合コンか〜。合コンってどうやって決めたりしてんだろう。
行きたくないなぁ。
嫌だけど、もうはるちゃん聞いてくれないだろうしなぁ…
…よし、うどん食べて忘れるか。
***
「急げー!」
「む、むり…はるちゃん。もう…あ、きら、めよ。」
肩で息をしながらも、なんとか舌に言葉をのせる。はるちゃんは無言で首を振るだけで親指を立ては、また走り出した。
「ああああ、本当に行くのー?」
「当たり前でしょう!!まだ、間に合う!とにかく走れ!!」
もう2人とも制服のリボンは外し、腕をまくり、髪はくくりで女子高生らしからぬ格好だった。おまけに汗でぐたぐた。
皆さんお気づきでしょうが、今日はあの合コンの日です。ですが、色々とあり私達遅刻寸前です。
正直、私小鳥はもう帰りたいです。
はるちゃんみたいに運動神経も良くないので、へろへろだし、もう顔面ぐちゃぐちゃです。
「小鳥!着いたー!」
そうこうしているうちに着いたようです。
2人で軽く息を整え、カラオケ店へ入っていく。
「VIPの205…205」
そういや今日は何人来るんだろう?はるちゃんから何にも聞いてなかったな…
まさかの男子2人、女子2人だったら嫌だな〜
でも合コンでそれは無いかー、でももし2人2人だったらどうしよ?!
私絶対喋れないしな〜
「ことり!ここよここ!よし!準備はいい?遅れてるから、謝りながら入ろうね!」
「ま、待って…。」
はるちゃんが先頭をきって入っていった中ではもう既に盛り上がってて、数人の女の子の声も聞こえてくる。良かった私達の他に女の子いたわー
「ごめん!遅れました!学校の用事が立て込んでて…。」
「いいよ!いいよ!全然大丈夫だよ。ここに居る皆んなもさっき来たばっかだし!」
「本当ごめんね!」
「じゃあ早速、自己紹介から始めるかー!」
1番リーダーっぽい茶髪のツンツン頭の男の子がマイクを持って仕切りとり始める。その間に私たちは、コの部分の1番左端の席に座った。
正直、暑くて暑くて仕方が無い。
たまらず制服の胸元を掴んでパタパタしていると横からはるちゃんが小声で耳打ちしてきた。
「あそこの1番ドアの近くに居る黒髪の男の子いるでしょう?右目に泣きぼくろがあって、垂れ目の綺麗な子!あの子が噂のイケメンだよ!」
「…………。」
「想像してたよりもかっこいいわ!見てみ!あの男の子の隣の女の子のぼせ上がって頬っぺた真っ赤じゃん!あれは惚れたね〜。」
「…………。」
「でも絶対私たち以外のーーーってどうした?小鳥。黙り込んじゃって、あ、もしかして小鳥もお熱?!」
「や、やばい…どどどっど、どうしよはるちゃん!」
「え?どうしたの?小鳥ーーー」
「はーい!じゃあ次は斉藤ちゃん!自己紹介お願い〜!」
「あ、ああ…。」
やばいやばい。
はるちゃんの自己紹介が頭に入ってこない。
どうしよう?どうしよう。
ぐるぐると頭の中に困惑が渦巻いていく。
だって、だって、
あれ確実、心だよ!!!
あの泣きぼくろと垂れ目がちの目に、さらさらヘアーの黒髪美少年。
どうしよ、でも、運良くたぶん心は私に気づいていない。このまま存在を消せばーーー
「はい!じゃあ次斉藤ちゃんと遅れてきたポニーテールの女の子!」
「あ、は、はい!!」
どうしようーーーー!!!あああああ、もうどうにでもなれーーーー!!!
「えっと、はるちゃんと同じ高校に通っています。名前は小鳥と申します。ちなみに好きな食べ物は麺類です。よろしくお願いします。」
ストン。魂が抜けた…。
ちらりと横目で心の方を盗み見すると何ともない顔で知らんぷり。
ああ、良かった。そうだよね、あんだけ顔も見たくないとかまして出ていったぐらいだし、アウトオブ眼中だよね。
それでも、寿命が数十年縮まった気がする。
私ががくりとうなだれている間にとうとう心の番まできていた。
あ、やばい。私誰一人と自己紹介聞いてないよ。
「翔希と同じ高校の2年生。心です。」
至ってシンプルな自己紹介だった。
というよりも、やっぱり心だったかー。
ああああ、やっぱり来るんじゃなかった。
こうなったらとことん存在を消すしかない。今この場所だと、心と私の距離は1番遠い席だし、隣ははるちゃんだから男の子と気を使って喋る必要もない。ありがとー!はるちゃんー!!
…と思ってる時が私にもありました。
リーダーとして仕切ってる翔希?(忘れた)くんが突然席替えをしようと言い出したのだ。
始まりから1時間くらい経ってからの突然の出来事に私は目が点になったよ。
嫌だなー嫌だなーって雰囲気を醸し出してるのは私と心の隣の女の子だけで、他はみんな乗り気だった。唯一の味方のはるちゃんに合図送っても、(分かってる。)と聞こえてきそうな感じで親指をぐっと立てられ、「じゃあ私からくじ引くね!」っと言って声をかけていった。
おい!全然分かってねーよ!
もう仕方がない、成るように成るしかないないんだ!
ただ、一言だけ言わせて下さい!
心の隣以外でお願いします!!!!!
「小鳥ちゃんの隣で嬉しいな〜!」
「あ、ありがと〜。」
ふふふとぎこちない笑顔で返す。さいわい、心の隣は避けれて、翔希?(多分)くんの隣へとなった。だが、神様は手厳しかったです。
心は私の隣の隣。つまり、私、翔希?(もう翔希でいいや)くん、女の子、心。という感じだった。
いや、これでも遠そうに感じるでしょう?
違うんです。
翔希くんが1番角だとすると心はその横の横なので、実質私とすごい近い!
うわあああ、嫌だー!こうなったら、なるべく翔希くんの陰に隠れておくことにしよう。
でも、良かった。私以外の女の子にはちゃんと笑顔で接してるみたいで…。
そのせいか、女の子が目をハートにしているけど…。すげーな心ちゃん。
「さっきも自己紹介したけど、一応もう一回。渡辺 翔希です。」
「あ、小鳥です。あの、今日遅れてきてごめんね。」
「いやいや、気にしないでいいよ!色々あるもんね〜。それよりも、外暑かったでしょ!」
「暑かったよ〜。暑い中走ってきたから余計汗が止まらなくて…。」
「あー!だからポニーテールしてんだね。」
「え?」
「いやぁ、それ学校のリボンでしょう?最初は小鳥ちゃんの学校ではそうゆうのが流行ってるのかなぁって思ってたんだけど…。」
「あ、ああ、これは…。」
余りにも暑すぎて制服のリボンで髪の毛結んだこと忘れてた…。もういいだろうと思って、解こうとするが中々解けない。あれ、きつくし過ぎたかね?
1人リボンに葛藤してると翔希くんが笑ってリボンに手をかけてくれる。
「俺がしてあげるよ!そのままじっとしてて…ーーーーガシャン!」
翔希くんが私のリボンを取ってくれようと首に手を回した時、隣の隣にいた心のコップが翔希くんの足下に転がってきた。
え、な、なぜ?
そう思っているのは私だけでなく翔希くんも私に回していた手をどけ、心に向かう。
「ど、どうした?心。」
「虫がいた。もう、翔希のズボンに入ってったけど。」
「えええ!!!!!嘘だろ?!」
そう言って、叫んで立ち上がったかと思うと手でズボンの裾を叩きだした。その度に机に当たるから、私のジュースが入ったコップががたがた揺れる。とっさに自分のコップと翔希くんのコップを手に持ち避難させるけど、翔希くんが暴れまくっていつ自分に当たるか分からない、もう色々とやばい!
「しょ、翔希くん!落ち着いて、大丈夫だよ!」
落ち着いて宥めようとしても、落ち着かない。
このままじゃジュースが私にかかる!
そう思った瞬間。
「小鳥!危ない!」
はるちゃんの声が聞こえてきたときにはもう遅くて、私のスカートにジュースがかかった状態だった。
翔希くんの肘が私の腕に軽く当たり、そのまま滑らせて自分のシャツに掛かって全身ジュースだらけ。
さ、最悪だ…。
「ご、ごめん!小鳥ちゃん!すぐ、乾かしにーーーってえ?」
気づけば私は心に腕を掴まれ、部屋から連れ出されていた。
無言で歩き続ける心に少し不安になって、声もかけれず足がもつれそうになるけども、頑張って踏ん張り歩き続ける。
歩いてきたのは多目的室トイレで、そのまま連れ込まれ乱暴に便座に座らされる。向かえあったまま、心が近づいてきて抱きしめられた。
…え?抱きしめられる?
「え、こ、こころ?」
訳もわからずされたままにしていると心にしては低い声が返ってきた。
「……どこ触られた?」
「え?」
「俺も触ったことないのに…!」
「やっ!」
抱きすくめられたまま心の息がうなじのとこに当たると、そのままそこを舐められていく。
「や、やだ!やめてよ!心!」
抵抗しようと腕を上げても、すでに遅く心に強い力で掴まれたまま、唇で首筋を強く吸われた。
「い、いた!何したの?」
私が言うことは聞こえていないみたいにどんどんどんどん唇が下に降りてくる。
気がつけば、鎖骨あたりまできていて首筋でしたときと同様の痛みを感じる。どうすることもできずに、ボタンに掛かっていく手をぼけっと見ているとそのまま第1ボタン第2ボタンと開けられていき、気がつけば胸元が丸見えになっていた。
やばい、中学の時から成長してない胸がばれる!
私1人だけあわあわしてて、心はさっきとは違って無表情で私を見つめていた。
え、え?すみません!貧乳で!
暫く数秒見つめあった後に、もう1度心の唇が胸元に寄せられてちくりとした痛みがまたまた走る。その後すぐに、ボタンを元通り締め、ハンカチで制服を拭いて、ポニーテールのリボンを解くと元の場所にリボンを付け直され、極め付けには自分の着ていたベストを私に着せるとまた抱き締めてきた。さっきよりも更に強い力でカエルが潰れたような声が出てしまう。
本当にこれは心なのか?
あの、私の顔を見たくないと言って出ていった心なのか?
「…小鳥は何も分かってない。」
あ、心だ。
「相変わらず無防備だし、鈍感だし、見ててイライラするから、小鳥と離れたのに。離れたぶんだけ辛くて、でもどうせ、辛いと思っているのも俺だけだし…。」
「こころ?」
「なのに、俺がいるのにこんな男だらけの合コンなんか来てるし、勝手にあんな奴に小鳥のうなじ見られて…!!」
「ぐ、ぐるじい…!」
段々話している間にヒートアップしてきた心に締め上げられ、もはや人間とは思えない声が口から出てくる。
やばいよ!やばいよ!(出◯風)
とりあえず離してもらおうと背中をバンバン叩くと、伝わったのか、腕が緩み心の体が離れていった。
「……小鳥の事なんか嫌いだ。」
「こ、心ちゃん。」
「昔も今も、小鳥のことずっと嫌いだ。」
「………。」
なにもそんなに言わなくても…。
でも、嫌いだ嫌いだと言っておきながらどうしてそんなに辛そうな顔するの?
家から出て行った時も今日と同じくらい辛そうな顔だった。
でも、手を伸ばしても心はきっと私を避けるから。
「中途半端に好かれるぐらいなら、嫌われていた方がいいと思って冷たくしても、小さい時と変わらず接してくれるし、でも、そんな小鳥にイライラしながらずっと俺だけ見ててくれたらいいのにって思うし。」
もう1度抱きしめられるけど、今度はさっきとは遥かに違う抱きしめ方。優しくて、大切なものを扱うみたいに抱きしめて、私の髪の毛を梳いてくる。案外その行為が気持ちよくて、思わず自分から擦り寄ってしまう。すると心の手がピクリと小さく跳ねた。
あ、これはダメなパティーンか?
と思ったのも束の間で次の瞬間、顎が乱暴に上げられてそのまま口づけされた。
…はい?
「ふっ!こ、ここ…!やあっ…ん!っ!」
心の名前を呼んで抗議しようとして口を開けると、待ってましたと言わんばかりに心の舌が自分の口腔をかき乱す。多目的トイレの中に響くのは激しい水の音と微かに漏れる自分の息遣い。
散々暴れ回った後にちゅっと音を立てて心の唇が離れて行くと、またすぐ、余韻を残さない内に小さくちゅっちゅっと口先だけで顔中に口付けてくる。余りにもしつこいので、いい加減心の顔を突っ張った。
「心ちゃん!これは姉弟でしていい事じゃないよ!!」
「じゃあ、大丈夫だね。だって俺たち本当の姉弟じゃないし。」
………ん?
「いつ気づくかなぁって俺も義父さんも、義母さんも思ってたよ。でも、まぁ、鈍感な小鳥が気付くわけないよね。」
「そ、それとこれとか、関係ないんじゃあないかなあああ?」
「好きだから。小鳥のこと、昔から誰よりも。いや、好きだからなんて生ぬるいな…愛してる。狂いそうなぐらい。」
「は、はい?」
一体目の前のこの人は誰なんだろう。
こんなに心底愛おしそうに誰かを見つめる人だっただろうか?
それとも、私が見ていなかっただけ?
いつか昔に心との姉弟仲が良くなるようにとは思っていたけども…これは良くなりすぎだろうよ!!!
「ねぇ、小鳥の返事は?取り敢えず我慢できないからもっかいしていい?」
「え、ちょっ、ちょっとま…ふっ…。」
あああああ、油断したあああああ!!!
またまた、引くぐらい濃いちゅーをされた私はもうそのまま床に崩れていく。
「小鳥、可愛い。」
どうやら私は双子と思っていた弟は双子じゃなくて、さらに嫌われていたと思っていたらまったくの逆だったようです。
「血は繋がってないから、結婚できるね。」
その時笑った心の笑顔は人生で1番幸せそうだった。
いちゃいちゃが書き足りないよ!!!