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第百二話 祝賀会その二



 屋敷の外で客人たちを出迎えたアークスは、迎え入れの挨拶もそこそこにして、彼らをそのまま屋敷の中へと招き入れた。



 玄関の扉を開ければ豪華絢爛なシャンデリアと両階段が出迎えてくれる……などということはなく、彼らを歓迎するのは屋敷の規格に見合ったエントランスだ。

 床はチェック模様。

 照明は輝煌ガラスによる壁掛けの灯火。

 絵画の一つでもあれば映えるのだろうが、引っ越したばかりであるため、そういった装飾とはいまだ無縁の状況。

 正面奥には食堂の入り口があり、左と右には各部屋へと続く回廊が存在。二階へ続く階段は左手から始まり正面奥を沿って右手側へと延び、エントランスをコの字に囲むような形で敷設されている。



 もしここが貴族の所有する大きな屋敷であれば、パーティー会場に相応しい広間を使うのだろう。だがそうなると、屋敷もそれなりの規模が必要になる。

 アークスの屋敷は必要最低限な広さであるため、平均的な貴族と同様、大広間の代わりとして食堂を会場に割り当てている。



 玄関からエントランスを通り抜け、食堂の扉を開けると、そこには執事服姿のカズィが立っていた。



「えーっと、お越しの皆さま、お待ちしておりまし……た?」



 カズィは予定通り客人たちに出迎えの礼と挨拶を行うのだが、どうにもこうにもぎこちない。

 それを見ていたクレイブが、頭を抱えて呆れ顔。大きなため息を吐き出した。



「……グアリ、お前はいつまで経ってもあれだな?」


「いや……練習ではできてたんだけどよ。いざこうして前にすると、なんかな」



 カズィが難渋している一方で、ノアが頭を下げる。



「皆様、申し訳ありません。こちらのカズィ・グアリは修行中ということで、どうかお目こぼしいただきたく願います」


「悪ぃ……」



 代わりに謝罪してもらったからか、カズィはノアに礼を言ってばつの悪そうにしている。

 やはり貴族への応対は、彼の今後の課題だろう。ここにいる面々はそれなりに事情を知っているため、気を悪くするようなことはないだろうが、やはり今後はきっちりできるようになってもらわなければならない。

 それはそれで彼らしさがなくなる……とは思うところでもあるのだが。



 そんな中、その中に交じっていたカズィの知り合いが口を開く。



「先輩」


「うぉっ!? リサじゃねぇか! なんでお前がここにいやがるんだよ!? 聞いてねえぞ!」


「今日は、姫様のお付きで……なんというか先輩がそんな態度でいるのは新鮮ですね」


「くそっ、最悪だ! こんな姿を見られるなんて……」


「執事服姿、私はよくお似合いだと思いますよ?」


 リサがフォローを入れる一方、カズィは顔に手を当てて苦悶の唸り声を上げる。

 これまで反抗的なスタンスを長く続けてきたため、こんな姿を後輩には見られたくなかったのだろう。

 そんな締まらない挨拶もそこそこに、食堂への案内が始まる。



 食堂に入った折、ふとリサが天井を見上げて呟いた。



「……随分と明るいな」


「はい。ここにある輝煌ガラスは、全部自分で作り直したのです」


「そうか。お前は刻印も得意だったな」



 輝煌ガラスは作り手によって、光量の差が激しい。腕のいい作り手なら、既存の【魔法文字(アーツグリフ)】を上手く使って明るい照明を作れるのだが、出回っているもののほとんどは、たいまつの炎を少し明るめにした程度なのだ。

 目が眩むほど明るい照明を設置できるのは、ガストン公爵など目が眩むほどの金を持っている貴族のみ。あとは、大通りなど、王都の華やかさを演出するために必要な場所や、重要施設に置かれている程度。

 一方でこちらは、男の世界の蛍光灯を知っているためイメージが作りやすく、安い出費で改良できたというわけだ。



 ……クロスが敷かれた長テーブルの上には、用意した料理がずらりと並んでいる。



「すげー! 見たことない料理ばっかりだ」


「確かに、見たことない物が多いねぇ」



 ディートが興奮した様子で長テーブルを見回し、ルイーズも料理を見て唸る。

 その一方で、パースがノアに訊ねた。



「これは?」


「はい。ここに並ぶ料理はすべて、アークスさまが考案されたものとなっております」


「アークスくんは料理も作れるの?」


「自分で作ったものもありますが、ほとんどは料理人にレシピを教えて作ってもらったものです」



 この日、用意した料理のほとんどは、男の知識を利用して作ったものだ。

 追体験で食べたあの男の世界の料理の味が忘れられず、自由に使える厨房が手に入ったらいつかいろいろなレシピを再現してやろうと胸に秘めていたのだが、ついにこのたびその野望が成就したというわけだ。

 ここにはコンロもないため、火加減の調整が難しく、素人の自分が料理を上手く作れるわけもない。ほとんどの作業を雇い入れたコックに任せ、レシピを教えてなんとか再現できた。

 それでもお菓子の方は、試行錯誤の末にほとんど自分で用意したものだが。



「兄様は器用ですよね。前も私にカードの玩具を作ってくれましたし」


「トランプね。ときどき私も一緒に楽しませてもらっているわ」



 どうやら、以前に作ったものも使ってもらえているらしい。



「なあなあアニキ、こっちのヤツは?」


「それはカステラケーキだ。お菓子だよ」


「ふわふわしてそう」



 ディートがカステラケーキに目を奪われている。焼き目が綺麗に付いているので、食欲をそそるのだろう。作り立てではないため、これでもすでにしぼんでいる状態なのだが、それでも物珍しそうにしているのは、あまりこういった菓子には馴染みがないからなのだろう。



 祝賀会は自分を含め子供が多いため、お菓子は各種多めに作ってある。

 あの男はお菓子を作ることはなかったが、テレビでレシピの紹介や本を見ていたことがあるため、種類にばらつきはあるがこうして再現できたのだ。

 ともあれディートだけでなく、シャーロットもリーシャも甘い匂いがするお菓子に興味津々だ。



 ……基本的にこの世界ではお菓子など、砂糖を丸めたものか、しょっぱいお菓子が定番なのだ。

 あって、焼き菓子や甘味の少ないフルーツに砂糖を沢山振りかけたもの。男の世界の菓子はどんなものでも、変わり種に映るのだろう。



 そんな中、ある物を見たスウの顔がぱあっと輝いた。

 彼女の目に留まったのは、シロップを満たしたガラスのボウルに、フルーツなどが浮かんでいるデザートだ。



「あー! 杏仁羹があるー!」



 はて。



「キョウニンカン? 杏仁豆腐じゃなくて?」


「……? 杏仁羹だよ? アークスこれ、杏の種を使って作ったんだよね?」


「ああ」


「なら杏仁羹で間違いないよ」



 どうやら、呼び方に相違があるらしい。

 杏仁豆腐。運良く杏仁用の杏の種を手に入れることができたので、こうして作ってみたというわけだ。

 ライノール王国は東方と縁が深いためか、意外とこういった東方由来の食材が手に入り易いのだ。もちろん日常的に食せるような値段ではないが、特別な催しには用意できる。



「でもなんで、水の上に浮かべてるの?」


「これはシロップ……甘い蜜だよ」


「あ、これ蜜なんだ。確かに甘い香りがするね」



 スウが鼻を利かせる一方で、リーシャがガラスのボウルを覗き込む。



「とても綺麗ですね」


佰連邦(バイリャンバン)では、ご馳走のときによく供されるデザートなんだ。佰連邦の皇帝の晩餐にも出されるんだよ?」


「それはすごいですね……」


「へー、じゃあおいしいのか?」


「うん。毎日食べたいくらい」


「おお!」


「毎日……楽しみです」



 スウの言葉に、ディートやリーシャは、興奮を強める。

 シャーロットも、出そろったお菓子を眺めながら、嬉しそうに微笑んだ。



「こういうのを見ると、紅茶が欲しくなるわね」


「ご所望でしたら、ご用意いたします」


「ふふ、じゃああとでお願いしようかしら」



 そんな中、ふとルイーズがテーブルを見回し、



「それで、例の珍しい酒はどこなんだい?」


「はい。そちらはいまご用意いたします」


「酒? アークスお前そんなもんも用意してるのか」


「なんだい、溶鉄の魔導師殿は聞いてないのかい?」


「ええ、まったく。ノア、お前が用意してくれたのか?」


「いいえ。お酒を用意したのはアークスさまです」



 クレイブが眉をひそめてこちらを向いた。

 別に責められているわけではないのだが、どうしてその視線に気後れしてしまう。



「ええと、はい。俺が造ったんです……」


「造ったぁ? 造ったって、そんなもん一体どこで? 酒なんて造るにはまずそれなりの場所が必要だろ?」


「えっとそのぉ…………場所は伯父上の屋敷の地下でして」


「お、おまっ、俺の家でそんなことやってやがったのか!」


「はい……」



 「えへへ」「あはは」と乾いた誤魔化し笑いを見せながら、この場を凌ごうとするが、クレイブはしゃがんで視線の高さを合わせ、笑顔で迫ってくる。



「アークス。お前がどこで何をしようが、俺は別に構わねぇ。それが悪いことじゃなけりゃな。だがな、なんで俺の家でやってることを俺に言わなかったんだ? 家主は俺なんだぞ? ん? お?」


「そ、それは……」



 笑顔の圧力。

 じわじわと迫ってくるクレイブから逃げるように、視線を横へ横へと逸らしていく。



「クレイブさまにお伝えすると、できた瞬間にすべて飲みつくされてしまう恐れがありましたので」


「それをノアに指摘されたときのウチのご主人の顔と言ったらな。キヒヒッ!」


「の、ノア! カズィ! お前ら!」



 執事二人が結託して、真実を口にする。

 あたかも自分主導だったというように言い放つ二人に、裏切られた感が隠せないが――



「あのなぁ、俺がそんな考えなしにな…………」



 クレイブそう言って、ノアの持っていたトレーからひょいとソーマ酒の入ったグラスを取った。



「良い香りだな」


「おいおい溶鉄殿」


「これは俺の家で造られたものだからなー。それに、これからこれを飲むのは西部の大領主さまと大恩ある親父さんだ。毒味もなしに先に飲ませるわけにはいかねぇって」


「ものは言いようだねぇ」


「では失礼」



 そして一口飲んで――クレイブの動きが止まった。ピシッと。

 その硬直と言っても過言ではない固まりぶりに、視線が一気に集まった。



「クレイブさま?」


「伯父上?」


「…………」


「独り占め、しませんよね?」


「お、おお、俺がそんな、そそそそそんなことするわけねぇだろうがっ!」


「…………」



 伯父上、動揺しすぎである。

 やがてそれをグビグビと飲み干したクレイブは、咳払いを挟んで、無駄に生真面目そうな声を出した。



「ゴホン! あー、これは子供が管理するには行きすぎた代物だ。なので、俺が責任をもってすべて預かる」



 当然そんな発言をすれば、一斉に白い目が向けられるわけで。



「クレイブさま……」


「伯父上ダメですって!」


「うるせえ寄こせ! こんなうまいもんお前らだけで独り占めなんか許さねえからな!」



 すると、それを聞いていたパースが目を細める。



「ほう? 溶鉄殿がそこまで言うということは、よほど良いものなのか」


「あー、いや、なんでもないぜ」


「伯父上、それはいくらなんでも苦しすぎるでしょ……」



 突如として往生際の悪くなった伯父に苦言を呈しつついると、ノアがいつの間にか新しいトレーを持ってきていた。



「両閣下の分はすでにこちらにご用意しております」


「ノアお前、いつの間に……」



 ノアがクレイブを出し抜いた。さすができる執事は違う。

 ともあれ、パースもルイーズも、ノアからうすにごりの液体が入ったグラスを受け取る。



「カーチャン、おれもー」


「ガキにはまだ早いよ。引っ込んでな」


「ず、ずりー! こういうときだけ子供扱いすんなよ!」



 ラスティネル親子がきゃいきゃいやっている間に、まずパースが一口。



「これは……」



 パースは驚いたように目を見張る。

 そして、また一口飲み。



「むぅ……子供がこんなものを作るとはけしからんな」


「おいオヤジさん、そう言いながらしっかり飲んでるじゃねぇか」


「おお! これはすごいね! 確かに期待しろって言うだけはあるよ! むしろ期待を大分上回ったよこれは!」



 ルイーズは別の方向に興奮気味だ。ということは、ソーマ酒はかなり彼女の口に合ったのだろう。香りを楽しみ、味を楽しみしていると、すぐにグラスは干上がった。



「それでこれ、頼めば都合してくれるのかい?」


「えっとですね。それは……」



 嗜好品として『お裾分け』などはしたい思っているが、やはり各所と相談が必要になるだろう。

 そう言いかけた折、リサが声を上げた。



「閣下。それはお待ちを」


「なんだい長官殿? なにか不都合でもあるのかい?」


「すでにお気づきかもしれませんが……それには魔力が回復するという作用があるのです」


「は? 魔力を?」


「なんと……」


「あー、やっぱりか。少し飲んでそんな気はしたんだがよ……」



 ルイーズ、パースは驚き、クレイブは思い当たる節があったというようにソーマ酒を眺める。



「長官、どうしてそれを」


「それについては……レイン卿に伺ったからな」



 そういえば、戦場でソーマ酒を呷ったとき、エウリードもその場にいた。

 どうちらも役職柄、王家に近いため、話す機会があったのだろう。



「ふぅん。だからそれも、魔導師ギルドとの合議があってからってことかい?」


「私はその酒だけを指して言ったつもりですが、ギルドとの合議については今後必要なことと存じます」



 ルイーズとリサの会話が再び腹の探り合いに発展するが、そもそもだ。



「……あの長官殿。ソーマ酒の取り扱いについて、話を広げすぎではないでしょうか? 実際の効果が不確定の状況のまま、こうして話を進められても……」


「魔力が回復するということは、たとえ少量であっても重要なものだ。きちんと話を通しておかなければ、困るのお前だぞ? むしろ報告が遅れたこと突かれて責められる可能性もある」



 そうだ。確かにそうなのだが――



「それに関してもまだ資料が出揃っていない状況なのです。効果が増強、増進ということは、まず薬という扱いになるでしょうから、一部のケースだけを見て回復するという断定をするわけにはいきません。たとえそれが今後認定できたとしても、今度は個人に対する効果の差から、アレルギーに関しても考慮しないといませんし、それ以前にアルコールを含んだ飲料ですので実用化には制限が大きいと思われます。そもそも生産すら安定していないので、報告を上げる段階としていまが適当なものなのか、いまだ判断が付かないのです」


「う……そういった専門的な話に関しては私もわからないが」



 専門的? な話になったせいなのか、リサは一時言葉に詰まるものの、すぐに気を取り直して発言する。



「だがな、結果陛下のお耳に入れば報告が必要になるし、ギルドで扱われるのは確実だ。飲めば魔力が回復するなど前代未聞の代物。国防を鑑みれば、実用化以前に他国に知られるわけにはいかない。そうではないか?」


「それは……確かに」


「そういうの、あたしの前で言っちまっていいのかい?」



 ふと見ると、ルイーズはにやにやしていた。



「お戯れを。閣下は陛下が信頼を置く諸侯の一人です。それにこうして出されているのですから、いまさら黙っていても仕方ないでしょう」



 リサはルイーズにそう言うと、再びこちらを向く。



「アークス・レイセフト。情報の方はこちらでどうにかする。取り扱いについては――」



 リサはそう言うと、ふと視線をどこかにさまよわせる。



「……ごほん。舵取りの仕方については殿下にお伺いを立て、早めに決着を付けろ。いいな」


「承知しました。お心遣いありがとうございます」



 リサの申し出に対し、礼を言う。

 長官殿。物言いは厳しいが、かなり協力的でありがたい。



 そんな中、カズィがリサにグラスを差し出す。



「ほら、お前の分だ」


「せ、先輩。ありがとうございます……」



 リサの受け取り方は、やたらと恐縮した様子。

 先ほどの厳格そうな語気が、まったく鳴りを潜めていた。

 なんかこっちはこっちで力関係が随分と不思議である。



「カズィってさ、長官の弱味でも握ってるのか?」


「ん? ああ、弱味ってわけじゃないがコイツの残念な話ならそれこそ星の数ほど――」


「せ、せせせせせ先輩!」



 いつものように「キヒヒッ!」と笑うカズィに対して、リサが泡を食ったように狼狽える。

 何かエピソードでもあるのか。

 一方、そんなリサの態度を見たスウが、にこにこしながら近づいてきた。



「へー、なになに? 私も聞きたいなー、気になるなー」


「で……ではなく、姫様!」



 するとカズィは昔を懐かしむように、しみじみとした様子で語り始める。



「コイツはもともと友達が少なかったらしくてな。魔法院でも俺が声を掛けるまで友達を作れなくてなぁ。お家柄とか堅苦しい性格とか、不器用さとかがあったせいだと思うが――」


「先輩それは昔の話で!」


「手加減とかそれはもう下手くそでな。家格の高い貴族の息子を勢い余ってぶちのめしちまったり――」


「力の込め具合もいまはだいぶ良くなりました! 先鋒との蟠りももうありません!」


「いろいろあったが、決定的なのはあれか、魔法の勉強がダメダメで鼻水垂らして泣き付いてきたのが――」


「わぁああああああああああああ!! お願いですからもうやめてくださいぃいいいいいいいい!!」



 カズィの口からどんどん彼女らしからぬエピソードが語られていくせいで、リサが泣き言を口にし始める。

 なんだかちょっと可哀想になってきたので、



「そ、そろそろ乾杯するから」



 みな席に付いたことを確認したあと、お酒を注いでいく。

 大人たちの分はノアに任せて、自分はスウ、シャーロット、ディート、リーシャの順に。



 そうなると今度は、乾杯の音頭は誰が、となる。

 主催者は自分だが、やはりどこでもこういう場は、立場がある者に頼むのがベターだろう。

 目上の面々に、それとなくお願いすると。



「これは戦勝の祝賀会だ。戦にかかわっていない私がするのも筋違いであろう」


「俺は途中参加だし、戦での役職を考えても俺は違うだろうな」


「じゃあ、あたしか。なら今日は子供たちも多いし、ちゃっちゃといこうか」



 ルイーズはそう言うと、グラスを持ち上げる。



「では今宵はセイラン殿下の勝利に、王国の栄光に乾杯!」



 乾杯という声と共に、祝賀会が始まった。



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