04白き守護者の力
兵士たちから離れユウ達の下へ行ったルークは
「きっと彼らは無茶するぜ!なぜ止めた・・・」
ルークはサリアにそう告げると
「そんなこと言われなくても分かってます。私たちは私たちのできることをするだけですわ!」
その言葉にユウが
「ええそうですね。進路は山越えとなりますね。」
すると不思議に思ったルークが
「山越え?それだと遠回りだぞ?」
するとユウが
「いいんですよ。そこを通ればいつでも彼らの援護に回れる。スピナス軍本隊の方へは最悪ボクだけでも大丈夫でしょうしね。」
するとルークがユウの背中を叩きながら
「だったら先に行ってくれよ!俺だけ恥ずかしいじゃね~か!」
・・・・・・・・・・・・・・・
スピナスへの帰路の中寛ぐ艦内でスピカが突然
「やはり動き出しました。この感じから言って潜入部隊の隊長さんたちです。」
「よっしゃ~!行ってくる!サリア!レイカ!それにクリス先輩!」
するとクリスがヘルメットを持ち
「あたいはおまけかよ。ちゃんと操者服着用しろよ。」
見るとルーク以外は着替えが終わっていた。
「なっ!もっと早くいってくれよ!」
クリス達が部屋を出ていく中、慌てて駆けだすルークはクリス達の後追い駆けだす。
「さて・・・じゃあボクも行くよ。」
ユウが立ち上がり扉へ向かう
「行ってらしゃいユウ様・・・」
スピカがそう言い頭を下げる
するとモニターにルーク達が映し出され
『ルークGFアンジェロ出るぜ!』
『サリアGFアンジュも出ます!』
するとスピカは頭を上げ
「了解しました。2人とも無茶はしないでください。」
『ああ!』
『ええ。』
モニターからも2機が発進するのを確認すると
『レイカGFアンジュ行きます。』
『クリスGFアンジェロ出る!』
次々とカタパルトから発進して
しばらくたち
モニターにユウが映し出され
『ユウ!GFバルキリーカスタム行きま~す!』
6枚の羽を広げ白に青い縁取りされた機体がカタパルトから飛び立つ
「さて私も動きますか・・・魔力レーダー確認敵影無し・・・範囲拡大・・・これはガンドークの部隊ですね。レーダーに標準リンク!・・・ターゲットガンドークのGF部隊・・・EキャノンMk2発射!」
その言葉を合図に正面にある砲門からエネルギー弾が打ち出され空に線を2本描く
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一方アーマネスでの人質が解放されたことを受け再度制圧のために動きだした
6機からなるGFオーガの部隊は
『たっ隊長!高エネルギー反応!砲撃です!』
「何処からだ!」
そう叫んだ瞬間2機のGFオーガが閃光に貫かれる
ドド~ン!
『かっかなりの距離からの砲撃です!敵影は愚か魔力反応にも引っかかりません!』
隊長がそう報告を受けている中
次の砲火が襲う
「全機散開!躱せぇぇぇ!!!」
だが足の遅いGFオーガでは砲撃を感知して回避行動へと移るその瞬間に
砲火が降りそそぐのである
次々と撃破される部下たちに
「全機!たいきゃ・・・」
ド~ン!
退却命令を出す間もなく全機撃破された。
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一方スピナスへ向けて進んでいた帝国軍陸上艦隊は1機のGFにより無力化されようとしていた。
軍帽を深く被った悪魔族の男は
「ええ~い何をしている。迎撃にGFを早く出さんか!」
その声に通信兵が答える
「艦長GF発射口が攻撃により開きません!」
艦長は軍帽を外し口に噛みしめ
「く~各砲座は何やってんの!」
更に通信兵から発せられた
「そちらも次々と無力化されています。」
艦長は口を開けポロリと軍帽を落とし立ち上がると
「いったい何もんだ!あれは!」
すると索敵官が
「・・・敵GF照合出ました!GFバルキリー!それも白の守護者専用機!白の守護者専用機です!」
青ざめて行く艦長は叫ぶ
「なっ!撤退!一時撤退だ!信号弾急げ!」
通信兵も慌て
「りょっ了解!」
次々と武装を無力化された帝国軍はたった1機のGFにより撤退を余儀なくされるのであった。
「ふ~これでこちらは大丈夫かな。」
ユウが一息つく通信が入る
『こちらセリス海洋艦隊所属海洋艦シャーク!これより援護に入ります・・・って撤退?敵軍は撤退しているだと!』
何やら言い争っているのが見えるが
ユウは苦笑いを浮かべながら
「こちら中央連邦第7独立部隊所属ユウ・スメラギ大尉です!後の警戒お願いします。」
すると海洋艦シャークの艦長は慌てた様に敬礼して
『ハッ!警戒を引き継がせていただきます!』
ユウのGFバルキリーが離れていくのを見送った海洋艦シャークのブリッジでは
「ふ~あれが白き守護者か・・・何とも凄いな・・・」
艦長は軍帽を拾いながら先ほどまで戦闘が繰り広げていたであろう場所をモニターで見ながらそう呟く
「撤退する敵艦影2・・・恐らく陸上艦ヘアリーだと思われます。」
席に座り直した艦長が
「単機で2隻の戦艦を抑える・・・うわさ以上の実力だな。」
すると通信兵が
「そうですね。あながちムーンキングダムに彼が居れば落ちなかったというのは誇張でもなんでもなかったみたいですな。」
その言葉に艦長は愚かブリッジに居たクルー全員頷いた。




