まさかの学年生徒会副会長!?
「まぁ、係って言っても、学年生徒会長、副会長ぐらいしかありませんけどね・・・。」
どっちだよ!
「まぁ、それは置いといて、誰か立候補はありませんか?」
シーン・・・。
ですよねー
「じゃあ、面倒なので多数決で良いですね。」
「OK!」
「オーケー」
「良いよ~」
「あっ、・・・はい」
えっ?それでいいの?
「じゃあ、俺も大丈夫です」
まぁ、俺がなることは無いし大丈夫だろ
「じゃあ、一上君が良いと思う人は挙手」
「「「「はい!」」」」
俺と飯田さん以外が手を挙げた・・・。
「何で!!」
「一上君なら、手加減なしで使えますから」
理由酷っ!
「竜ちゃんは頭がいいから。かな?」
それだったら、飯田さんが・・・。
「うーん、りゅー君の方が何となく良い。」
「右に同じだよ」
何となくって・・・。
「決まってしまいましたけど・・・。一応お二人も」
適当だな、おい!
「俺は、智也が良いと思いました。」
だって、ずっと襠田さんのサポートしてたし・・・。
「私は・・・、いずみん、かな?・・・です」
「そうですか。では、一上君で決定ですね」
あっ、そうですか。
「了解です」
「では、決定ですね。ついでに書記も決めます?いらないけど・・・。」
いらんのかよ!
「あかりんが、字綺麗だよ~」
飯田さんの隣にいる泉が、飯田さんを少し前にして言う。
「飯田さんは良いですか?」
「え、っと。は、い・・・。」
まぁ、要らないらしいからどっちでも良いだろ。
「あとは・・・。無いので決めなくて良いでしょう。」
「おい・・・。」
「何でしょうか?」
襠田さん・・・怖いです。
「いえ、何でも」
「で、次は何するの?」
桜が俺と襠田さんの話の間に入って来た。
「えーと、二年生と三年生の生徒会の方に挨拶をしないといけませんが、今日は無理なので明日に・・・」
「だったら、今日は解散?」
泉が襠田さんの方を見て聞く。
襠田さんは、それに対してうなずく
「はい、そうですね。皆さん部活は?」
襠田さんはみんなを見回して聞く
そういえば、襠田さんって、まったく部活してないのかな?
「私とあかりんの家庭部は無いよ」
飯田さんも小さくうなずく
「僕の図書部はあるけど、今もやってるかな?」
終わるの早っ!
「桜と竜ちゃんはあるよ~」
「そうですか・・・。じゃあ、良いです。」
うん?何が?
「では、今日は解散としましょう。」
俺たちは立ち上がり、襠田さんの号令で礼する
「ありがとうございました」
「「「「ありがとうございました」」」」
「あっ、ありがと・・・ござい、ました。」
飯田さんは挨拶でも片言であった。




