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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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まさかの質問!?

チャイムが鳴って少しすると先生が教室に入ってくる。

英語か~俺、英語が一番苦手なんだよな。

だって、日本人なのに外国の事勉強するとか、馬鹿げてるし。

外国人も義務教育で日本語を勉強してるのか?してないだろ?つまり俺らもやらなくてもよくね?

「そうだな、これを一上答えてみろ」

できる限り当てられないように、先生から視線を逸らす。が、勿論のごとく当てられる。

……何で苦手と思うと、あたるんだよ!

「はい。~~~~。です」

俺は憂鬱になりながらでもはっきりと答える。

「うん、正解。お前って頭悪そうに見えて意外と頭良いよな。何で?」

何でってなんだよ、どういう質問だよ喧嘩売ってんのか。てか、俺が頭良かったら駄目かよ。

「それは……。自分の将来のためです」

まあ、本当の理由はモテたいからだけどな。

ほら、頭がいい男ってモテるって言うじゃん?だから、勉強しました。

「ふーん、おっさんみたいな理由だな。まぁいいや授業続けるぞー」

何だよその反応、酷すぎんだろ。いやまぁ、本当の理由はもっと酷いから何も言えんけど。

モテるための必要条件が小学生や中学校では、運動神経なんだよ。なんだよそれ運動は才能だろ!生まれた時から決まってるのは泣ける。

いやしかし!高校では学力がものをいう!だから絶対に高校ではモテてやる。

そのために色々と俺は中学生の頃から努力した。

勉強に運動神経を伸ばすための筋トレ、女子力を伸ばすために家庭の事もした積極的に動けると思ってもらえるために委員会にも入った。

まあ、全部意味無かったけど……。

「おいっ一上。人の話を聞いているのかお前は頭は良いけど人の話は聞けないのか」

「え、あ……すいません……。」

俺が変な事を考えている間に何かあったのか、先生が俺に怒っている。その状況に一部の人が小さく笑っている声が聞こえる。うぅ、恥ずかしい。

「静かにしろ」

その声を先生は黙らし、そのまま授業を進める。

その後はいつもと同じように授業が進み、しっかり集中していたおかげか思ってたよりはやくチャイムが鳴った。

たしか次の授業は理科だったはずだ、理科はまあまあ好きだから嬉しい。

休み時間の間に授業の準備を済ませ、予習をする。

授業が始まり、さっきの英語とは違い自ら手を挙げ何度も発表をする。

「なあ、一上」

そうしていると急に先生に呼ばれた。

何か間違っていたかと不安になりながら首をかしげる。

「何ですか?」

「一上ってあれだな頭が悪そうに見えるけど、意外とちゃんと予習復習してるな。偉いぞ」

だーかーらー。何で俺が頭悪そうに見えるのだよ!え、そんなに俺って頭悪そうに見える?

「あ、ありがとうございます……?」

俺はどう反応したらいいか分からずとりあえずお辞儀した。

そしたらまた、小さく周りに笑われた。もうやだ……。

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