マタイによる福音書第一章 イエスの誕生秘話01
皆さんこんにちは!
新約聖書を会話などを交えて分かりやすくしながらこれを書いている青識です!
正直に言うとこんな感じで書いていいのかな?と思う所もありますが、しっかりと原点への敬意を込めつつ、書いていこうと思います!
全260章からなる壮大なストーリーを楽しんでくれれば幸いです!
昔々――
現代で言うベツレヘムの地。
乾いた風が丘を越え、石造りの家々の間をすり抜け、
赤く染まった夕日がゆっくりと沈んでいく頃のこと。
その地に、一人の若い大工が住んでいた。
名をヨセフという。
彼は古き王家――ダビデ家の血を引く者であったが、
その暮らしは王族とは思えぬほど質素であった。
ある夕暮れ、彼は木片を削りながら、小さく息をついた。
「……これで、食卓の椅子も揃うな」
彼の傍らには、未来を共に歩むはずの許嫁――マリアの面影があった。
マリアは優しく、つつましく、心の清らかな娘であった。
二人はよく丘の上に座り、こんな会話をしていた。
「ヨセフ、あなたの作る家は温かいわね」
「そう言ってくれるなら、どんな家でも作れる気がするよ」
「私たちも、ああいう家に住めるかしら」
「もちろんだ。小さくても、笑いの絶えない家にしよう」
――二人は確かに、同じ未来を見ていた。
だが、その日常は、ある日突然崩れ去る。
マリアが、震える声で言ったのだ。
「……ヨセフ、話があるの」
「どうしたんだい、そんな顔をして」
彼女はしばらく沈黙し、やがて決意したように顔を上げた。
「……私、お腹に子どもがいるの」
その言葉は、彼の胸に重く落ちた。
「……それは、どういう意味だ」
「私にも……分からないの。でも、これは神さまの御業だと……」
ヨセフは言葉を失った。
この時代において、結婚前の妊娠は決して許されることではない。
それは家族をも、名誉をも、すべてを失わせる出来事だった。
彼はその夜、ひとり家の中で呟いた。
「……どうしてだ、マリア……」
彼の胸には、言葉にできない痛みが広がっていく。
裏切られたのか、それとも――
信じたい気持ちと疑いが、彼の中で静かにせめぎ合っていた。
だが彼は、温情に満ちた人であった。
翌日、彼はマリアを呼び、静かに言った。
「……マリア」
「はい……」
「私は……あなたを訴えたりはしない」
マリアの瞳が揺れた。
「ただ……誰にも知られぬように、静かに別れようと思う」
「……ヨセフ……それでも……私は――」
彼は首を横に振った。
「もう、何も言わなくていい」
「……」
「あなたが幸せであるなら、それでいいんだ」
その言葉は優しく、そしてどこか悲しかった。
こうしてヨセフは、誰にも知られぬように
マリアと離縁する道を選ぼうとしていた――。
しかしその夜、彼の運命は再び大きく動くことになる……
著作権の有無が書いた人の死後2000年以上たってるのでどうすればいいのか分からないのでそこら辺の有識者がいれば教えてくださると幸いです!
では皆さん最後に聖書から一文を読み上げて終わろうと思います!
主があなたを祝福し、あなたを守られるように。主が御顔をあなたに照らし、あなたに恵みを与えられるように!
では皆さんの一日に幸せがあらんことを!




