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戦いの果てに~ユグドラシル戦記~  作者: あおい聖
05話 GA~ガーディアンエンジェル
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01宇宙海賊

 フレデリックを乗せた輸送艦が帝国の警戒網を超えた宙域で


「ふぅ~これで帝国からは逃れたかな・・・」


 すると警報がビービーと鳴り響く


「何事だ!」


 フレデリックが叫ぶと索敵兵が


「たっ大佐!敵です!敵襲!」


「規模は?それに所属は?」


「・・・ライブラリー照合・・・ありません!」


「何?識別信号は?」


「識別信号は・・・ありました!連邦?それに帝国と様々な信号が混ざってます!」


「くっ!それは多分海賊だ!速度を上げろ!」


「りょ了解!」


 速度を上げ逃げる輸送艦の前に、伏せていた真っ赤なGFデーモンMk2がGFナイトMk2を2機供ない行く手を塞いだ。


『おうおう!無駄な抵抗はやめて、大人しく捕まりな!そうすりゃ死なずに済むぜ?まあ女は死んだほうがましかもしれね~がなギャハハハ!』


「くっ!このままでは・・・」


 苦虫を噛み潰したような表情でフレデリックが呟くと、一筋の閃光が前方のGFナイトMk2が貫き、更に続けざまにもう1機も貫くと、赤いGFデーモンMk2が回避行動をとり被弾する。


・・・・・・・・・・・・・・・


「くっ何処から!」


 赤いGFデーモンMk2の操縦席内で男がそう呟くと、直撃した2機がたて続けに爆発した。


 その期を逃さずに輸送艦が全速力で横を通過する。


「ちぃっ!逃がすかよ!」


 背面より方へとマウントされた2門のEキャノンで照準をつけると、更に閃光が沿い来る。


「なっ!くそっ!」


 右脚部へと被弾すると、輸送艦を追っていたGFフェアリーMk2の小隊が合流する。


『頭!無事ですかい!』


「これが無事な物か!2機やられた!」


 すると輸送艦と海賊たちの間に白い機体が割って入った。


・・・・・・・・・・・・・・・


 シェルドはパネルを操作して


「引けば見逃す!引かぬならば覚悟してください!」


『ガキの声?舐めやがって!野郎ども相手は1機だ!やっちまえ!』


『『『ヘイ!!!』』』


 すると上方より閃光が飛来してGFフェアリーMk2を貫くと、閃光の先には、GFワルキューレ2機がEキャノンMk2を構えていた。


『シェルド様、先行しすぎです。』


『後は我々が!』


「そう?じゃあお願い。」


『『ハッ!』』


 するとEキャノンMk2を構えていたGFとは別のGFワルキューレが飛び出し、突撃すると、EキャノンMk2を構えていたGFが更に砲撃を繰り返し、更に背部より腰にマウントされたアイアンキャノン2門が続けざまに火を噴く。


・・・・・・・・・・・・・・・


 放たれた砲火を何とか躱した2機のGFフェアリーMk2は


「ちょっ!」


「わっ!」


 するとそこへEサーベルMk2を抜いたGFワルキューレが襲い掛かり


「かっかしらぁぁぁ!!!」


・・・・・・・・・・・・・・・


 後方より航行してきた海賊船であるノズチへ着艦しようとしていた頭に


『かっかしらぁぁぁ!!!』


 ドド~ンと爆発の閃光が上がる


「なっ!くそっ!くそっ!退却だ!退却!覚えていろ!」


・・・・・・・・・・・・・・・

 輸送艦のモニター越しに戦闘を見ていたフレデリックは


「・・・凄いな・・・」


 すると通信兵が


「大佐!援護してくれたGFより通信が来ていますが、いかがいたしましょう?」


「繋げ!」


「ハッ了解しました。繋げます・・・」


 モニターに操者服に身を包んだ少年シェルドが映し出された。


「なっ少年だと?」


『っと繋がった。僕はシェルド、シェルド・クルス。GA代表カリーナの命により迎えに来ました。』


 シェルドの言葉にブリッジのクルーはシーンと静まり返った。


『もしも~し、聞こえてますか?』


 その声にフレデリックが我に返る。


「っと済まぬ。聞こえている。救助感謝する。」


『気にしないでください。任務ですので。』


「そうか、それでも助けられたのは事実だ。ありがとうシェルド君。」


 すると輸送艦へとスターブレイカーが近づく


『案内しますんで、あの艦、スターブレイカーに付いて来て下さい。』


「了解した。聞いたな?」


「ハッ!あの艦についていけばよろしいのですね。」


 操舵兵が確認を求めフレデリックへ聞き返す。


「そうだ。」


 そしてモニターに向き直り


「よろしく頼む。」


『了解。』


 そう言って通信は切れた。


「ふぅ~それにしても少年とは・・・確かシェルド・クルス・・・ん?クルス?息子か!」


(これはまた・・・しかし、悪いことにはならんか?いや・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・


 2隻の船が離れていくのをモニター越しに見送りながら


「くそっ!奴ら何もんだ!」


 髭ずらの一見ドワーフ族にも見て取れそうだが、がたいの良いその身体は獣人族の者であり、頭に生えた熊の耳を見れば獣人族ということが分かる。


「頭~分かりやした。あれはGAの精鋭部隊でさ~」


「民間組織のGAか!」


「そうでさ、開いたが悪いですぜ頭、諦めましょうぜ?」


 周囲を見ると皆頷いていた。


「るっせぇ~やられたままでいられるか!アジトへ戻ってアレを出すぞ!」


「アレってGFファングタイガーを宇宙用に改良したアレですかい?」


「そうだ!GAだか何だか知らね~が、ただじゃおかねぇ!」


 ノズチが宇宙に廃棄されたと思われるデブリ帯に近づくと、入港を補助するマーカーが浮かび上がり、デブリ帯へと消えていった。

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