04北東の狂気
フレミーから今煙が上がっている・・・
先ほどまで戦闘がおこなわれていたとは思えないほど静かであった。
開始直後相手は1機と思い込んでいた
それが2機襲ってきたのである
浮足立つ帝国軍は瞬く間に蹂躙され基地を制圧された・・・
モニターに映し出されたルードは
『ご苦労様。やるじゃないモルヒネちゃん。』
「恐縮であります大統領閣下。」
『すぐに防衛の為の部隊を送るわ。貴方たちはその部隊が到着次第ビルドへ戻ってもらうわ。』
「戻るでありますか?」
疑問符を投げかけるモルヒネ少佐にルードは
『そうよ。MCシステムを調査してほしいのよ。すぐに実用化できれば・・・』
「なるほど、人口の多い北東連邦が世界の盟主へと・・・」
『そう言う事だからお願いねモルヒネちゃん!』
最後投げキスをするルードでモニターが切られた。
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2日後ビルド基地、並びにディアーネから部隊が到着すると
アビス・改はGFミノタウロスを乗せビルド基地へと向かう
帝国軍もフレミー奪還を計画するも18機のミノタウロスを失ったため帝国軍は慎重にならざるを得なくなっていた。
ビルド基地へと戻ったアビス・改はGFミノタウロスを降ろし
データの磨り出し、解体がおこなわれていた。
そのオイルの匂いが充満した場所に大統領であるルードが作業服に身を包み存在していた。
パネルのモニターを見ながら
「なるほどね。各部に特殊な受信機を取り付け、このコントロールボックスで制御していると・・・このボックスの中は・・・なるほど・・・ゴーレムの自立システムっと。」
ルードは考えていたこのシステムを用いるには・・・
そして答えを導き出しニヤリと口端を上げる
「このシステムをGFファングタイガーに取り付けるように手配なさい。」
「ハッ!」
パネルを受け取った兵士が駆けだす。
「ククク・・・フハハハハハッ!」
ルードは笑いだす。
それを気にせず作業を続ける従業員・・・彼らには慣れた光景である
これより1旬後
北東連邦の反抗作戦が開始される
大量に投入されたGFファングタイガー改がフレミス基地へと押し寄せるその数30機・・・
帝国側もGFミノタウロスを大量に投入して迎撃に当たるが
苦戦した部隊へレイダ機やカラミティ機が単独で向かい蹂躙することで
帝国軍は次第に劣勢に追い込まれていく
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フレミス基地から救援要請を受けたビースガル基地からも
18機のミノタウロス部隊が出撃すると
ビースガル基地からフレミス基地へと向かう砂漠から森へと入る場所で
GFファングタイガー改30機に襲撃を受けた
数で勝る北東連邦軍はGFファングタイガー改の性能をいかんなく発揮して
包囲殲滅作戦を展開した。
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また援軍を出したビースガル基地にも軍勢が押し寄せていた。
ラミレス率いるビースト部隊である
「敵はもぬけの殻だ!住民には被害を出すなよ!勿論貴公らもだ!」
『『『ハッ!』』』
ラミレスの部隊が司令部を目指し
残りのアビス艦隊が住民の避難や護衛に向かう
ラミレスもまた己自身でGFへと乗り込む
GFファングレオ
最新のビーストタイプでありながら乗り手を選びラミレス以外が乗ることを許さないほど操縦は困難を極める機体である。
「GFファングレオ!ラミレス・クーパー出る!」
ライオンを思わせるその機体は肩部にあるEバルカンMk2を発射させ基地にある法大を無力化させていく
帝国艦カブソからGFオーガが迎撃のため出撃するが
「そんな、のろまな機体ではこのレオを止めることは出来ぬ!」
背部からミスリルキャノンが火を噴き
GFオーガへ被弾・・・ド~ン・・・大破する。
「2番隊はオーガどもを黙らせろ!」
『『『ハッ!』』』
3機のGFファングタイガーがカブソ2艦へと向けて向きを変える
「我隊はこのまま司令部を抑える!」
『『了解しました。隊長!』』
そしてそのまま司令部を制圧する。
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一方フレミス基地でも動きがあった。
ビースガル基地、フレミス基地の境での戦闘を終わらせたGFファングタイガー改が18機反対方向から迫って来たのだ
何とか持ちこたえていたフレミス基地の帝国軍は慌てて撤退を開始する
逃げ出す帝国軍へレイダ機が迫る
「なに逃げてるですか~この!この~!」
無造作に放たれる砲火に必死で逃げ惑う帝国軍
「アハハハ!楽しいな~楽しいよカラミティ!」
更に攻撃が加えられとうとう白旗を振りだす。
「何白旗なんて上げてるですか~許さないですよ~」
兵士たちへ向け尾である蛇からEバルカンMk2が火を噴く
誰も止める者はいない・・・なぜなら他の連邦兵士たちも撃ちこんでいるのだから・・・
「アルテミスの敵だ!」
ドドドッ!
「友の敵だ!」
ドドドッ!
「帝国人など全て死んでしまえ!」
ドドドッ!
とめどなく撃ち込まれる砲火は物言わぬ屍となった者たちにまで降りそそぐ・・・
肉塊へと変わり果てるまで・・・




