01シルドナの惨劇
シルドナの抗議デモで警察隊が発砲するという事件が起きた
それは暖かな日差しの中、デモが起きていることを知らない人々が行きかう大通り
その発砲で通行中の1人の少女が流れ弾に当たり死亡した・・・
この惨劇により事態は思わぬ方向に大きく動いた
なぜならこの少女は中立派の実力者シーメン少佐の孫娘だったのだ・・・
シーメン少佐は腹心の部下を使い犯人をすぐさま捕らえ尋問すると
聞いてないことまでべらべらと話し始めた
マフィアとの癒着に始まり
基地司令官の息子の強姦罪、窃盗罪挙句は殺人罪までもみ消していたと語りだしたのだ。
今回もそんな後ろ暗い高官たちの依頼で発砲したのである
これにはシーメン少佐は愚か腹心の部下たちも激怒した
「止めるな!儂は1人でも奴らをこの手で殺してやる。」
すると腹心の1人が大声で
「止めません!いや、我らが先に奴らを血祭りにして差し上げます少佐!なぁ皆!」
「「「「おおぉ!」」」」
そう言って部下たちは動き出す。
まず抑えたのが艦隊のドック、並びに戦艦
続いて搭載機を使いGF格納庫を占拠
このあたりで市民が合流して警察署を襲撃
そして軍司令部を制圧した。
「シッシーメン!これはどういうことだ!くっクーデターだな!そうなんだろ!」
恰幅のよう太った髭ずらの男バルドーが震えながら叫ぶ・・・その股間から暖かい雫を垂らしながら
「貴方の命令で発砲が行われたと聞きました。」
静かな声でシーメン少佐は口を開いた
「はぁん?民間の少女のことか?あんなところに居るのが悪かろう?あんな奴らと・・・」
パンッ!バルドーの顔の横を掠め壁に銃弾が穿たれる。
「ただ歩道を歩いていた少女が何をしたというのだ!」
バルドーの胸倉を掴みシーメン少佐は言い放つ
「うっうるさいたかが民間の汚らしい少女・・・」
パンッパパンッ!
銃弾がバルドーの両足と利き腕である右手を貫いた
「んぎゃぁぁ!」
更に踏みつけ
「誰が汚らしいというか!孫は!孫娘のシーマは!儂に会いに来る途中で撃たれたのだぞ!」
その言葉を聞きバルドーはなりふり構わず謝罪を口にする
「ゆるじでぐれ!がねならいぐらでもやる!いえざじあげまずがら!」
「黙れ!俗物がぁぁ!」
パンッパパンッ!パンッパパンッ!
カートリッジに弾が無くなるまで撃ち尽くし
「晒せ!他の豚どもと一緒に晒せ!」
「「「ハッ!」」」
バルドーの死体を運び出し基地司令部の前に晒された・・・その家族もろとも・・・
後の世に語られるシルドナの惨劇である
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次にアーマネスに居るバルドーの息子バンクを捕らえるために動きだす。
これをシーメン少佐のクーデターとした南東連邦はアーマネスの軍を動かす・・・
実はこのアーマネス軍を指揮するシードラは殺されたシーマの父親であった
シードラもまた南東連邦に反旗を翻しシーメン少佐に協力した。
バンクは磔にされ1旬の間晒された何も与えられず・・・市民に石を投げつけられ血を流し2日目に死亡していた・・・
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更に組織は市民を巻き込み拡大していく
しかしこの後加わるガンドークの反政府組織がまずかった・・・
この組織は実は帝国と裏で繋がっていて
あれよあれよという間に帝国との協力体制を築いてしまった
シーメンたちに不利な条約を
気が付いた時には腹心の部下が次々と拘束され
事実上帝国の傀儡軍となり果ててしまった。
帝国制のGFオーガやGFインプが大量に提供され
義勇兵を募りシーメンやシードラのあずかり知らぬとこでどんどん話が進んでいく・・・
そして大規模な部隊がナイトメイツへ進軍を開始した。
元々軍事力が弱い南西連邦は始めの内は経験で勝っていたが
次第に押され始める
そうすると軍部で窓際に追いやられていた者たちが寝返りだす。
他の都市で行われた惨劇を知る高官たちは降伏したいのに降伏すらできない状態となっていた。
「ええ~い。仕方がない!中央連邦に援軍要請だ!」
肥え太ったつるっとした頭の豚のような男が声を上げる。
「今更救援要請を出しても来てくれるかどうか!」
同じように肥え太った男が声を上げる
「こういう時のためにセリスの基地司令に金を渡していたのではないか!」
豚のような男が声を張り上げる
「ならば援軍が来るまでどうしのぐ?」
「スピナスへいったん退く!」
「だがあそこは密かにシーメン少佐へ物資を渡していた疑いが!」
「だからこそ!それを盾に首を縦に振らせればいいのだよ。君も頭を使いたまえ。」
「ではそのように手配いたしましょう。おいっ!誰か!誰かいないか!」
すると外からヒュ~~~と音がしたと思ったら激しい閃光と爆発に包まれた・・・
司令部が陥落すると軍部は抵抗することなく白旗を上げる
もはや見る影もなくなったナイトメイツの街へ反乱軍が侵入した。
この頃になると反乱軍と言うより帝国軍と言うような様相を醸し出していた。




