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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
05話 GA~ガーディアンエンジェル
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03海賊の最後

 ド~ンと爆発の閃光を当目で確認した海賊船は


「ちっ!しくじりやがったか!」


 椅子を蹴りつける頭に


「しかし、足止めには成功している模様です。」


「見りゃあ分かる!俺のGFは直っているな!」


「へい!勿論でさ!」


「なら出撃するぞ!」


「「へいっ頭!」」


・・・・・・・・・・・・・・・


 次々と発信するGFの光を見ながらシェルドは


「01隊は、後方下へ回り込んでください。02隊は上方より攻撃を!」


『『了解しました。』』


「シリウス!」


『ハッ!何でございましょう。』


 パネルにシリウスが映し出され、


「プラズマブラスト準備!」


『できております。』


『若様、01隊配置に着きました。』


『同じく、02隊配置に着きました。』


 伝えられる報告を聞きシェルドは


「プラズマブラスト発射後、各隊艦砲射撃の後、GFにて迎撃!」


『『『了解しました。』』』


 スターブレイカーの底部ハッチが開き大型のキャノン砲が姿を現す。


『エネルギー充填80・・・90・・・100%、砲撃準備整いました。』


「撃てぇぇ!!」


 シェルドの号令によりバリバリという激しい音と共に青白い閃光が走る


・・・・・・・・・・・・・・・


 出撃した赤いGFデーモンMk2を操る頭のレーダーが警報を鳴らす。


「何だ?高エネルギー反応?・・・ハッ!回避!避けろぉぉぉ!!!」


 頭も操縦かんを激しく操作して、アクセルペダルを思いっきり踏み込むと、勢いよく上方へ飛ぶ・・・


 その真下すれすれをバリバリと大きな閃光が走る・・・ドン、ドド~ン・・・


 周囲を確認すると旗艦であったノズチ、並びに追従するように展開されていたマラカ2隻が爆散して大きな衝撃を伝える。


 また、GFも掠る程度の被害の機体であってもシステムが焼けきれダウンする。


 何とか動き出す海賊のGFや輸送艦へ砲火が襲い、その砲火の後にエンジェルタイプの小隊が後方したから1小隊、前方上方から1小隊襲う・・・


「ええ~い、迎撃だ!返り討ちにしてやれ!」


 自らも操縦かんを操作しながら叫ぶ


 その叫びに我に返った海賊のGFゴレフMk2よりEキャノン2門から閃光が走る・・・


 次々と発射される砲火を巧みに躱しながらエンジェルタイプのGFが迫る・・・


 ド~ン・・・砲火は連携が取れておらずに散発であった事も有り、挟撃された状態では格好の的となっていた・・・ド~ン


 19機からなる海賊たちは、最初の砲撃で6機が落とされ、続く艦砲射撃により3機が落とされていた・・・そしてGFによる挟撃で次々と落とされていく中、頭が操る赤いGFデーモンMk2は包囲網を抜けスターブレイカーへと迫りつつあった。


「・・・くそっ!お前らのせいで!俺らは!俺らは!」


『そんなの知りませんよ』


 頭は感を働かせて右へ回避すると、右肩が閃光により打ち抜かれる。


・・・・・・・・・・・・・・・


「へ~感は良いみたいだけど・・・遅い!そこっ!」


 シェルドは巧みに操縦かんを操りGFの肩よりEキャノンMk2、腰にマウントされたミスリルキャノンより閃光が走る・・・


『くっそぉぉぉぉ!!!!』


 閃光が赤いGFデーモンMk2を貫くと激しい閃光が走りド~ンと爆発して宇宙の地理となった。


 頭のGFが破壊されたことにより、指揮は下がり、更に容易にGFを撃ち落とせるようになると共に、慌てて逃げようとしてデブリへと突っ込み大破する者も出て、一番ひどかったのが反転しようとする輸送艦同士がぶつかり爆発したことであろう・・・


 こうして戦闘が開始されて間もない時間で海賊たちは全滅した・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


 一方先に離脱した輸送艦は、シルフィードの案内のもとアースガルドへと訪れていた。


「これほどの物が1民間組織が所有しているだと・・・」


 アースガルドを見たフレデリックは驚愕の表情で言葉が口から出ると、雪の結晶に似た形をした宇宙都市であろう建造物に圧倒されていた・・・


 侵入を指示する光に導かれ港へと入港する輸送艦内では、避難民から歓喜の声が上がった。


「助かった!」


「俺生きている・・・」


 中には泣きながら声にならない声で喜ぶ者たちが居る中、これからの生活を思い不安に駆られる者もいた・・・


「・・・」


 しかし、入港して案内された場所は、普通の民家であり、ここに住むことが許されたのだと聞かされると、助かった以上の歓喜が響き渡るのであった。


・・・・・・・・・・・・・・・


 その日は疲れていたこともあり食料を配給され、それを食べた直後、皆疲れを癒すように眠るのであった。


 翌朝フレデリックは、避難民の代表者である老人のトムと共にGA本部でカリーナと対面していた。


「カリーナ殿、救援感謝する。」


 トムが感謝を込めて頭を下げると


「気にしな~いの、こちらも理のある~ことだから。」


 トムは顔を上げ不思議そうな目でフレデリックを見たが、フレデリックもまたトムと同じような顔をしていた。

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