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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
06話 白き守護者
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03紅の虎と紫電

 ルオンの情報により慌ただしく動き出す連邦軍


 ここ宇宙ステーション宙域でも動きがあった・・・ノズチ1隻、マラカ2隻が衛星軌道宙域へと向けて発信したのが昨日である。


 この宙域のデブリ地帯に隠れるように潜む帝国艦隊の旗艦ハクジョウシ内で


「フッ、連邦もバカではないということだな。」


 ザーヴァはモニターを確認しながらそう呟く


「しかし、これで宇宙ステーションを攻略し易くなったと言う物ですね。」


 フリルが目を輝かせ興奮気味に告げると


「まだまだだな。攻略しちゃダメなんだよ。」


 アデルの言葉が分からないと言ったフリル、モンド、フィーナは小首を傾げる。


「拠点を失えば、出撃した艦隊が特攻など仕掛け思わぬ被害に遭う。」


 ザーヴァの説明にフィーナが


「なるほど・・・拠点が襲われれば戻るか任務を続行するか迷いますね。」


「迷いが生じれば討つのも容易いと・・・」


 フリルの言葉にアデルが


「それだけじゃねぇ。宇宙ステーションが狙われたということが重要なんだよ。」


「・・・ハッ!他の連邦拠点でも襲われる可能性があると思い部隊を派遣できない!そう言う事ですね少佐!」


 フリルは嬉しそうに答える。


「そう言う事だ・・・そろそろ時間だ!撃墜されるなよ?」


 ザーヴァの言葉に


「「「大丈夫です。」」」


「GF操作の腕は貴様らの方が上なんだ、こっちは精々楽をさせてもらおう。」


 アデルの言葉にモンドが


「中尉~腕を評価してもらえたのは嬉しく思いますが・・・」


「まあ、トウビョウ2隻も防衛に回されちまったんだ、それなりには頑張るさ!」


 そう言って手を振りながらブリーフィングルームを後にした。


・・・・・・・・・・・・・・・


 ビービーとけたたましい警戒音が鳴り響く中、宇宙ステーション司令ガント・ボルフ少佐は


「ちぃっ!スレイプニル、ノズチを発進させろ!」


「ハッ!直ちに!」


 更にガントが叫ぶ


「近くに白き守護者の部隊が居るはずだ!援護を要請しろ!」


「了解しました!」


・・・・・・・・・・・・・・・


「フッまだあのような艦が残っていたか。」


『少佐確認しました。あの艦はアルテミス所属スレイプニルです。』


「なるほど・・・修理して出遅れていたのか・・・まぁ良い。ザーヴァ、セラフィムでるぞ!」


 ハクジョウシのカタパルトから改修され紫色に彩られたGFセラフィムがはっしんすると、続くように新型量産機GFダムピールが3機追従する。


 更に輸送艦フォーチュンより、これまた改修され、アーマーを装備したジェネラルとファランクスMk2が2機出撃する。


 またザーヴァ隊に組み込まれていた北東連邦のマラカ2隻からGFが発進した。


・・・・・・・・・・・・・・・


「おうおう!友軍機まで嫌がるのかよ!やってらんね~な!」


『フレイム隊長!不謹慎です!』


 モニターに映し出されたエレノアがそう注意を促す。


「エレノア!お前は無理するんじゃねぇ!除去手術が成功して直ったばっかなんだからな!」


 するとブリッジから


『おっほん!痴話げんかは後にしてもらおう。第2小隊はもう出撃したぞ?』


「了解、了解っと、フレイムGFエンジェルMk3出る!」


『も~フレイム隊長!待ってください!エレノアGFナイトMk2行きま~す!』


 宇宙空間へと出撃したフレイムが見た光景は、迎撃機であるホーク小隊が次々と落とされていく光景であった。


「くそ~!これ以上やらせるかよ!」


 巨大なバスターブレードを肩に担ぎ敵GFジャンバへと切りかかる。こちらに気づき振り向くGFジャンバへバスターブレードの2連撃が炸裂する。爆炎の中から飛び出したフレイム機にGFイクティニとGFジャンバが襲い掛かる。


 そこへ、後方より駆けつけたエレノア機よりEライフルが2連射され、2機に被弾してひるんだスキにフレイム機が切り裂く・・・ドド~ン


・・・・・・・・・・・・・・・


「何っ!1小隊やられただと?」


 ザーヴァはGFナイトMk2をEクローMk2で切り裂き叫ぶ。


『ハッ!敵は赤いエンジェルタイプ!北東連邦のエース紅の虎≪レッドタイガー≫と思われます!』


「なるほど・・・紅の虎の相手は私がする。他はステーションへの攻撃に移れ!」


『『『『『『了解!』』』』』』


・・・・・・・・・・・・・・・


『隊長!フレイム隊長!1機物凄い速さでこちらへと迫る機体が有ります。』


「何っ!」


 フレイムはレーダーを確認すると本当に迫る機体があった。


 モニターに映し出された機体はエンジェルタイプの物で紫色に染められた機体であった。


『・・・紫色のGF・・・紫電≪シデン≫!』


 その言葉を聞いたフレイムは


「全機フォーメーションデルタだ!」


『はい!』


『了解!』


 陣形を組み放たれる砲火を速度を落とすことなく躱す・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


「フッ当たらなければど~と言う事もない!」


 躱しながら赤いGFへと迫りEクローMk2を展開して切りつける。赤いGFもバスターブレードを巧みに操り両者の武器の衝突でバチバチとエネルギーが弾ける


「ん?・・・不味い!」


 そう言って操縦かんを激しく操作して、赤いGFから距離を取ると、先ほどまでザーヴァ機のあった場所へ無数の閃光が襲った・・・

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