まさかの新しい人!?
俺たちは襠田さんの紹介してくれる人を待っている。
ちなみに襠田さんは呼びに行っている
「新しい人ってどんな人だろうね」
泉が楽しみにしている。
「そうだな、まぁ襠田さんが良いと思う人だから大丈夫だろ」
襠田さんはいつもふざけている様に見えて確りしている人だから安心できる
「あれあれ、ずいぶんと豊美ちゃんの事信用してるね。好きなの?」
おい、智也何を言ってる?
確かに襠田さんの事は信用してるが好きな訳ないだろ。俺が好きなのは秋だけだ!
「え?どういう事なのりゅー君」
おいおい、泉までそんな顔で見るな。
やっと散歩に行けると思ったら行ってくれなかった時の犬の顔みたいだぞ
例えで言ったけど、どんな顔だよ!
「そんあ訳ないだろ。学年生徒会長に選ばれる人だぜ、信用するに決まってるだろ、お前もそうだろ?」
「分かってるよー。竜ったら焦りすぎなんだから」
「泉よりはましだろ」
「そうだね」
泉はやっぱり散歩に行ってくれた犬の顔になった。例えがおかしい
「だって、でもよ良かったー」
「何でそんなに焦ってるんだよ」
「りゅー君が・・・」
「何だ?」
何かを言いかけたがやめた
「何でもない、言っても意味ないし」
どういう事だ?
「泉ちゃんも色々と苦労してるね」
「智也何か知ってるなら教えてくれよ」
「それは言えない。まぁ泉ちゃんをしっかり見れば分かるよ」
「そうなのか?」
俺は泉を少し見てみたが何にも分からなかった
「そんなにじっくりと見ないで、恥ずかしいから」
「おお、すまん」
うーん、さっぱり分からん
「意味が違うけどなー。さっきので分からなかった?」
「う、うん」
「まぁ、頑張って見てみたら分かる様になるよ」
「そうか・・・」
なんか、泉に悪いことした気分だ
「そんなに気にしなくていいよ?」
泉はおれを心配してくれている。おれはそいつの事をよく分かっていない。
「まぁ、この話は止めて新しい仲間の子の話をしよ?」
智也が空気が暗くなったので話題をそらした。
「女の子かな?男の子かな?」
泉はまずそこが気になるのか
「何だ?男の子だったら嬉しいか?」
「そんな事ないもん!」
「あはは、結局二人はいつも通りだね」
「まあな」
「そうだね」
結局俺たちは何があっても仲がいいからな
「何か楽しそうですね」
「あっ、豊美ちゃんおかえりー」
俺たちが喋っていると襠田さんが教室に帰って来た
「あれ?襠田さん、新しい人は?」
「何か酷い呼び方ですね」
「そうですか?」
名前が分からないから仕方が無いだろ
「まぁ、廊下で待ってもらっています」
「何でですか?」
「ドキドキして欲しいからです」
なんだそのダサい理由
「何か酷い事思っていませんか?」
「い、いえ別に」
「そうですか?」
時に襠田さんは鋭くなるから恐い
「ねぇ、豊美ちゃん、早く見たいよー」
一番楽しみにしていた泉が襠田さんを急かす。
「そうですね、では早速入って来てもらいましょう」
「わーい」
今の泉の顔はこんなんだ➡(*´▽`*)
「入って下さい」
 




