まさかのお礼!?
この日はご飯を食べて終わった。
「起きてお兄ちゃん」
「うん?秋か?今日もいつもどうり可愛いな」
今日はいつもどうりに起こされた
「黙って、はぁー」
まぁこれはいつもの事だから気にしない
「そう言えば智也は?」
一緒の部屋にいるはずの智也が居ない
「先にリビングに行った」
「そうか、じゃあ俺たちも」
「待って、ちょっと良い?」
「うん?何だ?」
いつも早く下に行きたい秋が俺が下に行くのを止めただと・・・・・言ってて涙が出てきた
「何泣いてるの?」
「何でもない」
「あっ、そう」
俺は涙を拭って秋に聞く
「で、何だ?」
「あのね、皆さんの事だけどね」
襠田さんとかの事かな?
「どうした?」
「昨日最初嫌そうな顔をしてたじゃん」
あぁ確かに。
でも、直ぐに笑って楽しかった。
「それがどうした?」
今日の秋は真剣な表情をしてるから、ふざける事が出来ない。可愛いのに・・・
「あのね、あの時は悪いことしたなと思って。」
そんな気にする事か?
「一回思っている事を話してくれ」
「実はね、あの時自分の家に知らない人が居て恐かったの、泉さんはよく話したりするから良いけど、襠田さん達の事は初めてだったから恐かった。
一目で分かってたのいい人達って。でも恐かった。
でも襠田さんに呼ばれた時の顔が優しかった、素敵だった。こんな自分が恥ずかしかった。
だから笑って誤魔化した、それが悔しかった」
秋・・・・・。
「何、ネガティブになってんだよ、知ってるだろ、襠田さん達はいい人だ。
秋が何と思ってもな」
「うん、ありがとう」
「でも聞くぞ、あの笑顔は嘘か本当か、どっちだ?」
「本当に決まってるじゃない!」
「ならよし!」
あぁ、楽しかったさ。俺も秋もきっといや、絶対に泉、襠田さん、智也もな。
その楽しい時間は今日でおしまい
「みんなが待ってるから早く下に行こうぜ」
「うん」
そのままリビングに向かう
「なぁ、お泊まり会楽しかったか?」
「うん!これ以上に」
これ以上か、楽しくて何よりだ
「お兄ちゃん」
「うん?」
「ありがとね」
「おう」
悩みが解決して何よりだ
「今日みたいなお兄ちゃんなら大好きな格好いいお兄ちゃんなのに」
秋が何かをボソッと言った。
「何て?」
「何でもない」
「そうか」
なんだろう?気になる
「まぁ、今日も俺の妹は天使で良かった。」
やっと言えた!
まぁ、このあとは凄い罵倒だろうけど・・・。
「うざい、キモい。でもありがとっ」
うん?ありがとっ?
聞き間違いだな。
俺はリビングのドアを開ける
「一上君、ようやく起きましたか」
「竜、おはよー」
「りゅー君遅いよ、ご飯早く食べよー」
うん、良い香りだ
「悪かった。」
俺たちは美味しく朝ご飯を頂いた。




