まさかのお風呂とご飯!?
「じゃあ、お風呂はどうします?」
一応湯槽を洗っておいたけど、多分入らないだろう
「じゃあ、私ご飯も作らないといけないから、先に入って良い?」
泉が待田さんに聞いた。
「もちろんです」
「ありがとう」
そのまま泉は風呂場に走っていった
「智也は買ってきた物を片付けるのを手伝ってくれ」
「はーい」
俺たちは大量の食材やお菓子を片付けていく
「あっ、私も手伝います」
襠田も手伝ってくれた
三人であせあせと片付けていく
「一上さん」
片付けていると襠田さんに呼ばれた
「何ですか?」
「今日は無理言ってすいませんでした」
襠田さんはこっちを見て深く頭を下げた
「大丈夫です、どうせ一人だったから沢山周りに人が居てくれると有難いですし」
これは本当の気持ちだ。
確かに最初はいきなり過ぎて凄く嫌だったけど、まぁ楽しいから何でもいい
「そう言ってくれると有難いです」
そのまま片付けを続ける
襠田さんって本当にいい人だと思う、どんな時でも真剣だし、どんな時でもしっかりと周りを見ている
俺はそんな襠田さんを少しばかり尊敬している
「りゅー君、バスタオル忘れた!」
風呂場から泉の声が聞こえた
俺はバスタオルを持ってきて襠田さんに渡した
「風呂場はそこなので泉にこのタオルを渡して、襠田さんもお風呂に入って下さい」
「分かりました」
襠田さんが風呂場に向かう
「服も忘れてた!
今日の分の服は赤い袋に入っているから持ってきて」
「行けるか!」
これも襠田さんにお願いして持って行ってもらった
「さっぱりした」
「襠田さんがいる時ぐらい、襠田さんに頼め」
「はーい」
全体に分かって無いぞこいつ
「え?
いつもは持っていってるの?」
智也が聞いてきた
「服は着ていたやつだから無いけど、バスタオルはたまにある」
「えへへ」
笑い事では無いぞ
いつも渡すのがどれだけ大変なのか知らないくせに
「そういう時はどうやって渡すの?」
智也、よくぞ聞いてくれた
「ドアに張り付いて中を見ない様にして手渡し」
見ない様にするのがどれだけ大変なのか知らないだろ
「へー」
聞いたのはお前なのに興味ゼロだな
「ごめんね、気を付けるから」
泉がニコニコしながら言う
「言ったな、しっかり覚えておけよ」
そのあと、襠田さんが上がり、智也、俺の順番で入った。
「気持ちよかった」
俺がリビングに戻るといいにおいがした
「りゅー君もお風呂終わったね、じゃあそろそろご飯も出来るから準備して」
泉の指示でご飯の準備をする
そして、席に着くと泉が料理を持ってきた。
「ハンバーグか美味しそうだな」
メニューは、ハンバーグとオニオンスープ、サラダ、白米だ
泉が料理を全て持って来たら、ご飯を食べ始める
とても美味しかった。
時計を見るとまだ21時だ
このあとも、映画を見たり色々ある
少しの時間で思ったけど、地獄に何てならず、楽しいお泊まり会になりそうだ




