01ルーナ宙域戦
ルーナ、ユグドラシル間に広がる宙域に集まりつつある帝国艦隊、アルテミスよりジュートムーン所属のトウビョウ艦隊4隻が出発し、ユグドラシルのグレンダ、ゴルゴーンより打ち上がったハクジョウシ各1隻、トウビョウ各1隻・・・計4隻が宇宙へと上がって来ていた。
その動きをいち早く察知した北西連邦所属のフレデリック大佐は旗艦ペンドラゴンへと自ら乗り込み、ルーナ艦隊4隻と共に出撃した。
のちの歴史でルーナ宙域戦の幕開けであった・・・
フレデリック率いる艦隊は、最初にアルテミスより出撃した艦隊と交戦に入った。
また、本国より中央連邦へ救援要請が入り、ムーンキングダム所属のルオン艦隊がユグドラシルより打ち上がった艦隊への迎撃を引き受けることになった。
そして、奪われたGFセラフィム捜索に当たっていたブルーノアにもルオンより依頼が入る。
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ブルーノア、ブリーフィングルーム
「・・・以上がルオン少佐からの依頼である。ボク以外は実戦経験に乏しいわけだが・・・」
ユウが他のメンバーの顔を見渡すと、ルークが
「出撃するなって言っても出撃するぜ?小隊を組んでLv4の勝率を70まで上げたんだからな。」
「そっそうですわ!Lv3で見習いを卒業・・・Lv4で勝てるなら、それは正規軍と胸を張れるLvですわ!」
「・・・はぁ、今回の任務は、打ち上がって来た艦隊の合流阻止・・・つまり足止めです。それほど危険はないでしょうし・・・」
ユウの言葉を遮るようにスピカが
「それにこの艦のドラゴンノヴァ、ならびにユウ機のEビット、これらを用いれば~殲滅も可能で~す。」
ジャジャンと効果音でもなりそうな勢いで述べると
「それは、却下。」
ユウが端的に切り捨てる。
「何でですか?ど~してですか?」
「上はまだボクの部隊の戦力を隠しておきたいようなんです。」
「ぶ~ぶ~」
不貞腐れた様に頬を膨らませて呟く仕草が可愛らしかったのか、レイカに抱き着かれ
「あうあう。」
と慌てている。
「そうなると・・・メインはユウが単機でつり出し、俺たちが待ち伏せるって形がいいのか?」
「それと、ここの位置から攻撃を仕掛け、敵艦隊をこの地点まで誘導だね。」
ユウはパネルに映し出された宇宙図を指しながら説明すると
「ユウ?誘導するのは良いとして、ここに何かあるのか?」
ルークが疑問を口にする。
「ここは、ルオン艦隊が来る宙域だよ。」
「なるほど、罠というわけですわね。」
「それに、その艦隊の操者達は宇宙空間にまだ慣れていない。」
「だから危険ではないという話につながるのですね。」
レイカがそう口にすると
「だから、全ての武器の使用が許可されなかったというのにもつながるわけですわね。」
「そう言う事。小隊長はルークに任せるとして、援護をスピカお願いできるか?」
「ええ、任せて~」
「被弾したら無理せず帰還しな!あたしが全力で直してやる。」
「お願いします。今回は無理せず命を大事にで生きましょう。」
「ああ。」
「当然ですわ。」
「分かりました。」
「りょ~かい?」
「任せな。」
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数時間後・・・
打ち上がって来た艦隊では
「くそっ!足の遅いGFオーガがやられた。」
「ちょこまかと!相手は小隊規模、多くても3、4機!戦艦1隻・・・なぜ落とせない!」
「・・・ライブラリー照合来ました!・・・へ?」
「どうした!」
「艦長!敵部隊が判明しました!白き守護者の部隊です!エースです!最強ですよ艦長!」
頭を抱えながら項垂れるが・・・直ぐに立ち上がり指示を出す。
「迂回するぞ!進路をアルテミス方面へ!アルテミス方面だ!」
「了解!進路変更アルテミス方面!進路アルテミス方面!」
「索敵兵は警戒怠るな!迎撃部隊は艦隊から離れないこと!良いな?」
「「「ハッ!」」」
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一方ルーナ艦隊とアルテミスより出撃した艦隊は、
「まず砲火を正面の艦へ集中!マラカ1番艦は上を押えろ!2番艦は下からだ!って~!!!」
集中砲火を浴びたトウビョウ2番艦は航行不能に陥る・・・
「よし!GF部隊を出せ!ノズチ1番艦は右!2番艦は左の艦を任せた!後方に位置する艦は俺が叩く!」
『『了解しました。大佐!』』
各艦1対1の形ではあるが、上下より支援があるため優位に戦局を進めていた・・・
そんな時
「ルーナ基地より入電!・・・帝国艦隊の襲撃を受けている、戻られたし!帰還命令です!」
「くそっ!噂の幽霊部隊か!さっさと終わらせる!マラカからもGFを出せ!」
『『分かりました。』』
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ルーナ基地宙域
そこに南より現れたのは、ジャックオーランタンを旗艦としたジュートムーン艦隊であった。
「ふん!帝国は紫電だけではないことを見せつけてやれ!」
「「「へい!お頭!」」」
髭面の大きな魔族の男は立ち上がり
「艦長とよばね~か!」
「「「へい!お頭!」」」
「か~っ!GFを出せ!GFミノタウロス全機発進だ!」
次々カタパルトよりGFミノタウロスが出撃していく・・・




