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6. 待ち人は私だった
あれが、熱じゃないのなら一体何なんだ...
もしかして二人とも天然なのか?
永安寺くんは本当にクールビューティを目指していないのか?
まぁ、また明日にでも聞けばいいか。
私は再び歩きだし下駄箱へと向かった。
下駄箱で靴を履き替え、校門を出るとそこには、柊蒼がいた..
いや、何で?
思わずつっこんでしまったが、
無難に考えれば誰か待っているのだろう...
そう思って、私は通り過ぎようとした....
のだか
「乙瀬さん!」
と満面の笑みで声をかられてしまった。
別に仲良かった訳でもないのになぜだ?
思わず、
「何?」
と少し冷たく返してしまった。
それに対して彼は笑みを崩すことなく
「途中まで一緒に帰らない?」
と言った。
どうやら、彼の待ち人は私だったようだ....
本当なら、断りたいが理由がない...
私の家は彼が住んでいるマンションの手前の方にあるのだ ...
私は仕方なく
「いいよ。」
と返事をした。