まさかのチーター!?
「てかさー、何回俺の家に集まる気なの?そろそろ、つまらないよ?」
「何回ですかー。そうですね。事あるごとにでしょうか」
「やめてくれない!?」
「嫌です。それより竜、はやく私たち準備組は帰って準備しますよ」
ちなみに準備組とは先に俺の家に行き、打ち上げの準備をする者だ。まぁ、片付けとかそこら辺。
俺、豊美さん、桜がこの組。
後の泉、飯田さん、智也は調達組。色々と買いに行くメンバーだ。
「さぁ!はやく竜ちゃんのお家にいくよー」
「来るな!頼むから俺を一人にしてくれ!もう体がヘトヘトでしんどいんだよ」
「ふむ、なるほどそれは大変ですね。では、一つ質問していいですか、竜?」
「なに?」
「もし、打ち上げがなく、普通に帰れてたら竜は帰って何をしましたか?」
「え、そんなのもちろん、まずは秋に抱きつき、まぁ最初は照れて離そうとするだろうから、それでも諦めずに兄という立場を活かして秋に甘え付き、最後にデレが出だした秋になでなでとしてもらう予定だったんだ!それが、出来なくなってしまった!」
ちくしょう!俺の予定が滅茶苦茶だぜ。どう責任取ってくれるんだよ!
「なるほど、まぁ絶対にそうはならなかったでしょうが、一つだけ」
「なに!?どうやって、責任取るか?無理だよ!秋への愛は秋にしか相殺できないんだから!あぁ!わが天使よ!お兄ちゃんに最高の愛を!」
「そんだけ、元気ならもう大丈夫でしょう。では、キモいので黙って歩いてください」
「うーん。確かに今の竜ちゃんはキモかったね。気を付けなよ竜ちゃん、いくら妹だからといって、やりすぎたら本当に嫌われるよ」
キモいって!今、こいつら俺のことキモいって言った!
あと、桜に悟られて説教されるのがこんなにつらいことだったなんて。
いいよ、黙って歩いたらいいんでしょ。黙って、歩いたふりをしてダッシュで逃げてやる!
「あ、あと竜」
「次はなに?」
「飯田さんから言われたのですが、おそらく竜は逃げることを考えるので気を付けてくださいと言われたのですが、不可能ですからね。私だけならともかく桜がいるんですよ?今日の桜を見てわかったでしょ?桜は運動に関してはチーターです。諦めて下さい」
「そーだよ、知識がチーターの灯ちゃんと手を組んだら最強なんだから!」
本当にお前らチーターすぎだよ。予測で人の心と考える事を知る飯田さんと、すべてを圧倒する運動神経を持っている桜。
なんで、お前らみたいなバケモンがこの学校にいるのかが知りたいです。
お前らあれだろ?『めだかボ〇クス』なら明らかに十三組にいるだろ?人間じゃねー。
いつか、俺も急に生徒会での日常系からバトル系に変わんのかなぁ、俺けり技とかもないのでマジ勘弁してな。




