まさかの全員!?
「えー、まずは自己紹介をお願いします。」
俺たちはいつも通りの席に着き、飯田さんの紹介をしてもらう
「ひゃい!わわ、私の名前は飯田 灯です。えーと、あのうぅ」
人見知り凄っ!
俺もあんまり人と話すのは苦手な方だけど・・・これは、な。
「えーと、学年生徒会に入ろうと思った理由を」
「は、はい。えーと・・・、私は人見知りがしゅ、凄いので。なおしたくて」
うわー、飯田さんの顔がどんどん顔が赤くなってる。
今にも煙が出てきそうだ
「?どういう事ですか?」
「えーと、私が説明するね」
泉が飯田さんの代わりに説明してくれるらしい。
「ありがとう。いずみん」
泉はいいよ、と言い、襠田さんに向き直る
ってか、いずみんだと!!
「では、お願いします」
「はーい、あかりんは見ての通り人見知りが激しくて、色々と困っているんだ。だから、沢山の人と係わらないと駄目な学年生徒会に入りたいの。他にも、中学生の時に生徒会をしてた、けど・・・」
「まったく、何もできませんでした。」
泉が飯田さんの方を見て、飯田さんが答える。
「だから、再チャレンジ。みたいな?」
「なるほど・・・。」
襠田さんは考えるポーズをして、何かを考えている。
「皆さんはどう思います?」
襠田さんは俺たちの方を見て、聞く。
「俺はいいと思いますよ」
「桜も、飯田さんはいい人だと思うよ」
「僕も右に同じ」
「うん!あかりんはいい子!」
全員、賛成だな
「そうですね、他の方はダメでしたし。分かりました。飯田 灯さん、これから宜しくお願いします」
みんなで飯田さんに向かって拍手をする
「は、はい・・・。」
「これで、全員そろいましたね」
そうだった、これで目標人数の六人だ。
襠田豊美
森川泉
板橋桜
砂川智也
あと、俺 一上竜
最後のメンバー 飯田灯
これで、六人だ!!
「結構、時間かかりましたね。」
最初の、四人。襠田さん、俺、智也、泉はすぐに見つかったが、あとの二人には時間がかかった。
「そうですね、初めて一上君と話し、学年生徒会にお誘いしてから、約一か月半でしょうか?」
「はい、それぐらいです」
うわー、時間が進むのって早いな
「全員そろって良かった」
泉も嬉しそうな表情をしている
「だね。」
智也も、桜もだ。
「しかし、今からようやく仕事が出来るのです。まずは、係を決めましょう」
「係?」
桜が不思議そうな顔をしている。
「はい、そうですね、私は学年生徒会長と言う位置にいるので、まずは副会長を決めましょう」




