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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
10話 南東連邦の乱
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03奪還作戦

 その日の夕刻海上よりスピナスの港ににブルーノアが入港した。


 ブルーノアから降りるユウ達をスピナスの人族の司令が出迎える


「援軍感謝する。当基地司令ロナルドだ。」


 差し出された手をユウが握り


「ブルーノアのユウです。」


 握手の後、ルーク達の自己紹介も終わらなうちに


「早速で悪いがブリーフィングルームへ来てもらいたい。」


 と急かすようにロナルドがユウに告げる


「全員ですか?」


 ユウの問いに


「ああ、全員来てもらいたい。極秘の話なのでな。」


 ルークへ視線を送ると全員が頷き、ロナルドに案内されるまま基地へと向かう


 案内された部屋は机などがあるだけで2重の窓ガラスなど防諜にたけた処置の施された部屋であった。


 そこで聞かされた話によれば、アーマネスの反乱軍は始め腐敗した南東連邦の上層部を講義する物であったと聞かされ、また警官隊の不用意な発砲により家族を失ったシーメン少佐が軍事力を持って上層部を強襲したことに端を発していることを聞かされた。


 それを聞いたルークは


「自業自得じゃないか。」


 その言葉にロナルドも頷き


「故に私も極秘裏に協力していたのだが・・・」


 その後に説明されたのがガンドークで加わった部隊が裏で帝国軍と繋がっていて


 アーマネスやシルドナの部隊は家族を人質にとられ仕方が無く帝国軍に協力しているということが明らかにされた。


 更に今現在帝国軍の主だった部隊や士官が首都に行っているためアーマネスは手薄であると伝えられた。


「それで我々はどう動けばよろしいのですか?」


 ユウがロナルドへ問うとロナルドは


「うむ、貴公らにはGFのみでアーマネスを強襲して人質を解放してほしいのだ。無論突入部隊はこちらが出す。」


 するとルークが


「人質がいる場所が分かっているんですか?」


 その言葉に首を縦に振り頷いたロナルドが


「無論承知している。どうだやってくれるか?」


 そう言ってユウ達を見渡す


「なるほど・・・すると人質を解放すれば・・・」


 ルークが納得しながらそう言うと


 ルークの言葉にロナルドが続き


「無論アーマネスの戦力はこちらに加わってくれる手はずだ!」


 ルーク達の視線がユウへと集まりユウは


「了解しました。その任務受けさせていただきます。」


 こうしてブルーノアは人質解放作戦に参加することとなったのである。


・・・・・・・・・・・・・・・


 翌日からユウ達は動き出す


 場所はアーマネス南部にあるシェルターである。


 そこに人質が1ヶ所にまとめられていた。


 そのシェルターを帝国軍のGFオーガ2機が守り、10名にも満たない兵士たちが周囲を見回っていた。


 夜陰に紛れ兵士たちを無力化すると、それに気づいたGFオーガの操者達が応戦しようとする


「くそっ!どっから湧き出やがった!」


 ところが上空より飛来した4機のGFにより取り囲まれてしまった。


・・・・・・・・・・・・・・・


 翌朝アーマネスへ帰還する艦隊へ通信が入る


『・・・我ら人質を解放せり・・・貴官らの健闘を祈る。』


 その通信を聞いた乗組員の表情が一変真剣な物へと変わりだす


 そこから乗組員の行動は迅速であった。


 全員が一斉に帝国軍兵士に銃を向けると


「こっこれはいったい何の真似だ艦長!」


 帝国軍士官がシードラに怒鳴りつける。


「何の真似?我らは今までの扱いに耐えかねたと言ったところだが?」


 その言葉に狼狽えながらも帝国士官は


「なっ!正気か?・・・そうだ!こんなことをすれば人質がどうなっても知らんぞ?」


 シードラはズカズカと力ず良く帝国士官へ近づきその拳を思いっきり帝国士官の顔へと殴りつけ


「先ほどの通信聞いてなかったのか?人質は解放されているんだよ!今までの貴様らの行いを後悔するんだな!そいつらを縛り上げろ!抵抗するなら殺しても構わん!」


「「「ハッ!」」」


 この艦で5名、他の艦で3名づつを捕らえ、港へ入港すると人質にされていた人々が手を振り迎えてくれる。その光景を見た乗組員は歓喜の声を上げた。


「「「「わぁぁぁ!!!」」」」


・・・・・・・・・・・・・・・


 再会を喜ぶ港近くにある司令部の建物でルークがスピナスから来た潜入部隊の隊長に


「それでは我々はこれでスピナスに戻らせていただきます。」


「ああ、助かったよ。」


 その言葉を聞いた後ルークは


「本当に誰も残らなくてよろしいのですか?」


 ルークのその言葉に隊長は苦笑いしながら


「ああ、帝国軍や反乱軍はスピナス攻略に戦力を集中していると聞く。そちらへ貴公らは向かっていただきたい。」


「しかし!シルドナも解放すれば!」


 そのルークの言葉に隊長は首を振り


「そうかもしれん、だがここと違って情報が無い。死ななくてよい命を散らすことになる。」


 それでも何か言おうとしたルークの肩にサリアが手を置き首を横に振った。


「それでは私たちはスピナスへ戻らせていただきます。助けが必要であれば連絡をしてください。」


「・・・ああ、分かった。何かあればあてにさせてもらう。貴公らも無茶するなよ。」


 隊長がそう言って敬礼をすると


 後ろに控えていた兵士たちも揃って敬礼する。

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