01作戦開始
ユグドラシルを見下ろす衛星軌道上に帝国艦隊が30隻集まっていた。その艦隊が30基の降下ポッドをけん引していた。
ビービーと警報が鳴り響く
「グルド艦長!連邦軍です!」
頬に傷のある屈強な魔族の男グルドが立ち上がり叫ぶ
「所属は!」
「ハッ!南東連邦の艦隊です!」
「そうか・・・他の艦隊に通達!我艦隊で敵を討つ!降下作業に移れと!」
「りょ了解しました。」
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帝国軍第12師団に所属する艦隊司令グルドの命により各艦よりGFが出撃する。
それを確認した各艦隊が降下作業に移る・・・
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「もはや待っていられる状態ではないな・・・よし!こちらもGF全機出撃だ!砲撃開始!」
「砲撃を開始してください!」
「GF全機発進です!」
忙しく指示を出す通信兵の下旗艦ペンドラゴンよりGFエンジェルMk2、GFナイトMk2が3機出撃する。
そして、2隻のマラカからも同じように発信する。
「マリーダ!」
『お呼びでしょうか?』
「貴様の部隊は艦隊の護衛だ!」
『了解しました。』
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戦闘の光を遠くに見て
「スピカ!ドラゴンノヴァ発射準備!」
モニターにスピカが映し出され
『発射できます。』
「目標降下作業中の艦隊!」
モニター越しに艦隊を捕らえる。
『目標確認、照準ロック!いつでも撃てます。』
「ドラゴンノヴァ発射後GF部隊発進!ルークそちらは任せました。」
ルークがモニターに映し出され
『ああ、任された。』
『ユウも気を付けて。』
レイカの声つ共にモニターに映し出される。
『レイカ心配ならついていってもいいですわよ?』
からかう様ににやけたサリアが映し出される。
『それはやめた方がいい、ユウの戦場が一番大変さ。』
少し怒り気味でクリスが映し出された。
『もう、クリス先輩!真面目に答えないでくださいまし。』
「それだけ冗談が言えれば大丈夫だね。スピカ!撃ってぇぇ!」
ブルーノアの先端竜の頭の部分が開きエネルギーが収束すると、一気にバチバチと言う音と共に放たれた・・・
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巨大な閃光が艦隊を直撃する
密集していたため8隻の戦艦が破壊された。
「降下ポッドは!」
「全機無事です!」
「そのまま続けろ!」
「北東連邦への降下部隊準備整いました。」
「降下開始!」
「降下開始!降下を開始してください。」
次々と降下される降下ポッドを見ながら
「よし、我々は迎撃に移れ!交代だ!」
「防衛のGF部隊は直ちに発進してください。これより本艦隊は迎撃行動に入ります。」
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閃光が確認されたルオン艦隊は
「全砲門開け!砲撃開始!」
立ち上がって指示を出すルオンの言葉に従い兵たちが動き出す。
「砲撃開始!砲撃を開始してください。」
いくつもの閃光が放たれる。
「GF部隊も出せ!先行しているブルーノアの援護を忘れるな!」
「マラカ2隻はブルーノアの援護に回ってください。」
『了解しました。』
「本隊は南東連邦の艦隊の援護へ向かう!」
「ノズチ2隻は本艦に付いて来て下さい。友軍の南東連邦艦隊の援護に回ります。」
『了解!』
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必死に抵抗を続けるドミニス艦隊は
「ルオン艦隊を確認!援軍です。」
「よし、ルオン艦隊と連携する。機関最大!発進しろ!」
「機関最大!発進してください。」
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閃光の衝撃で混乱している帝国艦隊で
「コルン!交代準備!降下作業に入る。」
『分かった。中佐もご武運を!』
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次の降下ポッドが準備される中
「ええ~いこのまま見逃せるか!」
敵艦隊に切り込む戦艦ペンドラゴン
『ドミニス大佐!危険です。』
「マリーダか、貴様の部隊はルオン艦隊へと合流しろ!」
『しかし大佐!』
砲撃の閃光がペンドラゴンを掠める。
「くっ!このままでは!!!」
そう叫ぶドミニスの目の前を再び閃光が走る・・・
モニターに映し出されたルオン艦隊がすぐそこまで駆けつけていた。
『ご無事ですかドミニス大佐。』
「ルオンか、第一陣の降下は阻止できなかった。」
『仕方が有りません。この戦力差では・・・後のことは地上部隊に任せましょう。』
ドミニスは首を振り
「そうもいかん。第二陣の準備が始まっている。」
『分かりました。聞いたな!ユウ達にも伝えろ!第二陣の降下は阻止するぞ!』
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ルオンから連絡を貰ったユウは単身敵艦隊に突っ込んでいた。
「ビットシステム起動!ビット射出!殲滅モード起動!」
ユウのGFから青白い光が発せられた。
≪殲滅モード≫
2倍の魔力を瞬間的に発し性能を著しく上がるモード。しかしながら稼働時間は3分の1となる。
縦横無尽に飛び回るビットにより次々と撃破されていく・・・
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次第に押される中ジャックオーランタンのブリッジでは
「このままでは、降下部隊は降下ポットの中でやられてしまう。」
「では艦長出撃させますか?」
艦長は首を横に振り
「いや我艦隊ごと地上に降下する!」
「しょっ正気ですか艦長!」
「正気だともこのまま、むざむざやられるわけにはいかんのだよ!退艦したい者はして構わん!」




