02帝国の思惑
全ての護衛GFを破壊して、輸送艦へと向かおうとした時に通信が入る。
『敵増援確認!・・・早い!通常では考えられない速度で暗礁領域を抜けてきます!』
「何!ミノタウロス部隊に対処させなさい!」
次々に発進されるミノタウロス・・・全9機が発進する。
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レーダーの反応を見ながらユウは
「ちぃっ!間に合ってくれ!」
更にペダルを踏み加速する
「!GF部隊か!邪魔をしないでくれ!」
ユウ機の白い4枚の翼が開き、羽の部分が2枚づつ・・・計8枚の羽根が分離して、こちらへと迫るミノタウロス部隊へ飛んでいく・・・
無数の閃光が走ると4機のミノタウロスを無力化する・・・
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その光景をモニター越しに見ていたアルファは直ちに叫ぶ
「撤退!撤退だ!」
すると戦艦から
『どうなされたアルファ殿?』
「今はまだアレと戦えない!」
『アレとは?増援の機体ですかい?』
「そうだ!アレは白き守護者だ!」
目が飛び出る勢いで驚く盗賊顔の艦長は
「なっ!なっ!なんだってぇぇぇ!!!やばい!撤退だ!撤退信号放てぇぇぇ!!!」
するとジャックオーランタンよりパンパパン!と閃光が上がり
『もう終わりかよ!』
『うっせ~死にたいならお前だけ残れば!』
『何だと~』
「君たち・・・行きますよ。」
『『了解・・・』』
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引き上げる帝国GFを見ながら輸送体の艦長は
「ひ・・・引くのか?・・・だが・・・」
その言葉を遮るように
「えっ!援軍です!白き守護者の部隊が来ました!」
索敵兵の叫びで
「なっなるほど・・・それで引いてくれたのか・・・ふぅ~~助かった。」
艦長は椅子に深く座り安どの息を突いた・・・
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無力化した4機のGFミノタウロスを輸送隊に操者ごと預けユウは
「何とか間に合ったみたいですね。」
『援護感謝する。ついでと言っては何だが、ムーンキングダムまで護衛を頼めるか?』
「ええ、了解しました。ボクの艦が先導します。」
『頼む。』
そう言って通信が切れたので、そのままブルーノアへと着艦した。
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その後は襲撃もなくムーンキングダムへとたどり着いた輸送艦隊とブルーノアは港へと入港するとルオンから通信が入る。
『今回の件はご苦労だった。補給の間は休んでくれ。』
「分かりました。」
ユウが了承すると、ルークが
「少佐!よろしいでしょうか?」
『何だね?ルーク少尉。』
「ハッ!帝国は何のためにあのようなことをしたとお考えか、少佐の予測で構いませんのでお聞かせ願えないでしょうか?」
するとルオンは暫く考えるように顎に手を添え
『うむ、帝国の思惑か・・・考えられるのは幾つかある。』
「それはいったい・・・」
『一つはここムーンキングダム及びエデンを落とす布石だな。』
「はい、自分もそれは考えました。」
『次にMBと呼ばれる者たちの訓練であろう。』
「MB?・・・」
ルークの疑念にユウが答える
「MB・・・マジカルブースター。人工的に超越者を作り出そうという試み・・・確かに輸送艦の艦長の話ではビット兵器が使われたとか。」
『うむ、沿う報告が来ているかわ私も可能性の一つと考えている。』
「なるほど・・・」
『可能性としてはこの2つが有力だが、そちらを警戒させ北東連邦の宇宙ステーションを狙うことも考えられる。』
「分かりました・・・」
ルークが納得の声を遮りユウが
「一番可能性が低いとこで、降下作戦の準備ってところかな?」
ルオンの目が見開く
『なっ・・・ちょっと待て・・・』
ルオンがパネルを操作して宙域図を確認すると
『やはりか!』
突然の大きな声にルークが
「何か分かったのですか?」
『うむ、これを見たまえ。』
そう言って映し出されたのはユグドラシルを含む月やエデンと言った宙域図であった。
『そしてこのあたりが帝国の拠点があるであろう宙域・・・』
怪しい宙域に赤丸が付く
『もし、帝国が仮に降下作戦を行うのなら・・・』
赤丸からユグドラシルまでの航路が戦で描かれ
『この2つ・・・そして襲われている輸送部隊の航路が・・・』
すると無ごとに途中・・・しかも今回襲撃された宙域と重なった。
「なっ!」
驚愕するルークを見ながら何度か頷きルオンは
『分かったようだな。帝国の狙いは降下作戦!先に述べた2つも布石にすぎないであろう。』
「・・・そうなりますね。」
険しい面持ちでユウが答える。
「おい、ユウ!さっさと動かないと!」
「そうしたいのはやまやまなんですが、アルテミス、ルーナに駐留する帝国軍も警戒しなければなりません。」
『そうなると艦隊規模の迎撃は難しいか・・・各連邦から精鋭部隊による奇襲・・・いや連携が・・・』
「ルオン少佐はまず各方面へ連絡を!地上での迎撃も視野に入れなければなりませんし。」
『うむ、そうだな。貴官の部隊は補給が済み次第ユグドラシルの衛星軌道宙域の偵察に当たってくれ!』
「了解しました。」
ユウ達が敬礼をするとそこで通信が切れるのであった。




