まさかの変な夫婦!?
「ゴールデンウィークだー!」
凄いテンションだ・・・
「うん。で?」
「俺が早く帰ってきた訳だが」
「そんな事かよ!
少しだけ真面目に焦ったわ!」
心配した自分が馬鹿らしい
「そんな事とはなんだ。母の日もあるんだぞ!」
確かに母の日はある。
「だから?」
先に言ってこう。
俺の父さんは、母さんの事が大好きすぎる
まあ、母さんの方も父さんの事が大好きだけどな
だがしかし、そんなの俺には関係ない。
俺には妹の日が有れば、それで十分だ。
無いけどな・・・。
「ま、まさか、竜はママに何にもプレゼントはしないのか」
いい年して、母さんの事をママって呼ぶな!
「毎年そうだろ」
父さんの顔がどんどん青くなる。
はぁ~。
この茶番で何回振り回された事か・・・
「振り回すも何も当たり前だろ」
「俺の心が読めるの!」
今の言葉って口に出していないよな?
「自分の息子の事ぐらい、分かるに決まっているだろ」
うん。
決まってはいない
その前に、恐いから止めてほしい
「止めるも何も、分かってしまうからしかた無いだろ」
「だから、恐いって!」
そのまま、父さんと何分も言い合いをしたが、母さんたちが帰って来たことにより、中断された。
「ハニーお帰り」
「ただいま、ダーリン」
二人は玄関でイチャ付き出した
いい年の夫婦がハニー、ダーリンってキモいわ!
それより、そんな姿を子供の前でするな!
秋は無言で上に行くし・・・。
俺も上に逃げるか。
うん、逃げる。
逃げるだけだからな。
俺も無言で上に行って秋の部屋の前で止まった。
「秋~。俺たちもイチャイチャしよ~」
俺は扉を思いっきり開けて中に入った
「死ね!」
その瞬間、腹に凄い衝撃が来た
どうやら、秋が俺の腹を思いっきり蹴ったらしい
「・・・っ」
がっちゃん。
俺は言葉にならない悲鳴を出さされたあげく、部屋の外に出された。
しかも、鍵まで閉められた
実は、父さんと母さんが少し羨ましいのは、内緒だ。
「いてて、秋の力も強くなったな」
俺は自分の腹を押さえながら自分の部屋に戻る。
そう言えば、残りの学年生徒会のメンバーはどうしようか・・・。
やっぱり、仲が良い奴とが良いな。
それだったら、やっぱり智也か?
うん。そうしよう
明日誘ってみるか、入ってくれると良いが・・・
まぁ、智也だから入ってくれそうだがな
他には誰かいないかな?
はぁ~。
秋がいてくれたら、絶対に誘っていたんだがな
まぁ、今日はまだまだあるから、ゆっくり考えても大丈夫だろう
そろそろ、ご飯の時間だし下におりるか
俺は、リビングの中に入った
「もう、ダーリンったら」
「もう、ハニーったら」
今日のご飯は遅くなりそうだな。
もう寝ようかな?
そんな事を思いながら自分の部屋に戻る
それから、ご飯が出来るまで二時間以上かかった
明日も学校なのにー
この、馬鹿夫婦が!




