食べ物は何?
白い龍のシロと、黒い龍のクロ。
二匹とも、別に日本語をしゃべったりはしない。『ピィピィ』『キュウキュウ』って鳴く。
なのに、頭の中では『おなか減った~』『うん、減った減った~』って分かるんだよ。
不思議だ。
シロ:『ピィピィピィ(訳:お腹減ったーお腹減ったー)』
クロ:『キュゥ…(訳:ごはん…)』
一体何を食べるんだろう?
冷蔵庫から、良さそうに思うものを机の上に出してみたよ。
1.ゆでたまご。
2.海苔。
3.カニカマ。
『・・・・』
『・・・・(これ、何だろう??)』
二匹そろって小首を傾げて見詰めています。Very 可愛い。
4.今日の晩ごはんの残り物の、大根と油揚げを炊いたおかず。
5.お歳暮に貰った生サーモン(スライス)
6.梅干
『…ピィ』
シロに『やる気があるのか』と怒られた…。
シロちゃん、性格キツイ子なの? 違うの、本当に分からないんだよぅ。とほほ。
二匹に、「何を食べるの?」って聞いてみても、二匹ともまた首をクニっと傾げるだけだし。
クロに至っては、『キュゥ?』って声つき。
超可愛い。
…とか癒されている場合じゃない。
うーん、困ったよ。
冷蔵庫を開けて「食べたいものはどれ?」って見せてみたんだけど、二匹はとりに行かないんだ。
どうしてかな? 冷蔵庫空間は怖いのかな? (電子レンジから生まれてきたくせに…)
ハァ、ってため息ついたら、シロが『ピィ!!』って喜んで、口元にパっとやってきた。
ん?
『ピィピィ!! (もっともっと!! 白いモクモクー!!)』
・・・・んんん?
・・・・・もしかして?
結果。判明しました。
シロの食べ物:湯気
湯のみから出る湯気を美味しそうに食べてます。
『キュゥ…』
クロがシロを「いいないいな、シロちゃんいいな(^_^*)」みたいな感じで眺めています。
クロもすぐ見つけるね、ちょっとだけ待っててね~!