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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
09話 世界
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02動き出す者たち

 ルークは4番ハンガーへと足を踏み入れる


 そこにはドワーフ族の作業員たちが動き回っていた


「おっ坊主がこのGFアンジェロの操者か?」


 ひと際立派な髭を携えた男がルークへ歩み寄る


「ああ、俺がこれの操者、ルークだ。」


「おう、俺のことはおやっさんで良いぜ!」


「そっそうか・・・おやっさん早速だがこいつの装甲強化と通信強化・・・あとフィールドバリアシステムにシールドをつけてもらえるか?」


「ほぉ~いくつか聞いていいか?」


「ああ、構わない。」


「まず強化装甲だが理由は?」


「勿論俺が壁役を務めるから。」


「シールドも同じ理由か?」


「ああ。」


「なら通信強化は?」


「一応これでも小隊長なんでな。」


「なるほど・・・あそこをこうして・・・あれをつけて・・・困難でどうよ?」


 そう言って差し出されたモニターに強化装甲を取り付けられたGFアンジェロが映し出されていた。


「ん?だったらここに炸裂弾を積んで・・・」


「それだと機動性が落ちるな・・・ならこっちの装甲に変えブースターを取り付けたらどうだい?こんな風にさ。」


 そう言って出されたモニターを見てルークは即座に


「おっいいね。こいつで頼む。」


「分かった。2日後また来てくれ仕上げとく。」


「了解っ!」


・・・・・・・・・・・・・・・


 3番ハンガーへと足を踏み入れたサリアは引きつる


 反対を振り向き歩き出そうとするサリアの肩が掴まれた


 ゆっくりと振り返りサリアは


「なっ何かな~サーラ叔母様・・・」


 サリアによく似た短髪のエルフが


「なに逃げようとしてんだい。あんたの機体だろあれ!」


 顎で指したのはサリアのGFアンジュである


「・・・そうですわ。」


 諦めたサリアが向き直り


「兎に角!防御力重視で軌道を落とさずでお願いしますわ!」


「おっいいね。GAからシールドブースターのデータを丁度頂いたところさね。」


 モニターパネルをいじりサリアへ見せ


「こんなんでどうよ?」


 それを見てサリアは


「よろしくお願いしますわ!」


 そう言って歩き出す。


「2日後の午後!それまでに仕上げとくさね!」


 サリアは右手を振り了承する


 それを見送りサーラは


「絶対死なせはしないよサラサ・・・あんたの娘は・・・」


 そう言って空を見上げる


・・・・・・・・・・・・・・・


 2番ハンガー


 クリスは作業を行う人たちを眺めていた


 GFをいじるたびに頭にある耳がピクピクと動く


「嬢ちゃんそんなとこに居たらあぶね~ぞ?」


 白髪交じりのドワーフが声を掛けると


「お気になさらず!続けてください。」


「そう言われてもなぁ・・・もしかして嬢ちゃんの機体かい?」


 勢いよく上下に頷くクリスは


「そう、あたしの機体!あたしにも手伝わせてよ。」


「そうは言ってもなぁ~儂らに任せるわけにはいかんのか?」


「それでもいいけどあたしは爺さんたちの技術が欲しいんだ!みんなを守れる技術が!」


「何だ?メカニックも嬢ちゃんかい?」


 また勢いよく首が降られ


「分かった。だが儂らの指導はちと厳しいぞ?」


「望むところだ!」


 そう言ってクリスは老人の指導の下自身の機体の改修に当たった。


・・・・・・・・・・・・・・・


 1番ハンガー


「よろしくお願いします。」


 深々と頭を下げたレイカに人族の女性は


「任せな!完璧に仕上げてやる!良いな野郎ども!」


「「「へい!姉さん!」」」


「1日で仕上げな!」


「「「それは無理です!姉さん!」」」


「じゃあ2日に負けてやる!」


「「「了解でっさ!姉さん!」」」


 女性はレイカに振り返り


「てことだ後は任せな!あたいはネイっ!よろしくな!」


 差し出された手を握り


「レイカです。こちらこそよろしくお願いします。」


・・・・・・・・・・・・・・・


 その頃北東連邦のビルド基地では


『貴方たちの出番のようね。期待しているわよ。』


 モニターに映し出されたのは眼鏡を掛けた細身の獣人族の男、大統領のルード・トーラである。


「はぁ~い!」


 小柄な巨乳の獣人族の女性レイダが答える。


「分かったよ。ちゃんとあたしらが乗る機体出来てんだろな?」


 筋肉質なスレンダーな獣人族の女性カラミティが尋ねると


『もちのろんよ♪これで戦果出さなきゃ貴方たちの処分も考えなければいけないレベルよ。』


「フッそれを聞いて安心したぜ!まずは何処だ?」


 口端を上げルードへ聞くと


 ルードは鋭い目つきとなり


『まずはフレミー、そしてフレミスってところね。ビースガルはラミレスちゃんがど~にかするみたいだし~』


「へ~そのラミレスちゃんて強いんだ~」


 するとレイダの頭をカラミティがコンッと軽くたたき


「勉強不足だぞ。竜殺しの1人だ。」


「うぅ~痛いな~始めっからそ~言ってくれればレイダも分かるもん。」


『じゃあ頼んだわよ。』


「はっ!」


 カラミティは敬礼をして


「は~い。」


 レイダは元気よく手を上げた。


 それを見たルードは額に手を当て左右に首を振った


(大丈夫かしらこの子達・・・まぁ戦力がラミレスちゃんの部隊しかまともなのが居ないとこよね・・・)

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