表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

247/411

まさかのその通り!?

「じゃあ、まずは各学年の学年競技の説明をしてもらいます。先にさせてもらうよ。手元のプリントを見てください。競技名は『馬引き』これは重い荷物を台に乗せ、早くにゴールした方の勝ちという簡単な競技です。スタートで砂袋を20、つまり10キロ運んで、半周したら、人を交替して、次の人が4つ、ニキロの袋を追加して、また半周走る。そして次の人、そして追加、これを5周くりかえしてもらう。最後の40、20キロでゴールしたら、終わり。これでいこうと思っています。一度、試してみて量の調整を考えてみますが、他に何か変えた方が良いと思う所はありますか?」

生徒会長の言葉に誰も手を上げない。

見た目は地味かもしれないが、量の調整によっては、大変になるし、他の事でも、準備は大変ではなく、やる側は大変といった様な所もあり、いいと思う。

「無いで、良いね。じゃあ、次は二年生」

生徒会長が座り、次は二年生生徒会長が立つ。

二年生も三年生と同じ様に話を進め、競技の説明を始める。

これも、難しいそうだが、競技中だけではなく、準備、時間、安全などの全ての事を考えられていた。

二年生生徒会長の話が終わったのを見ると三年生生徒会長が「次は一年生」と言った。

「はい。竜、これを配ってください」

それに豊美さんは返事をして立ち、昨日と同じようなプリントを渡し、渡す様に言った。

豊美さんからプリントを受け取り、一人一人にプリントを渡し、配り終わった事を視線でいい、それに豊美さんは頷き、今まで、決めてきた事を話し出した。

話の邪魔にならないように、静かに自分の席に戻り、豊美さんの話に耳を傾ける。

「────以上が、私たち一年生学年競技の案です。何かありますでしょうか?」

その言葉に、紗那さん、二年、三年生生徒会が手を上げた。

「先に言わしてもらうよ。まず、ゲーム内容は見ている側としては面白そうだし、準備も難しくないと思う。ただ、障害物のボールを当てる物についてだ。選手たちは騎馬を組んでいるのだろ?それをして、もし崩れたらどうするのだ?騎馬戦だから、多少の危険性は承知してある。その分は目をつぶり、危険が及ばない様に先生方にサポートしてもらう。しかし、故意的に崩しにいかせるなら、話は別だ。そんな危険な事をさせる訳にはいかないよ?」

「そ、それは……」

「うん。僕も同じだよ」

「腹立たしいが僕も同意見だ。楽しそうだが、それで怪我をしたら意味がないからな」

三人の言葉に他の人もうなずく。

まったくもってその通りのため、豊美さんも俺たちも何も言えなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ