まさかの僕僕詐欺!?
「ほら、りゅー君起きて。朝だよ」
「んー。あと1440分……」
「え、1440分?え、えーと一時間が60分だから1440わる60は……ってそれ一日中じゃん!馬鹿な事言ってないではやく起きて!」
俺は泉に布団を引っぺがされおこされた。
「ほら、朝ご飯作ってるからはやくリビング行って」
俺は眠い目をこすりながら、一階に降りる。
リビングに入って瞬間おいしそうなにおいがした。
この感じは母さんじゃなくて泉が朝ご飯つくったな。昨日、寝たの一緒の時間なのになんで俺より早く起きて、俺より元気なんだよ。あ、みそ汁うめー。
「りゅー君」
「なに?」
「おいしい?」
「ん」
「そっか」
「……。」
「りゅー君」
「ん?」
「眠いの?」
「眠い」
「食べたら寝るの?」
「んー?知らん」
「そっか」
「りゅー君」
「なんだよ、さっきから」
「いや、もし今日暇だったら……」
「勉強するから忙しい」
「そっか……」
てか、お前も勉強しろよな。いや……先に桜をどうにかするのが先か。
泉なら別に何ともないだろーけど、あいつは今のままでは人生が終わる。
「ねぇ、お母さん。なに、あの最近冷たい夫とそれに寂しい妻みたいな会話」
「中年夫婦って所ね。勉強が仕事だったら完璧なのに」
おい、そこは何の会話をしてる。
そして、今日も秋はかわいいです!
もし、こんな可愛い秋に彼氏ができ、将来結婚するとしたら……。
ピロロロロ……。
そんな事を考えていたら、携帯が鳴った。
「ん?知らん番号だな。間違いかな?」
「なんでもいいけど、まだご飯中なんだから、出たら駄目だよ」
「うーい」
俺は鳴っている電話を無視して、箸を進めた。
「ごっそーさん」
「ごちそうさまでした」
食事を終え、食器を泉がキッチンに運んでいるのを見ながら、勉強するかと思い、自室に向かおうとした。
ピロロロロ……。
また、さっきの番号から着信だ。
履歴を見ると、食事中に何度もかかってきていた様だ。
あれかな?間違いだと気づかずに俺にかけ続けているのかな?
そうだったら、ずっと無視することも出来ないしなぁ。出て、伝えてやるか
「はい、もしもし」
『やっと出たか!』
「あのー?すいませんが間違い電話だと思いますよ?」
予定通りに間違い電話と伝え、電話を切ろうとする。
『む。これは一上の電話じゃなかったのか?』
「あ、そうです……。あなたは?」
間違い電話ではなかったようだが、この電話番号は知らないし……。
『僕だ!僕!』
「なに?僕僕詐欺?」
『違う!襠田紗那だ!』
切ろうかなと、心底思いました。
「色々と聞きたいことがあるんですが、とりあえず何用ですか?」
『うむ、今日は暇か?』
「いえ、忙しいです」
『そうか、今君の家の前にいるので早く出てきてくれよ待っている』
そういって、電話は切れた。
はぁー!?俺忙しいって言ったよな!?しかも、最後なんて?家の前にいんの?はぁー!?




