まさかの人数不足!?
「問題って今の生徒会の人数だったら、一人足りない事?」
泉が襠田さんに聞く。
確かに今では五人だ。
俺、襠田さん、泉、智也、桜
六人にするにはあと一人必要だ。
「はい。最初の方から言っていましたが、生徒会に必要な人数は六人です。その為には、あと一人見つけないといけません。」
ふむ、確かにな・・・。
でも、誰か他にいるか?
俺たちの学年は五クラスの一クラスに三十人の計百五十人だ。
俺たち四人は二組、桜は五組だ。他にいい人がいるか?
「確かにそうだね。どうするの?」
智也が襠田さんに聞くが襠田さんは難しそうな顔をした
「分かりません。私の方の信用できる方は、もう声をかけ終わってしまいました。皆さんは誰かいませんか?」
「すまん。俺も今は誰も思いつかん」
「僕もそうだね」
「ごめん、豊美ちゃん。私も・・・。」
うーん。全員ダメか・・・。
「そうですか、仕方がありません。今日の放課後に緊急会議をしますので教室に残っていてください。桜には私から報告しておきます」
「はい。」
「分かった」
「うん」
「では、そろそろ話し合いも終わったでしょう。一上君と森川さんは自分の席に戻って下さい。」
「はい」「うん」
俺たちは自分の席に戻った。
「決まったら自分の席に戻って下さい」
襠田さんが呼びかけると皆も自分の席に戻っていく
「では、まずは男子から報告をお願いします。砂川君は記録をお願いします」
「はーい」
男子が誰が何をするかの報告をする。
俺は生徒会としてのマラソン、他にも100m走と大玉運びにも当たっていた。
生徒会だからって何もしなくて良いわけでは無いのだな・・・。
その後に女子の報告も終わり、ちょうどそのタイミングで一時間目が終わる。
休み時間になり、智也が襠田さん記録用紙を渡しこっちに来た。
「大変だったー!」
「お疲れさん。」
そう言いながら俺の方に倒れ込む。
「受け取って~」
「はいはい」
俺は智也を支えると周りから凄い視線を感じ見てみるとクラスの女子から凄い目で睨まれていた。
いかん。無視だ
「ねぇ、竜」
俺から退き俺の名前を呼ぶ
「何だ?」
「豊美さんって竜の事好きなの?」
「ぶっふっ!」
いきなり何て事を言い出すんだよ!
「だって、竜にだけ冷たいじゃん。ツンデレだっけ?」
「断じてそれは無い!まずデレが無い!」
襠田さんが俺の事が好き?
それを言ったら殺されるぞお前!
「だって、僕は豊美さんが竜の事好きにしか―――――」
「砂川君、ここって・・・。」
凄いタイミングで来たーー!
「あっ、ねえ、豊美さんって竜の事好き?」
やめろーー!
「ははは、砂川君。少し話があります。」
「え?何?」
さらばだ、智也。お前は良い友だったぞ。
「一上君。」
「はいっ!」
「気にせずに、普通にしていて下さい。」
「はい」
普通に、普通に・・・、出来るか!?
「では、放課後に教室で」
「はい・・・」
智也はそのまま襠田さんに連れ去られて帰って来ることは無かった。
まあ、ちゃんと次の授業には帰って来たが、死にそうな顔をしていた。
何があったかは俺にも分からない。




