まさかの確信!?
「あっそうだ。泉ちゃん久しぶりに泊まっていったら?」
そんな、適当に母親が言ったセリフで泉が家に泊まっていくことになった。
「それじゃあ、竜の部屋に布団置いておいたからよろしくねー」
「え、待てよ母さん。なんで、泉と一緒の部屋で寝ることになってんだよ!?」
「何を今さら……。前からそうでしょ?」
「でも、さすがに高校生になってもそれはきつい!?」
「なんなの?竜は泉ちゃんとおんなじ部屋だった襲っちゃうの?」
「それはない!」
「なら、いいじゃない。泉ちゃんも大丈夫だよね?」
「あ、はい。大丈夫」
「てことで、よろしくねー」
え、えー……。マジっすか。
俺が襲うんじゃなくて、泉に襲われそうだから怖いんだけどなぁ……。
てか、秋の部屋でいいじゃん。なんでわざわざ俺の部屋なんだよぉ。
まぁ、決まったことは仕方ないし俺と泉は大人しく部屋にいき布団にもぐった。
俺はベッドにその横に敷かれた布団に泉がいる。
電気を消し、目をつぶって寝ようとする。
しかし、泉がいまこうして近くで眠ってると思うとなんか恥ずかしいな。
「ねぇ、りゅー君」
泉が小さな声で俺の名前を呼んだ。
「なんだ?」
俺は無視して寝ようと思ったが、泉の声色がさっきの質問攻めを思い出し、返事した。
「さっきのことなんだけどね。私、たぶんりゅー君の後遺症ってのが何なのかわかってるんだ。だから、それを事実つけたくて聞いたんだけど、やっぱり怖くなっちゃって。あはは……」
「それは、俺がまだ精神科に通ってる理由か?」
「……うん、そうだよ」
あー、なるほどね。だから、あんなに真剣そうに俺に聞いたのか。
俺は、そこまで気にしてなかったんだが、泉は結構気にしてたもんな。
「なぁ、泉。その泉の後遺症だと思っているところ聞いてもいいか?」
「ううん。今は言えないよりゅー君。今はきっと言ってしまったらだめだと思うの。りゅー君が自分自身で気づかないと駄目なんだと思う……」
何だよ、勉強するときに意味を人に聞くんじゃなくて、自分で調べて覚えろみたいな意味か?
んなこと言われても、何をどうやって気付けばいいんだよ……。
「大丈夫だよりゅー君。何であろうと、私は変わらないから。変わらずに待ち続けれるから」
「待つって何を?」
「さぁ、ね。私にはわからないやー。じゃあ、おやすみりゅー君」
「ん、おやすみ」
俺は泉に何を待たせているのか?でも、待たせるって何を?
俺は、変なのか?
でも、俺は自分でどこが変なのか全くわからい。
いや……。それ自体が変なのか?
今の話で理解したことは一つだけだ。泉が何か確信を持ってること。それだけだ。
でも、その確信はどんなのか全くわからない。
まぁ、いいか。寝よう…………。
俺は考えるのが怠くなったので寝た。




