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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
07話 降下作戦
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03天魔領

 ブルーノアはフレイム機とエレノア機を回収後大気圏へと突入した・・・


 大気圏を突破して景気が回復したとこで


「大気圏突破しました。飛行魔法システム展開。」


 スピカが淡々と艦の維持をしていると


「ここはどこらへんだろう?」


 ルークのその言葉に


「ちょっとお待ちになってください。」


 サリアがパネルを操作して


「・・・え~と、あっ分かりました。ここは北西連邦のガードナ地区ですわ。」


「スメラギ重工本社があるドラグーナまでは・・・14日というところか・・・」


 ユウのその言葉にスピカが


「戦闘になった場合かなり危険ですね。」


 その言葉にルークが


「ん?どういうことだ?」


「戦闘が出来るGFの問題だね。フレイム機とエレノア機は大気圏の熱でオーバーホールが必要だし、その他は地上用に整備しなきゃならない。」


 クリスのその言葉にサリアが


「ユウの機体は?」


「ユウ機はビットシステム、殲滅モード使用による負荷でスラスターに異常が検出されてる。地上戦ならそれなりに戦えるだろうが、良い的だよ。」


 皆の表情が沈みかけた時


『・・・ジ~・・・ジ~・・・』


 モニターにルオン少佐が映し出され、


『おっやっと繋がったか。』


「少佐!」


 皆が敬礼をすると


『よい、楽にしてくれ。無事でなによりだ。』


「少佐もご無事で。」


『スレイプニルはこちらと合流済みだ。』


「本当ですか少佐!・・・よかった~」


 エレノアは本当に嬉しそうに胸をなでおろした。


 それからルオン少佐に状況を確認すると


 事前に地上軍に連絡を入れていたが、北東連邦は都市3つを失ったとのことであった。


 また、北西連邦へ降下した降下ポッドは起動がずれて帝国側に落ちたことが伝えられた。


「叔父さ・・・ルオン少佐」


『何だねルーク少尉。』


「我々は現在ガードナ地区に居り、補給が必要なのですが、北西連邦に補給要請は出来ませんか?」


『うむ、補給要請は構わないが、そちらに積んでいるGFは特機やカスタム機ばかりであろう?そう言ったGFの補給が出来るとは限らんぞ?』


 するとスピカが


「天魔領のGAに補給の依頼は出来ますか?」


『ん?民間傭兵組織のGAか?』


「はい。この艦やGFエンジェルMk3、GFパワーはかの組織から提供されていたはずです。そこでなら修理や補給も出来るのではないかと思うのですが。」


『・・・だが天魔領は中立領だぞ。』


・・・・・・・・・・・・・・・


≪天魔領≫

 連邦にも帝国にも属さない中立国家。天魔王国、ドワフロト、クルスの三国を中心とした都市国家連合である。基本的に争いには介入せずに、対魔物を謳った国家である。


 救援要請が有れば連邦だろうが帝国だろうが関係なしに魔物退治に向かい活動していた。


 国内の派閥では、連邦派、帝国派が2分して拮抗しているが、代表議長にそのどちらでもない中立派のバニング・クルスが就いていた。バニング議長は魔物が現れれば自ら前線に赴き指揮を執り、戦果を上げている為に民衆からの支持が80%以上と高く、連邦派や帝国派も苦い思いをしていた。


「うむ、帝国軍は降下ポッドを大量に降下させ北東で戦果を広げているか・・・」


 モニターを見ながらバニングは呟いた。


「議長、先日の調査の件ですがカリーナ様の行方が分かりました。」


 秘書官のスーツに身を包んだお堅い感じのエルフの女性がバニングに話しかけると


「そうか・・・それで?」


「はい、カリーナ様はゲッカを離れ、独自に開発した宇宙都市アースガルドへ移っているとか・・・ご子息のシェルド様も同様に・・・」


 机に置いてあった家族写真を手に取りバニングは


「そうか・・・」


「しかし、気になる点が有ります。」


「それは何だね。」


「はい、カリーナ様が南東連邦と接触して避難民を受け入れたとか・・・」


「何?それのどこに問題があるのだ?」


「その避難民の中にフレデリック大佐が含まれていたとか・・・」


「何っ!」


 バニングは立ち上がり大きな声を上げた。


(GAの戦力を増強してどうするというのだ?)


「すぐにGAに連絡を入れろ!」


「地上のでよろしいでしょうか?」


「ああ、構わん!」


 秘書官がパネルを操作して通信を繋げるとモニターに赤髪のスーツに身を包んだ男が映し出され、


『これはこれは議長閣下お久しぶりであります。議長閣下に置かれましては・・・』


「カノープス挨拶はいい!シェルドは、シェルドは無事なのか!」


『・・・若様ですか?ご無事ですよ。数日後には地上へ降りてくる予定となっております。』


「そうか・・・では降りてきたら私のもとへ来るように言っておけ!」


『お伝えはしますが・・・そちらへ行くかは保証しかねます。』


「親が来いと言っているんだ!来させればいいだろ!」


『・・・私用でしたらご自分でご連絡を取られてはいかがですか?私どもは議長閣下の部下ではありませんので・・・』


 カノープスの後ろで警報が鳴り響き


『緊急のようなので私はこれで。』


 そう言うとモニターが切れる。


「くそっ!ネイ君!」


「はい。」


「GAに監視を付けておけ!宇宙船が降りてきたら最優先で私に伝えろ!良いな!」


「はい。分かりました。」

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