まさかの思い!?
俺は智也を殴った。
あの時、中学生の時と同じように叩いた。
智也は俺をびっくりした顔で見てから、気を失って、倒れた。
つまり、また無理をしていたって事だろう。
あの時も、いきなり倒れたっけ。
最初は俺に今までの事を話したり、気持ちを教えてくれたりしていたが、その後に倒れた。
……懐かしいな。
そして今も、同じように倒れた。
「……今日は解散。みんなは智也を保健室に運ぶのを手伝ってくれ」
「あ、あんた何を!?」
「解散。早く帰ってくれ。今日は解散。先生には言わない。智也は大丈夫だ」
「あんたには関係ないでしょ!智也くん!」
「……桜。頼む」
「え、う、うん!ちょっと痛い目にも合わせるから!」
桜は一人の前に立ち、次の瞬間、後ろを向き、柔道技の大腰をして、一人を転けさせる。
さらに、もう一人の頭を持ち、足を引っ掛け、倒す。
他にも次々と女子を倒していく。
他の女子たちは反応する事が出来ず、桜に倒されている。
「……竜ちゃん。部屋から出した方がいい?」
「いや、いい。智也を保健室に連れていくの手伝ってくれ」
「はーい。よいしょっと」
桜が智也を持ち上げたのを確認して、俺たち生徒会組は桜についていった。
俺たちはぶちギレている。
みんなキレている。
だって仲間が馬鹿にされたのだから。
俺たちはそれが嫌いだ。
みんなを仲間として、友として仲良くしたいのだ。
それを馬鹿にされたならどう思う?
俺は許せない。許したくない。
その気持ちはみんなも一緒だ。
だから、泉も豊美さんも桜も飯田さんも智也もあんなに怒ったのだ。
ただ、智也は怒ると自分を見失う。
それを止めるために、目を覚ますために叩いたのだ。それを分からず、智也になにをしてるだ?
ふざけるな!
お前らは俺たちだけじゃない。智也も馬鹿にしているんだぞ!
……それを知らないくせにお前らは何を言ってるんだ。
腹が立つ。
俺は不運だ。俺の周りの人はよく何かが起こる。
それが怖かった。小さい頃から。
だけど、それを分かって、知っても、一緒に居てくれる学年生徒会が好きだ。
だから、俺は怒るそして、間違いを起こそうとしているのを止める。それが、本当の友達だと俺は思う。
俺たちは無言で保健室まで行った。
「失礼します。少し砂川くんが体調を崩してしまったので、ベッドをお借りします」
保健室の先生は居なかった。
「ひとまず、寝かしましょうか。桜、そこのベッドに」
「はーい」
智也をベッドに寝かし、布団をかけた。
それから、みんなで智也が目覚めるのを待つことになった。
それから、数十分後に智也は目を覚ました。




