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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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まさかの簡単な特定!?

「てな訳で今豊美ちゃんが何してるか言うと。まずはもちろん勉学のことかな。もちろん彼は勉強出来るほうなんだけどやぱっり前の学校と進み方は違うようだからね。だから歩幅合わせで教えてるようだよ。一応彼の前の学校と転校時のテストの点もこのプリントに記載してるけど、まぁそこはあんまり関係ないかな」

智也はプリントに書いてあることをそのまますらすらと読み上げる。

いやてか、何で前の学校やテストの点まで把握してんだよ……。

「ちなみに、情報を募るときのに泉ちゃんに協力してもらいました。ありがとね」

ストーカーだった!

「特定しますた」

「しますた、じゃねーよ!てか、どうやったんよこえーよ」

「テストの点に関しては私もよくわからないけど、学校の特定は簡単だよ?芸能人みたいな写真からの特定じゃないから簡単簡単。会話から推測される学校をいくつか探して、あとはその学校に通ってる人から軽く聞き出せばいいだけだもん。なんなら本人との会話で聞き出してもいいしね」

「だけってもんじゃねーけどな……」

「そこに関してはコツを教えただけで実行したのは智也君だよ」

「あ、テストの点の調査方法に関しては企業秘密ね。さすがに竜にも教えられないよ」

泉はさも当然のように、そして智也は少し誇らし気に言った。

あ、うん。そりゃ簡単になるわな。人間関係を利用するのは智也にとっちゃ、俺たちが誰かに挨拶するのと同じくらい、いやそれ以上に簡単なことだし。

智也たちから逃げるように桜と飯田さんをみると二人とも苦笑いを浮かべていた。よかった、まともな人間がいてくれた。

「話に戻るけど、勉強に関してはさっきも言ったとおりに全く問題ないし優秀な方だからすぐ終わった様なんだ。でね、じゃあ今は何やっているかと言うとこの学年の生徒の紹介?説明?的なことをやってるんだって」

先ほどまで普通は知れないような事を当たり前のように説明していた智也がやけに大雑把な説明だ。

「なんだ?その説明ってのは」

「んー、なんて言ったらいいのかわかんなんだよね。ほら、僕たちのことを彼に紹介してたのは覚えてる?」

「まぁ、一応」

確か奴が転校してきてすぐだったはずだが。といっても深く会話した訳でもないし別に変なことはされなかったと思う。

「僕たちを紹介するのは別に変な事じゃないと思うし、クラスのみんなや桜ちゃん、灯ちゃんを紹介するのもこの学年の生徒会としてだから別におかしくない」

「まぁ、そうだな」

智也の説明に俺も首を縦に振る。

「でも、他にも色々と紹介しているらしいよ」

「他っていうと?ほら、友達とか紹介している分じゃ別におかしくないだろ」

「そうなんだけどね。紹介してるのが他の学年生徒会のメンバーだったり、部活の部長。あとは、竜や灯ちゃんみたいな学年学力が10位以内に入ってる人とかに紹介しているんだよ。しかも他の学年も」

「なんだそれ?」

今の智也の話を聞いていたら、豊美さんが何をしようとしているのか謎すぎて本当に分からなくなってきた。



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