表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

250/411

まさかの逃げ作戦!?

それから、会議はさらに3日にかかり本日ようやく終った。

これでようやく授業が終わったら家に帰れると思ったら、もちろんそんな訳もなく、早速、バリケード作りをする事になった。……やだ。やだやだやだやだ!

帰りたいのです。ぼきゅは帰りたいのです!

眼鏡かけて知らない人になって帰ってやる!

そう決めて、次の日の学校に眼鏡を持っていき、STが終わると同時に眼鏡をかけて教室を出た。

「竜?どこ行くのですか?」

「ハイ?ボクハリュウナンカジャナイデスヨ?」

「は?」

「デハ、ボクハカエリマスネー。サヨーナラ」

「どうしたの?」

急いで帰ろうとしたのに泉が来てしまった。

俺だと気付かれる前に早くこの場から離れないといけない。

「いえ、竜が……」

「りゅー君?あぁ。なるほど。ちょっと待っててね」

携帯を出して、操作しだしたが気にせず早足で帰る。

「あーもしもし、秋ちゃん?」

ぴっく。

…………あ、秋?

「実は今日からね…………あ、うんうん。そうだよ。りゅー君が帰るらしいから、手伝いに……あっ良いの?ありがとー。うん、そんなに急がなくて良いよ。うん、大丈夫大丈夫。はーい」

「よしっ!頑張って、作業しよう!」

「あれ?君はりゅー君じゃないのでは?」

「眼鏡はポーイ!」

とは言いながらでも、ちゃんと眼鏡ケースに直して、技術室に向かう。

「ねっ?」

「ありがとうございます」

「うん!」

俺に着いてくる二人を見ながら技術室に向かう。

秋がやってくるー。秋が居ない家などただの家。秋がいるからこその我が家!

秋は可愛い。秋可愛い!

「竜!まずは材料を取りに行かないと駄目なんで、こっちですよ」

「あっはい」

体育会の横にある倉庫の前には飯田さんと桜が先に居た。

「……あれ、智也は?」

「砂川君は倉庫と技術室の鍵を取りに行きましたよ」

「ごめんごめん。お待たせー」

智也が鍵を開けて豊美さんがプリントを出す。

「では、これとこれとこれこれこれとー!」

「多い!多いからちょい待ち!」

「そ、そうですか……」

「プリント貸して下さい」

「はい……」

豊美さんにプリントを借りて、みんなに指示を出す。

「桜は、木材を持てる分だけ。……てか、全部よろしく。俺たちは大きい荷物を皆で持っていくぞ」

「えー!桜だけ酷いよー」

「えっ、無理なの?」

「余裕!」

「だったら、よろしく」

「うぅ、納得いかない」

気にせず、俺は皆でデカイ荷物を持っていく。

ちなみに今日は秋が来なかった。

うぅ、納得いかない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ