まさかのエロ本探し!?
「今日は何をするか決まっているんですか?」
襠田さんに聞いたのは、昨日勝手に 決まったお泊まり会だから、予定は何も考えていないから、どうすれば良いかだ
「そうですね、とりあえずお昼までは自分の好きな事でもしておきましょう」
好きな事か・・・、勉強でもしておこう
「ねえ、りゅー君」
泉に呼ばれた
「どうした?」
「アイロンしていて良い?」
アイロンか確か母さんが面倒がってやってなかったから、沢山あるはずだ
「おう、良いぞ持ってくる」
「わーい、ありがとうりゅー君」
よく、家事なんかで喜べるな、俺だったら地獄だぞ
「竜、ついでに面白いゲームを持ってきて」
「はいはい」
智也のゲームとアイロンセットを持ってくる
「泉はこれ、悪いなこんな事をしてくれて」
「ううん、私が楽しんでるだけだから」
「ありがとう」
「うん!」
泉にアイロンセットを渡して智也に
「智也はゲーム、カセットはここにあるから」
「ありがとー」
俺は勉強をする事にしたので、勉強道具を取りにいった
辞書と教科書を持って降りる
リビングに入ると、アイロンをしている泉とゲームをしている智也の姿があったが・・・・・・
「襠田さんは?」
襠田さんがいなくなった
「豊美ちゃんなら、りゅー君が部屋を出て、少しして出て行ったよ」
泉の言う通りならトイレだろうけど、少しばかり嫌な予感がする。
俺は自分の部屋に戻ってみた
自分の部屋に着き、襠田さんが居ないことを願いながらドアを開けた
「あっ、ばれてしまいました」
「・・・・・・」
やっぱり襠田さんがいた
「何で分かったんですか?」
「まず何でいるんだよ!」
分かっているよ、いる理由は知ってるよ、だって言ってたから、だけど誰が本当にすると思う?
「もちろん、一上君の趣味を知るためです」
「ただのエロ本探しだろ!」
「はい、そうですが」
「開き直るな!」
本当に冗談にならないから、やめて欲しい
しかも今、一冊辞書を取っているからガードも薄い
無いけどね
「見たところ勉強の本ばっかりなので大丈夫でしょう」
良かった、ばれてはいないようだ
「それにしても辞書が沢山ありますね」
襠田さんが辞書に手をーーー
「じょきふぇふぃ」
自分でも何を言いたかったのか分からない、でも襠田さんの手を止めることが出来た
「どうしました?、一上君」
「いや、何でも無いです、とりあえず俺の部屋の物に触らないでください」
「何でですか?」
「え~と、この本は俺のコレクションだから!」
本って、勉強の本のことだからな
「わ、分かりました」
そのままリビングに戻った。
今回ばかりは終わったと思った




