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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
06話 白き守護者
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01調査依頼と襲撃

 ルーナ戦役後、ルーク達が士官候補生のままでは不味いということになり、ルオン少佐の計らいで、小隊長のルークが少尉となり、他の3人は全員准尉となって、ユウの独立部隊に組み込まれた。


 ルーナ戦役で実践を経験したことによりシミュレーターLv4を連携モードで割の勝率となり、自信が付いて来たころ、ルオン少佐から依頼があった。


 内容は調査が基本であり、可能なら解決も含まれる内容であった。


 ルーナ戦役後、エデン・ユグドラシル間、宇宙ステーション・ムーンキングダム間の宙域で輸送部隊が壊滅するという事件が多発していた・・・その調査が今回の任務である。


 まず、ユウ達は海賊を疑い、警戒に当たり幾つかの海賊艦隊を撃墜していた・・・


「海賊が組織立って動いていると思ったんですけど・・・」


 ユウの言葉にルークが


「違ったと・・・そもそも最大規模を誇った宇宙海賊赤熊は、GAが壊滅させたんだろ?」


 それにサリアが答える


「ええ、ルーナ戦役の避難船を襲っていた赤熊を救助に来たGAが壊滅させたとルオン少佐から頂いた資料にありましたわ。」


「そうなってきますと・・・帝国となりませんか?」


 レイカの言葉にクリスが


「そうだね。レイカが言う様に帝国が次の作戦のために、エデンや月にある連邦の補給路を断ちに来ているとみていいね。」


「あれ?ゲッカや宇宙ステーションは被害に遭っていませんの?」


 そのサリアの問いにユウが答える


「宇宙ステーションはユグドラシルに近いこともあるし、そもそも隠れる場所が無い。ゲッカに至っては、宇宙ステーションのルートとは別にGA経由のルートがあるみたいだし、中立を宣言している天魔領を帝国が敵に回すとは考えにくい。」


 そのユウの言葉にルークが


「今はってつくがな。宇宙をある程度掌握したら、中立だろうと攻めるんじゃないか?」


「そうだろうね。地上の帝国進出を阻む要因の一つだしね。」


 ユウの言葉に皆が頷く


「それにしても、わたくし達だけで2カ所の調査は無理があるのではなくて?」


「サリちゃんそれはそうだけど・・・」


 すると皆に飲み物を配り終わったスピカが


「そうでもありませんよ?エデン・ユグドラシル間は南の東西連邦軍が独自に調査しています。」


「そうなんですの?」


 サリアはルークを見ると、ルークは首を縦に振り頷く


 するとそこへ救難信号を知らせる警報が鳴り響く


「スピカ!座標は何処?」


 すぐにユウはスピカに確認する


「宇宙ステーション・ムーンキングダム間にある暗礁宙域近くの輸送艦隊からです。」


「すぐに急行して!」


「分かりました。」


 す~とスピカが消えるとユウは


「皆も戦闘配備で待機して。」


「分かった。ルーク小隊!戦闘配備での待機だ!GFに搭乗!」


「分かりましたわ。」


「了解。」


「あたしもLv3クリアできたし、支援砲撃くらいはできる。」


 クリスがそう言うとユウは、


「無理せずに、ブルーノアの護衛を任せます。」


「分かった。」


 それぞれが部屋を後にした・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


 輸送艦隊を指揮する指揮官は


「全機発進だ!暫くすれば白き守護者の部隊が来る!それまで持ちこたえるだけでいい!」


「「「ハッ!」」」


「全GF部隊は発進してください!繰り返します。全GF部隊は発信してください。」


 その通信兵の指示に従い3隻の輸送艦からそれぞれGFナイトMk2を隊長機とし、GFフェアリーMk2を2機引き連れた小隊が発進した。


・・・・・・・・・・・・・・・


「あはぁん!獲物が出てきたよ!」


『うっせ~見りゃ分かんだよ!アルファツウ!』


 うっとりした顔から鋭い獣の顔となった魔族の男アルファツウは、


「アルファワン!怒鳴るんじゃないよ!」


『うっせ~お先~』


 肩に01と書かれたGFヴァンパイアロードがカタパルトを使いジャックオーランタンから発進する。


 続くように02と書かれたGFヴァンパイアロードが発進すると、その先に待っていたGFドゥームデーモンから


『君たちいい加減にしなさい。さあお仕事の時間です。』


 モニターに七三に分けた金髪の魔族の男アルファが映し出された。


「アルファワン!貴様のせいで怒られたじゃないか!」


『あぁん?知るかよ!そんな事!それより、許可が出たんだ!行くぜ!』


 そう叫ぶとGFヴァンパイアロード01機の背部のウイングが広げられ、蝙蝠型のビットが4機展開され連邦GF部隊へと襲い掛かる。


 負けじと続くようにGFヴァンパイアロード02機からも蝙蝠型のビット4機が飛んでいく・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


「何だ?」


 GFナイトMk2を駆る隊長はレーダーに移る小さな反応を見て不思議に思った直後、追従していたGFフェアリーMk2が2機に無数の閃光が襲う・・・ドド~ン


 2機の爆発を見て


「何処からの攻撃だ?・・・まさか!・・・」


 全て言い終わる前にGFナイトMk2も無数の閃光に貫かれた・・・ド~ン


・・・・・・・・・・・・・・・


「何処からの攻撃だ!」


 輸送艦の艦長は席を立ち怒鳴り散らす。


「分かりません!小さな魔力反応の後、無数の閃光が走り味方機が次々と撃墜されています。」


 索敵兵の言葉に艦長は


「何!!まさか!ビット兵器か!」

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