表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

260/411

まさかの三人だけの話!?

「え?……精神科?」

「知ってるだろ?俺が精神科に通ってたの」

「う、うん。でも、まだ通ってたの?」

「うん。まぁ、ちょくちょくな」

「な、何で……?」

「昔と同じ理由だよ」

「昔と……?まだ、何か後遺症があるの?」

「さぁ?でも、先生が通えって言うからな……」

「……あっ、ようやく思い出したわ。泉ちゃん、聞いた事のある名前のはずね。ねぇ、泉ちゃん。あなたなら、竜君と後遺症の事、少しぐらいは分かってるんじゃない?」

「…………っ」

何の事かは分からないが泉は思い当たる節があるのか少し苦い顔をした。

「……その顔はやっぱりね。何か聞きたい事があったら、電話してちょうだい。時間を開けてあげるから。」

そう言い、先生は名刺を取り出し、泉に渡した。泉は、それをゆっくりと受け取った。

……にしても、この二人は一体何の話をしているんだ?

でも、これだけは分かる。いや、分かる気がする。

きっと今はこの三人しか分からない話なんだろ……。

「は、はい。ありがとうございます」

「いいえ。じゃあ、先生はまだ用事があるから行くね。じゃあね、竜君と泉ちゃん。竜君は早めに来るように」

「あっ、はい。さようなら」

先生は俺たちが来た道を歩いて行った。

「あ、あのっ」

先生が少し進んだ所で泉は先生を呼び止め、先生は足を止め、軽く振り返った。

「ん?どうしたの」

「きっと、電話しますので、その時は……教えて下さい」

「……分かったわ。じゃあ、その時が来ることを楽しみにしとくわ。……じゃあね」

先生は微笑んで、今度こそは歩いて行った。

俺たちは先生が曲がり角で消えるまで見送った。

「じゃあ、りゅー君、行こっか」

「そーだな。なぁ泉。お前は先生と何の話をしてたんだ?」

「教えなーい」

「えー……。分かりそうで、全く分からないんだよ。頼む」

「……駄目。私には教えられない」

泉の声のトーンが急に小さくなり、泉は何かを睨むような鋭い目付きになった。

「大丈夫だよ、りゅー君。教えてはあげないけど、いつか、必ず分からせてあげるから。……絶対に、絶対に」

声色はいつもと同じ優しさがあったが、何故か怒りや、決心があった様な気もした。

それは、何への怒りか、何の決心か分からないが、少し嬉しく、泣きたくなった気がした。

……まぁ、気のせいかな。

それから、泉と別れて、家に帰ると、ちょうど母さんも居たから、先生に言われた事を伝えて、明後日に病院に行くことになった。

泉の事を先生に聞いてみようかな……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ