まさかの寝てる!?
「そういえば、この一位の人って誰?」
桜は襠田さんから貰った、プリントを見て言った。
「知らないの!?今の三年生生徒会長の牧田さんの弟だよ!」
「へー。」
興味ねーな!
「まぁ、早く探すぞ」
「うん」
俺は襠田さんから貰ったプリントを見てクラスを確認する。
五組・・・。
「なぁ、桜」
「うん。竜ちゃん。」
「お前と同じクラスや!」
「そうだねっ!」
何?テンション高いね。
「本当に知らなかったの?」
「うん。あーでも、何となくは授業中に言ってた気がする」
「気がする?」
「大体、桜は授業中は・・・。ごめん何でも」
うん?あれあれ?
「桜さーん?しっかりと教えてもらっても?」
「早く行くよ!」
桜は猛スピードでクラスに向かった。
俺より足が速い・・・。
「てか、人の話を聞け!」
とりあえず、授業中に寝ている事は、今日の勉強会で叱らないとな
俺が教室に着いた時には桜は教室から出て来ていた。
「どうだった?」
「駄目だった。帰ったらしい」
「そうか・・・。」
うむ、仕方がないな。
じゃあ、次は二位の所に行くか
「どうする?」
「うん?まだ終わるのは早いから、さっさと二位の所に行くぞ」
「うん」
俺たちは二位の所に行ったが、いなかった。
三位もいなかった。
今日は探すのを始めるのが遅かったので、また明日にすることにした。
「じゃあ、智也と襠田さんにメールするから。そのあとに勉強会な」
「うん。」
うっし、早く桜を叱らないとな
『俺たちはもう帰るわ。
全く居なかった。みんな帰ってた。智也の方は?』
俺は智也にメールを送り、襠田さんにもメールする
『すいません。
今日は誰も居なかったので、帰ります』
襠田さんからはすぐにメールが来た
『了解です。
さようなら』
俺も適当にさようならとメールを打って歩き出した
そのあとに智也からもメールが届き、智也たちも見つけられずに帰ったらしい。
桜と勉強を少ししていると、泉も途中から参加した。
あっ、桜を叱るの忘れていた。
・・・ま、いっか。




