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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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188/411

まさかのチーム!?

「じゃあ、まずはチーム決めをしましょうか」

三対三の勝負だから……。

「グッパ?」

「それは非効率ですから……。運動が苦手な二人と桜が一番良いと思います」

まぁ、確かにそれが一番良いだろう。

「じゃあ、俺は桜とだな」

「何を言ってるんですか!泳げない私と飯田さんが桜とだと思います!」

「いや!一番の運動オンチは俺です!よって俺は桜と同じチームです!」

スポーツで桜を敵には回したくない。

「桜の為に争わないで!」

別に桜の為に争っている訳では無いのだが……。

「もう良い。桜が決めてくれ」

「うーん。水中でやるわけだし、やっぱり泳げない二人かな?」

桜がそう言うと、豊美さんがドヤ顔をしてきた。

「まぁ、せっかくですし、自分の特技を存分に発揮しながら楽しみましょう!」

スポーツでどんなに特技を発揮しても勝つのは桜だと思うけどな……。

「秋、泉。絶対に勝つぞー!」

「はーい!」

「はいはい。楽しくやろうね」

相手側の違って呑気な二人である。

「二人とも勝つよー!」

「当たり前でしょっ」

「は、はい……」

そして勝負が始まった。

サーブは俺たち側からだ

「とうっ!」

うまい具合にボールを打つ

「勢いが足りないよ、竜ちゃん!」

「ぐへっ!」

あっさりと桜に返されてしまい、さらに返されたボールを返そうとするが、勢いに負けた……。

強すぎでしょ…………。

ちなみに智也はまだ水中サイン会。

「次は私のサーブです!」

豊美さんが打ったボールがひょろひょろと来る。

そのボールを秋が受け、上に上がったボールを桜に出来るだけ遠い所に打った。

「い、今のボールの回転と、一上くん……の行動を、予測する。来た、ボールを……わたしが出せる全力で、この角度……から、打てば……決まる」

飯田さんの宣言通りに三人とも取りに行けない所にボールが落ちた。

…………。

ボク、ツッコマナイ。

「次は桜のサーブだね!」

「桜。森川さんの方に打ち、返されたボールで決めて。それと、返したボールは竜に当てて。唯一の男子を倒したら、一気に有利になるから」

「はーい!」

「そ、その角度で、いずみんの……方向に、行くと思い……ます」

「うんっ」

桜が打ったボールは泉に向かい、持ち上げたボールは相手コートに高く上がりながら入っていった。

そのまま桜が前に出て、来たボールを俺に向かって打った。

「ひゃうっ」

見事俺にクリーンヒット。

………………。

飯田さんがボールの軌道を計算で出し、豊美さんが作戦を考え、桜に指示する。それに従って桜は動く。

最強過ぎ!

「明らかにチームのレベルが違う!チームチェンジ!」

俺は大声で言った。

……智也はまた長くなった列の相手をしている。


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