まさかの男と一緒!?
朝起きて、時計を見るとまだ七時だった。
智也はまだ寝てるし……。
今から寝るのも何だし、でもまだ眠いし……。朝風呂入るか……。
下に降りて、風呂場に向かってドアを開ける。
身体中が筋肉痛でござる。
「りゅ、竜ちゃん!?」
「おー?桜か、はよっー」
「おはようじゃないよ!と、とりあえず出って!」
風呂に入ろうとしたのに裸の桜になぜか押される。
……裸の?桜に?
「うおおぉぉお!桜が裸だ!」
「今さら!?良いから外に出て!」
「ぎゃうっ」
桜に押し出されてしまった。
「もう!桜の身体を舐め回す様に見て」
ドアの奥から桜の声が聞こえてくる。
いや、舐め回す様には見てないけどな。
普通には……うん、見ちゃった。
胸は智也と変わんない。
俺とも変わんない。
「……男と一緒」
「何て?」
「いえいえ!何でもないよ!」
「豊美に報告だね」
「許して!」
「森川さんにも……」
「殺されちゃうよ!」
ストーカーって怒らせると怖いんだよ!
「はー。誰にも言わないけど、お泊まりする時は風呂の中をノックで確認してね」
着替え終わった桜が出てくる。
目が覚めた……。
「てか、何で風呂入ってんだよ」
「さっきまでジョギングしてたの」
「お疲れだな」
「いつものルートじゃないから少し多めに走っちゃってね」
「ふーん」
「あっ、早く朝ごはん作らないと皆が起きちゃうねー」
えっ、本当に作るの?
脳筋バカが作りそうな料理。
①隠し味がプロテイン
②ひたすら肉料理
③逆に野菜ばっかり
いや、桜ならまず料理をする事自体が無理そうだけどな。
「桜、微力ながら手伝おうか?」
俺ら一上兄妹は自分一人で料理する事はないが、たまに母さんの料理の手伝いくらいはする。
「ううん。大丈夫だよ。部屋で楽しみにしといてね。完成したら呼ぶから」
「お、おう」
出来れば一生完成しないことを願います。
俺は部屋に戻り、暇だったので、昨日の写真の整理をする。
昨日の写真は秋の写真が164枚、他の人の写真が25枚で計189枚である。
おぉ!この秋、可愛い。お!次の写真の秋も可愛いな!その次も、その次も。次も次も次も次次次──
あーもぅ、全部可愛い!
しばらく、パソコンで画像を漁っていたら、智也が起きた。
「おはよっ、竜」
「おはよー。桜が朝ごはん出来るまで部屋に居てって」
「うん、分かった。竜は何してるの?」
「秘密。宿題しようぜ」
パソコンをしまい、ワークを出しながら言う。
「良いよ」
二人で宿題をしていると誰かにノックされた。
「はい?」
「桜です!朝ごはん出来たからリビングに来て」
「…………おう」
「うん。分かった」
さて、一体どんな毒物何だろうか……。




