まさかの自慢!?
「この中から、一人、一人に色々と話を聞いて、良い感じだった場合は学年生徒会にお誘いください」
「この、10あっ、9人全員に?」
「ちっ、地味に自慢しましたね」
「そんなつもりは・・・」
無いとは言えません!
「まぁ、そういう事です。これからは、毎日連絡しながら、人探しです」
9人だから意外と早く終わりそうと思うが、何人もいる中の一人を探すのは結構大変だ
「ねぇ、ペアはどうするの?」
「私が勝手に決めました。えーと、森川さんと砂川君ペアと一上君、桜ペアです」
泉とにはならなかったが・・・。
何故、桜と!?
普通は智也でしょ!
「私はりゅー君とがいい!」
ごめん!今日の泉とは無理です!!
「仕方がないですね」
え?え?
「泉さんが決めた一日だけ、砂川君と一上君をチェンジして良い事にしましょう」
「やったー!」
お、おう。
まぁ、泉は置いとくタイプだから今日じゃなかったら大丈夫だろ
「じゃあ、今日で!」
何だと!!
「えっ?今日ですか・・・。」
「今日はりゅー君とずっと一緒にいて、いい券!でしょ?」
「ちげーよ!!」
「それはダメー!!!」
さっきまで泉の横で震えていた泉が急に大きい声を出した。
泉も凄くビックリして、数秒止まったが、すぐに動き出した
「どうしたの?さ・く・らちゃん?」
こ、こえー!
「うぅ、竜ちゃんの独り占めはダメ!」
「私でも?」
「う、うん!」
何の事か分からんが、頑張れ桜!
「まあ、勿体ないから、また今度に使う!」
よ、良かった~。
「とりあえず、砂川君を呼びましょう」
襠田さんは携帯を取り出したが、固まった。
「どうしたの?」
「・・・」
泉に呼ばれても動かない・・・。
と、思ったら、硬い動きでこっちを見てきた
「ど、どうしました?」
「砂川君のメールアドレスと電話番号が分かりません」
・・・。
「携帯を出す前に気づけ!!」
「う・・・。恥ずかしい」
襠田さんの顔が真っ赤だ・・・。
「俺がします。」
俺は携帯を取り出して、智也にメールする
『智也ー!
襠田さんが呼んでるから、教室に来ーい!」
メールを送信して、携帯を鞄に戻そうとすると、すぐに返信が来た
『はーい。
大体、5分程度で行けるよ!』
俺は今度こそは携帯を鞄に戻し、メールの事を襠田さんに報告する
「智也は5分で戻ってくるそうです」
「分かりました。休憩も含めて、少し待ちましょう」
俺は机に顔を伏せて少し目を閉じる。
そのあと、智也は3分ぐらいで教室に戻ってきた
「お待たせー。」
「どうでしたか?」
襠田さんの問いにフルフルと首を振る。
「そうですか・・・。」
襠田さんは何かを考えていた
「じゃあ、今日はあと少ししかありませんが、ペアに別れて探していきましょう。」
「「「「はい!」」」」
俺と桜のペアは順位が上の人から、泉たちは下から探すことになった。
 




