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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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まさかの救世主!?

結果は最下位だった。

何故かと言うと、途中で転んでしまった。

痛かった、身体も心も。皆の心配した顔が逆に悔しかった。助けに来た先生に腹が立った。

「一上君!大丈夫?」

大丈夫な訳がない!痛い。いや、それ以上に恥ずかしい。情けない男のくせに・・・。

僕はそう思った。

そのまま、色んな人に見られながら僕は自分の席に戻った。

「あっ!りゅうちゃん、大丈夫?」

「うん!へーきだよ!」

作り笑顔がダサかった。幼稚園児でこんな事を考えるのは色々と理由がある。まぁ、今は関係ない。

「良かった。ころんでも泣かないね、ほんとりゅうちゃんはかっこいい男子だね」

「ありがとっ」

僕のどこが男の子だよ!どこがかっこいいんだよ!ダサいだけだ

僕はボケっとしていて知らない間にお昼の時間になっていた。

「じゃあ、みんなは家族の所に行ってお昼を食べて、一時三十分にはここに戻って来てね!」

「「「「「はーい!」」」」」

「いいお返事。じゃあ、解散!」

先生の声で皆が分かれだす。

僕も自分の家族の所に向かう

「竜!こっちだよ!」

母さんに呼ばれてそっちに向かう

「竜ー、25m走惜しかったわね」

どこがだよ、転んでただ単にダサかっただけじゃ無いか!

「どこがか教えてよ!」

僕は初めて親に怒鳴ってしまった。

「ご、ごめんなさい・・・」

「竜・・・」

空気が暗くなってしまった。僕のせいだ、全部僕の・・・

「おにいちゃん、かっこいい!」

「あき・・・?」

妹の秋が目を輝かせてこっちを見つめている

「どこが良かった?」

こんどは落ち着いて聞いてみた

「ぜんぶ!おにいちゃんがんばってた!だからかっこいい!」

秋・・・。

「秋、ありがと・・・」

僕はギュッと秋にハグをした

「えへへ、あきのおにいちゃんかっこいい」

そう言ってくれて助かった。嬉しかった。

「もうっ。早くお昼たべちゃいましょっ」

「「うん!」」

僕はいっぱい母さんが持って来てくれたお弁当を食べた。おいしかった

「りゅーくん!」

泉がこっちに走ってきた

「りゅーくん、だいじょうぶ?ケガとかは」

「だいじょうぶ、泉は心配しすぎだよ」

「だって、りゅーくんはいずみの大切なともだちだもん!」

その時思った、『僕には僕のことを大切にしている人が沢山いる。だから少しの事でくじけちゃいけない!』と

「泉ちゃんと遊んで来なさい」

「うん!」

母さんに言われて泉と二人で走り出す、

「秋も行く!」

秋も入れて三人だ。

そろそろ一時三十分だ

「じゃあ、おにいちゃん行ってくるね」

「うん!がんばってね」

「うん!」

僕は走り出した、


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