7-1 慰安旅行
10月
不破派欲汚「そういえば社員旅行というのはやっていないのか?」
メガネ社員「今の時代、飲みにケーションでさえ嫌がるのでここ数年ありませんね」
不破派欲汚「そうか。昔はあったのにな。ハワイ旅行とか」
メガネ社員「あーありましたね。今は強制連行だと感じるそうですよ」
不破派欲汚「そういう時代なのか。なるほど。高度成長期頃からだから50年は経過してるし変革が求められるのだろう。だったら、旅行券を配布して息抜きしておいで。というのではどうかな」
メガネ社員「それなら個々人で動けますし息抜きには良さそうですね」
不破派欲汚「温泉に行きたいな。最近、目覚めてからハードワークで疲れがたまってるんだ」
メガネ社員「それは大変でしたね」
メガネ社員 《朝起きてからハードワーク。CEOさまの私生活が見えない》
営業魔王「お呼びですか?」
不破派欲汚「うむ。社員旅行を考えていてな。旅行券を配布して好きなところへ行けるようにしてやりたいのだ。どこか良い案はないか」
営業魔王「手配は、総務魔王にお願いするとして。。。総務魔王をお呼びしましょう。そうしましょ」
総務魔王「旅行券の配布ですか。それは売却は可能なのでしょうか」
不破派欲汚「うむ。売却は可能だ。出掛けられない事情もあるだろう。そこは自由に休ませたい」
総務魔王「お優しい。そうです社員旅行と言うのは(略)」
不破派欲汚「うむ。その通りだ」
不破派欲汚 《知ってる。さっきも話した》
総務魔王「では、今年の夏にいくらか関係を築けた旅行会社があるのでそちらに聞いてみましょう。一人当たりいくらをお考えですか?」
不破派欲汚「月給の3割くらいで」
総務魔王「となると結構な金額になりますが」
不破派欲汚「強制参加させるよりかは安いだろ。それに、今年の夏は暑かった。そこをよく耐えてくれたことへの褒美だと思えば。私の報酬を減額して貰ってよい。どうせ使わないで溜め込んでるんだ」
総務魔王「CEOの鑑ですな。分かりました。そのように手配いたします」
不破派欲汚「任せたぞ」
どこか寂しそうな不破派欲汚。
営業魔王「CEOさまどうかされましたか?」
不破派欲汚「いや別になにもないが」
営業魔王「ちょっと待っててください」
席を立ちしばらくするといつもの魔王たちを連れてくる。
技術魔王「なんだ。今忙しんだ。後に出来んのか」
法務魔王「休憩中になんだどうした」
不破派欲汚「みなどうした」
営業魔王「我ら魔王たちとどこか温泉にでも行きませんか?もちろん家族のいる人は連れて」
技術・法務・CEO「は?」
またみてね




