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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
08話 魔物
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02舞い降りた希望

 この戦いを高高度から確認していたブルーノアは


「やばいぞ!このままでは全滅する!」


 ルークが焦りながらそう叫ぶとサリアが


「でも出せるGFが有りませんわ!」


 するとユウがスピカへ視線を送り


「スピカ!ブルーノア戦闘モードへ移行!砲撃にて友軍を援護!」


 スピカはその指示に頷き


「了解!戦闘モードへ移行します。」


・・・・・・・・・・・・・・・


 上空より砲撃が降りそそぐ・・・ドドド~ン


「何だ!どこから砲撃が!」


 操縦席で隊長が叫ぶ


『隊長!上空に中央連邦の艦が!』


 隊長機は上空を見上げ


「何!なぜこんなとこに?・・・降下阻止に向かった部隊か!」


 すると通信が入る


『こちら中央連邦第7部独立隊所属ブルーノア、援護します。早く撤退を!』


 モニターに映し出されたユウの言葉に隊長は


「援護は感謝する!だが撤退は出来ん!」


『なぜですか。』


「ガードナ基地の艦隊戦力の準備が整っていない!我々が退いては民間人の避難が間に合わん!」


『しかし・・・』


 すると別のモニターに少年シェルドが映し出され


『こちらGA、これより戦闘に介入します。』


・・・・・・・・・・・・・・・


 シェルドの声と共に高高度から飛来する魔力をブルーノアは感知した。


「うそ早い!それにこの反応はGF?大気圏を突破できる性能があるというの!」


・・・・・・・・・・・・・・・


 時を少し遡る宇宙でベガからの連絡を受けたシェルドはGFバルキリーに乗り


「さてと・・・スペック上は可能なんだ・・・Eフィールドを前面へ集中・・・いっけぇぇぇ!!」


 計器が警告音を鳴らすが、次第に正常に戻り、


「よし!」


 パネルを操作して通信を繋げる


「こちらGA、これより戦闘に介入します。」


 通信を切り


「あれがオーガか・・・システムオールグリーン・・・照準・・・1・・・3・・・6。これで!」


 高速でオーガの群れに飛来し、スキルを使い全ての武器が展開される・・・武器から閃光が走ると・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


 GFの操縦席で隊長は


「なっなんて火力だ!」


 するとGFバルキリーはオーガの群れに突っ込み、ガンブレードMk2でオーガを切り裂き上空へ上がり、再度全ての武器から閃光が走る


・・・・・・・・・・・・・・・


 ブルーノアブリッジ内


「・・・エンジェルタイプ・・・5世代目?いや4世代のバルキリー?・・・」


 クリスがブツブツと呟いていると


「高高度より大型の魔力反応・・・戦艦クラスです!」


 スターブレイカーが大気圏を突破してくる。


「上空の戦艦よりGF1・・・3機発進しました!」


 先ほどからレイカがレーダーを見ながら情報を上げていた。


・・・・・・・・・・・・・・・


 更に戦場へ近づく陸上艦があり、その艦内では


「・・・大将たちは間に合ったみたいだな・・・大将と黒いのはいいとして、ワルキューレ2機はまだまだだな・・・よし!アンジェ部隊2機ワルキューレを援護!残りは連邦の生き残りを援護、救出だ!」


 すると陸上艦からGFアンジェ3機、GFアンジェロ3機が続々と発進していった。


「全機発進したな、全砲門開け!・・・砲撃開始!」


・・・・・・・・・・・・・・・


 GFの操縦席で隊長は


「?砲撃・・・援軍か!」


 するとモニターにベガが映し出され、


『ここは俺らに任せな!お前らは生存者の救助でもしててくれ。』


「了解した。それと援護感謝する。」


『ふん、礼ならウチの大将に言ってくれ!』


「分かった。」


「聞こえていたな?戦闘はGAに任せ、我々は生存者の救出を優先する!」


『『『はい!』』』


・・・・・・・・・・・・・・・


 戦いはシェルド機とシーダ機が連携して敵ジェネラルオーガ2体と交戦し、ワルキューレ2機はGFアンジェ小隊が加わったことで連携が安定して、オーガの群れを駆逐していく・・・


 それをブルーノアの船内で見ていたユウは


「凄いですね・・・これが民間の戦力?」


 するとスピカが


「規模からしたら精鋭の2艦隊戦力になると思います。」


 ユウは振り返り


「スピカ知っているの?」


「ええ、私やこのブルーノア、GFエンジェルMk3以降のエンジェルタイプ、そのほとんどが、かの組織により開発やテストが行われています。」


 ルークが驚いた表情で


「なっ!嘘だろ?」


「エンジェルタイプはスメラギ重工じゃなかったの?」


 クリスが慌てた様に聞いてきた。


「正確には共同開発と言うことになっていますが、あそこの代表が設計を担当していたはずです。」


「と言うことは交渉次第で補給が受けられるかもしれませんわね。」


 サリアの言葉にスピカが


「その可能性はありますが・・・」


「何か問題でもあるんですか?」


 レイカがそう聞くと、


「あの組織の地上本部は天魔領にあります。」


「あちゃ~それは難しいかもしれないね。」


 クリスのその言葉に沈黙が走ると、モニターにルオン少佐が映し出され、


『諸君喜べ、GAの代表カリーナ殿と交渉の末補給が受けられることになった。』


「それは本当ですか少佐!」


『うむ、まあかなりの金額とそちらの戦闘データ、GFを含め全て提供することになったがな・・・』


 ルオン少佐は苦笑いしながらそう言ってきた。


「それは構いません。命には代えられませんから。」


 ユウのその言葉にルオン少佐は「ふ~」と安どのため息をついた。

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