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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
05話 GA~ガーディアンエンジェル
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04避難民のお仕事

 カリーナから提案されたのはGAに所属して働くといった物であった。


 これはフレデリックにとっては有り難い申し出ではあるが北西連邦から脱走兵扱いになっているのではないかと不安に駆られたが、カリーナは既に避難民の受け入れや資金提供などにより交渉し、フレデリックなど軍に所属していた者たちの処遇についても解決していた。


 これによりフレデリックを艦長として1隻、戦艦が与えられ、その戦艦の運用を避難民たちの仕事としたのである。


 そして宇宙港へとやって来たフレデリックたちは、目の前にある戦艦に驚いていた。


「本当にこの艦を我々に預けてくれるのか?」


 フレデリックの問いにカペラが答える


「はい。この戦艦ペンドラゴン・改の運用をお任せいたします。」


「最新鋭艦では?」


「いえ、スターブレイカーやシルフィードと比べれば1世代前の戦艦です。」


 そう言うとカペラはパネルを操作してモニターを表示させ艦の説明を行い、


「・・・とここまでがこの艦の説明です。何か質問は?・・・ないみたいなので、次に搭載されているGFですが、最新鋭のエンジェルタイプ量産機6機となります。」


「最新鋭?GFってことは俺たちには乗れないんじゃないのか?」


 そう言葉を発したのはネコ種の獣人族の男クリウスであった。


「それについては、問題ありません。GFワルキューレはMCシステム、マジカルコントロールシステムを搭載している為、魔力を持たぬ者にも操縦可能となっています。」


 するとドワーフ族のがっしりとした男ビビットが髭を撫でながら


「それは帝国のGFに搭載されているものと同じと考えていいのか?」


「厳密には違いますが、おおむねコンセプトは同じであり、使用も同じと考えていいでしょう。」


「なるほど・・・違うシステムではあるけど魔力無しでも操縦できるといった観点からは同じと言う事ですね。」


 そう口にしたのは人族のショートヘアのすらっとした女性キャスである。


「はい。それで構いません。」


「なるほど・・・6機と言う事は、迎撃機の操縦経験が有ればなんとかなる奴もいるか・・・っと続けてくれ。」


 クリウスがそう諭すと、カペラはこのドックの使い方などを説明して


「・・・以上が貴方方の仕事となります。しばらくは早く慣れることが急務ですので、それぞれ使ってみてください。では、これにて説明は終わります。」


 そう言って頭を下げカペラは、ドックを後にした。


 残されたフレデリックたちは


「まずは、船に乗ってみよう。ここでマニュアルを見ているだけでは分からんだろう。」


 フレデリックがそう言うと


「そうだな。シミュレーターを使ったり、模擬戦もやる必要があるだろう。」


 クリウスがそう言うと、キャスが付け足すように


「それに、迎撃機でないなら操者3名選抜しないといけないでしょうね。」


「そうなると、キャスかビビットが小隊長になるのか?」


 クリウスがそう言うとフレデリックが


「いや、訓練は必要だろうが、連携など取れなければ戦力としては使えんだろう。Lv3・・・いやLv4のシミュレーターをクリヤできるようになるまでは、勿体ないが保留としよう。」


「そうだな。あ~後小隊長を任命するなら、俺じゃなくキャスに任せる。」


 ビビットにそう振られたキャスは


「えっ、私?別にビビットさんだっていいじゃないですか?」


 はぁとため息をつきながらビビットは


「戦況や状況を読む力は俺よりキャスの方が上であろう。クリウス隊長が留守の時に良く任されていただろうが!」


「そっそれは・・・」


 するとフレデリックが


「そうなった時に考えよう。まずは部隊としての練度を上げる。さっさと行くぞ。」


「「「ハッ!」」」


 右手を額のとこまで持ってきて3人が敬礼をすると


「はぁ・・・軍隊ではないのだ。確かこうだろう?」


 そう言ってフレデリックはこぶしを握り腕を胸の辺りで水平に持ってきてそこで止めた。


「「「ハッ!」」」


 そう言って3人はフレデリックと同じ敬礼をした。


・・・・・・・・・・・・・・・


 格納庫へと足を踏み入れたクリウス達操者組と整備士組は大きく驚く


「これが俺たちの機体となるのか?」


「すげ~~~」


 そう男性陣が見上げている間にキャスは


「決めた。私この子にする!」


 そう言ってパネルを操作して操縦席まで上がると、そのまま乗り込んだ。


「では、俺はこれにするか。」


 クリウスも乗り込むと


「ちょっ!まっ!・・・俺はこれにする!」


 そういってビビットは慌てて乗り込んだ。


 クリウスは、起動ボタンを押し電源をつけると幾つものパネルモニターが表示され


『起動します。』


 の文字が表示されると、次に


『操者を識別致します。』


 そう表示されると頭の先から光の板がクリウスを分析するように足の先まで降りて、


『操者認識を完了しました。』


 そう表示された後、計器に電源がともり完全に起動する。


「さて、シミュレーターはっと・・・これか?・・・これだな。Lv3機動!」


『シミュレーターLv3を起動いたします。』


 操縦席のハッチが閉まり全周囲モニターに仮想データが表示された・・・

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