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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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まさかのぐだぐだ!?

朝に全員が揃ったついでに今日の放課後に一年生徒会室に集まるように言われた。

どうやら、明日に控えている、全学年生徒会会議の事前会議をするようだ。

今日は始業式だけで、学校はすぐに終わり、昼前には生徒会室には全員揃った。

「では、ひとまずお昼ご飯でも食べましょうか。腹が減ってはなんちゃら……ですし」

「まあ、会議?は戦じゃないけどね」

「揚げ足を取らないで下さい。それと、今の三年生生徒会が中心の会議となるなら、戦と同じぐらい疲れますよ。姉さんが言ってました。だから、戦準備から全力でないと」

「ああ、そうだな。……苦手なんだよな。あの人たち」

あの人たちと言うか、あの人が仕切る雰囲気と言うか……。

てか、紗那さんまで疲れるとは何者だよあの人…………。

「では、食べましょうか。……皆さん?どうしました?」

お弁当を取り出す豊美さんの周りの俺たちは一切動かない。

いや、どう動いたらいいか分からない。

皆が動かないので、しかたなく俺が小さく手を上げて豊美さんに言う。

「弁当、持ってきてないです……」

「え?皆さん全員?」

「「「「うん」」」」「……はい」

皆が一斉に頷く。

「何故?」

「今日、会議するとは聞いてなかったし……」

「し、しかし、部活で持ってきてるのでは!?」

「僕は今日休み」

「私たちの部も休みだよ」

「文化部で、部活動を行っている……のは、吹奏楽部と、軽音楽部、だけで……す」

「そ、そんなっ!し、しかし桜たちは部活あるのでは?」

文化部の三人は首を振り、豊美さんの言葉を否定する。

否定された豊美さんは俺と桜の方を見てくる。そういえば、豊美さんって、形だけはテニス部だったな。

「俺は、サボるつもりだった……」

「桜は、普通に忘れてました……」

「あなた達はバカですか!」

「「すいません……」」

謝るしかなかった……。

だって、夏休みに部活に行かされてから、さらに部活が嫌いになったんだもん。

俺は悪くない。すべては体に当てるプレイヤーが悪い。ボールが悪い。痛いのが悪いのだ!

だからと言って、球技じゃないやつと言ったら、柔道やら空手やら、殴られるし、陸上みたいな、ひたすら体力使うのも嫌いだし……。

僕は桜とは違うんですよ!

「しかし、どうすれば良いのでしょうか……」

「購買か、食堂で買うしかないね」

「ああ、そう言えば、使った事はありませんが、そんな物がありましたね。では、買いに行きましょうか」

智也の提案に豊美さんは頷き、購買で買うことになった。

俺たちは全員で購買に向かい、パンを買った。(豊美さんは一人で待ってるのが嫌だからと言って、何故かついて来た)

俺たちの会議は最初からぐだぐだである…………。

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